離乳食でレーズンはいつから?栄養価やおすすめレシピ3選
「離乳食でレーズンを使ってみたい、でもいつから?」
レーズンはぶどうを干したもので硬くて糖分が多いため、何か月から与えてよいのか迷いますよね。
糖分が多いレーズンは、離乳食中期からの活用がおススメです。
食べさせるときの注意点もあるため、事前に確認しましょう。
レーズンを使った離乳食レシピも4種類紹介します。
Contents
離乳食でレーズンはいつから?
離乳食でレーズンを使うとよいのは、離乳食中期~離乳食後期くらいです。
5~6ヶ月だと少し早く、7ヶ月以降に与えるようにしましょう。
離乳食中期~離乳食後期がめやす
レーズンはぶどうを干して作られたもので、果糖が凝縮して甘みが強いです。
赤ちゃんに早いうちから甘みの強いものを与えると、強い甘みを好むようになるため注意しましょう。
離乳食初期は食材そのものの味に慣らしたいため、レーズンを与えないほうがいいでしょう。
レーズンを与えるなら、早くて離乳食中期、食材の自然な甘さを優先させたいなら離乳食後期からがおススメです。
赤ちゃんに早くからレーズンを与える意味はないため、必要でなければ少し待ちましょう。
レーズンパンは1歳くらいから
食パンは離乳食初期からペースト状にして食べさせることができます。
しかし、レーズンパンは塊のレーズンが入っているため、1歳を過ぎてから与えると安心です。
ロールパンや食パンの与え方は、下記の記事でも紹介していますので、合わせてごらんになってみてください。
赤ちゃんにレーズンを与えるときの注意点
レーズンは通常の食品とは性質が違うため、離乳食に使うときは注意点があります。
糖分やのどに詰まる影響や、アレルギーリスクを確認してください。
糖分が多いため与える量に気を付ける
カルフォルニアレーズン協会のデータによると、レーズに70%の糖分が含まれているそうです。
果糖やブドウ糖は砂糖よりエネルギー吸収率がよいため、スポーツ時のカロリー摂取としても役立てられています。
しかし、赤ちゃんにとっては大量の糖分摂取は避けたいため、与える量に注意してください。
レーズンは砂糖と同じ扱いで、離乳食に少量だけ加えましょう。
のどに詰まらないよう細かくカットして使う
レーズンはぶどうを干したもので、赤ちゃんには硬すぎます。
そのまま与えてしまうと、赤ちゃんののどに詰まらせるリスクがあります。
離乳食にレーズンを加えるときは、細かく刻んで与えるようにしましょう。
アルコールやオイルを使っているものに注意
市販されているレーズンには、お酒を使っている「ラムレーズン」があります。
アルコールが含まれているため、赤ちゃん用の離乳食としては適していません。
商品によってはオイルでコーティングされたレーズンもあるため、パッケージの裏をよく見て原材料を確認しましょう。
レーズンアレルギーのリスク
レーズンは、アレルゲン特定原材料27品目には含まれていません。
そのため、レーズンはアレルギーがおこりにくい食品です。
しかし、果物にアレルギーを持つ子どももいるため、最初は様子を見てください。
果物の木の中には花粉症と関連がある木も多いようです。
ぶどうは果物の中ではアレルギーを起こしやすいため、注意しましょう。
赤ちゃんに初めてレーズンを与えるときは、少量から食べさせて、発疹やくしゃみがないか確認しておいてください。
レーズンの与え方
離乳食としてレーズンを赤ちゃんに与える場合は、硬さに注意が必要です。
月齢別に赤ちゃんが食べられる硬さに調節しましょう。
お湯で戻して柔らかくする
離乳食中期の7ヶ月~8ヶ月にレーズンを与える場合は、舌で潰せる硬さに調節します。
レーズンをそのまま使うと硬すぎるため、お湯で柔らかくしましょう。
離乳食後期の9ヶ月~11ヶ月でも、バナナくらいの硬さに調節する必要があります。
おすすめレーズンを使った離乳食レシピ
レーズンを使った離乳食レシピを3種類紹介します。
離乳食中期はペースト状、離乳食後期になったら固形の離乳食がおススメです。
1・かぼちゃとレーズンのサラダ
【材料】
かぼちゃ・・・1/4個
クリームチーズ・・・2個
レーズン・・・適量
粉ミルク・・・少量
【作り方】
かぼちゃは茹ででマッシュにしておきます。
小さくちぎったクリームチーズと、お湯でふやかして小さくしたレーズンを入れましょう。
水で溶いた粉ミルクで水分を調節してください。
手づかみで食べられるようになったら、ボール状に丸めて仕上げます。
2・ポテトのレーズン和え
【材料】
マッシュのさつまいも・・・20g
マッシュのじゃがいも・・・20g
レーズン・・・小さじ1
水・・・大さじ1
【作り方】
さつまいも、じゃがいもは茹でてマッシュにしておきます。
レーズンはお湯でふやかして柔らかくしてから、小さく切りましょう。
マッシュが温かいうちにレーズンを混ぜてください。
赤ちゃんが食べやすいように、水で硬さを調節しましょう。
3・りんごとレーズン煮
【材料】
りんご・・・1個
さつまいも・・・1本
レーズン・・・大さじ1
バター・・・少量
水・・・50~60ml
【作り方】
さつまいもの皮をむいて食べやすい大きさにカットして、水にさらします。
リンゴやレーズンも小さめに刻んでください。
鍋にさつまいも、リンゴ、レーズン、バターを入れて煮込みます。
食材が柔らかくなったらできあがりです。
レーズンの栄養
レーズンはミネラル、ビタミン、ポリフェノール、食物繊維が含まれる食べ物です。
赤ちゃんに必要な栄養素も含まれています。
レーズンはミネラルが多いドライフルーツです
レーズンには体の調子を整えるミネラルがたくさん含まれています。
カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガンなどです。
ビタミンも豊富に含まれているため、赤ちゃんの栄養補給になります。
ポリフェノールが多く含まれている
ぶどうの色素成分であるアントシアニンは、ポリフェノールの一種です。
赤ちゃんに抗酸化物質は不要と思われるかもしれませんが、現代社会は大気汚染の影響もあるため、ポリフェノールの摂取を心がけてみましょう。
食物繊維を摂取しやすい
レーズンは水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維の両方が含まれます。
離乳食で野菜が苦手な赤ちゃんでも、甘みがあるレーズンなら喜んで食べてくれるでしょう。
赤ちゃんのお腹の調子が気になったら、レーズンを離乳食に加えてみてください。
プルーンなど他のドライフルーツは?
ドライフルーツのプルーンもレーズンと同じ扱い
ドライフルーツ全般も、レーズンと同じ扱いで大丈夫です。
プルーンは食物繊維が豊富なため、お腹の調子を整える対策としてもよく使われています。
乾燥させたプルーンは果糖が多くなるため、赤ちゃんに食べさせ過ぎないようにしてください。
まとめ
レーズンは糖分が多く含まれているため、離乳食中期からがおススメです。
最初はペースト状や細かく刻んで、のどに詰まらせないようにしましょう。
レーズンをまとめてペースト状にしておけば、ヨーグルトに混ぜて使うこともできます。