新生児の吐き戻しが多いときの対処方法7選
「授乳したと思ったら毎回吐き戻し・・・」
「吐き戻しの量が多いけど大丈夫?」
新生児のころは胃の構造から吐き戻ししやすいとわかっていても、毎回多い量の吐き戻しがあると、ママも不安になってしまいますよね。
それに、毎回吐き戻しが多いと、洗濯も大変です。
今回は、新生児の吐き戻しが多い時の対処方法を7つ紹介します。1つずつ試してみて、赤ちゃんの吐き戻しの量を少なくしてみましょう。
赤ちゃんの吐き戻しの量が少ないと
- 洗濯物が増えすぎない
- 誤嚥の心配がない
毎日大変な育児を少しでも楽にして、ママの心配事を減らすことができますよ。
Contents
新生児の吐き戻しが多いときの対処方法7選
新生児の吐き戻しが多いときは、7つの対処方法が役立ちます。全部対策してもよし、赤ちゃんに合う方法を1つずつ対策してもよしです。
1・縦抱っこを長くする
新生児で吐き戻しが多い場合は、縦抱っこの時間を長くするのがおすすめです。赤ちゃんの真っすぐの胃は吐き戻ししやすい構造なので、母乳やミルクが消化できるまでママがサポートしてあげましょう。
しかし、ママも家事などやることはたくさんあるので、ずっと赤ちゃんを縦抱っこしているわけにはいきませんよね。首が座っている赤ちゃんなら、赤ちゃんの背中に背もたれを付けて、縦抱っこと同じ姿勢にする方法もあります。
2・吐き戻しをしてもいいように首にガーゼを当てる
新生児の赤ちゃんの吐き戻しが多い場合は、衣類や寝具の汚れ対策も必要です。通常のスタイだけで吐き戻しを全て吸収することは難しいので、首にガーゼを当てておくことをおすすめします。
ガーゼは汚れても洗いやすく、赤ちゃんの肌に優しいのが魅力です。赤ちゃんがいる家庭は、ガーゼを何枚か買っておくと重宝しますよ。
吐き戻しで寝具が汚れてしまう場合は、赤ちゃんの首回りにタオルを敷くといいです。布団カバーやシーツを洗うのは大変ですが、タオルなら取り替えやすいのがいいですよね。
3・母乳やミルクの量を減らしてみる
新生児の赤ちゃんの吐き戻しが多い原因のひとつに、「母乳やミルクを飲み過ぎている」ことが挙げられます。生まれたての赤ちゃんは、まだ満腹中枢が万全ではないので、お腹いっぱいになった感覚がわからず飲み過ぎてしまうのです。
胃いっぱいに母乳やミルクで満たされてしまうと、真っすぐの構造の胃からあふれてしまいます。毎回限界まで飲んでしまう場合は、必ず吐き戻すのです。
母乳やミルクを飲み過ぎる赤ちゃんは、量を決めて与えることが必要です。母乳なら時間で調節したり、吐き戻しを見ながら調節したりできます。
また、ママの母乳が出すぎてしまい赤ちゃんが飲み過ぎる可能性もあります。一度搾乳してみてどのくらいの量が出ているのか知ることで、母乳も飲ませる量を調節しやすくなります。
4・授乳クッションで頭を高くして寝かせる
新生児の赤ちゃんの胃の形はまっすぐなので、授乳後に頭を少し高くすることで、吐き戻しの量が少なくなります。完全に吐き戻しがなくなるわけではないですが、量は少なくなるはずです。
授乳中に使う「授乳クッション」や、バスタオルを折ったものなどを赤ちゃんの頭の下に入れます。市販の商品には「吐き戻し防止枕」もあるので、使ってみるのもおすすめです。
5・片方ずつゲップをさせる
母乳を飲み過ぎている感じがないのに大量の吐き戻しがあるなら、赤ちゃんが授乳の際に空気を多く飲み込んでいる可能性があります。たくさんの空気を母乳と一緒に飲み込むと、お腹が圧迫されて吐き戻しが多くなりやすいのです。
空気を多く飲み込む赤ちゃんには、こまめにゲップをさせましょう。授乳後の1回だけでは足りないことがあるので、母乳を片方ずつ飲ませたらゲップをさせてあげてください。
授乳中のゲップの時間も、肩にかけられるスタイがあると便利です。
6・右向きを下にして寝かせる
授乳後の吐き戻しを軽減するには、胃に入った母乳やミルクを早く消化させるのがコツです。胃で吸収されてしまえば、物理的に吐き戻しできなくなります。
胃や腸などの消化管の出口は体の右側にあるので、右側を下にして寝ると、消化を促すことができます。寝るときは右側が下のほうが、胃から腸への流れがスムーズになります。
逆に体の左側を下にして寝せると、胃に母乳やミルクが長くとどまり続けます。消化吸収にとってもよくない寝方なので注意しましょう。
7・寝返りをさせないようにする
新生児ではなく寝返りができる月齢なら、寝返りでお腹が圧迫されて吐き戻しの量が多くなることがあります。授乳直後は寝返りをしにくくするために、赤ちゃんの体の左右にクッションを置くといいですよ。
赤ちゃんが寝返りをしないようにするには、「寝返り防止クッション」や「バスタオルを丸めたもの」が役立ちます。バウンサーに寝かせることでも寝返り防止におすすめです。
新生児の吐き戻しはいつまで?
生れてから胃の形が変わってくる時期になると、吐き戻しも少なくなります。母乳やミルクを履かなくなるのは、生後3ヶ月以降が多いようです。
吐き戻しは新生児特有の生理現象のため、心配しなくても大丈夫です。おさまってくる時期も個人差があるので、3ヶ月~1歳までを目途に様子を見ましょう。
新生児の吐き戻しが多いときの対処方法まとめ
新生児のころの吐き戻しが多くても、生理現象なので心配は必要ありません。しかし、毎回吐き戻しの量が多いと、ママは洗濯が大変ですよね。
汚れてもいいガーゼやタオルなどを上手く活用しながら、赤ちゃんの着替えを少なくするのがポイントです。母乳やミルクは脂肪分が含まれているため、お湯で洗うと汚れが落ちやすいですよ。
注意したいのは赤ちゃんが吐いた母乳やミルクで苦しくなってしまうことです。授乳後はしばらく赤ちゃんの様子を見て吐かないようなら、横に寝せるようにしてください。
赤ちゃんの吐き戻しが多いとママもイライラしてしまいますが、「一時的なもの」と楽観的にとらえて、今だけしか味わえない育児を楽しんでみましょう。