生後3ヶ月の夜泣きの原因と対策。今の対応で後々変わる?!
「3ヶ月の赤ちゃんの夜泣きがひどい・・・」ママは夜泣きで寝不足になっているのではないでしょうか?
今回は、生後3ヶ月の赤ちゃんが夜泣きをする原因を紹介します。実は、この時期の対応で今後、赤ちゃんの夜泣きがひどくなるかが変わってくるのです。
本当の夜泣き対策を知って、ママはぐっすり寝てみませんか?
Contents
生後3ヶ月からはじまる夜泣きの原因
睡眠リズムがまだ整っていない
生後3ヶ月はまだ夜の睡眠リズムが一定ではありません。
新生児のころと比べると長い時間寝るようになりますが、それでも夜中に数回目覚めています。3ヶ月の赤ちゃんは長時間ぐっすり寝ることはなく、定期的に起きるのが普通です。
何かして欲しい気持ちを伝えるため
3ヶ月の赤ちゃんが夜泣きをするのは、何かを訴えている可能性があります。「お腹が空いた」「おむつが濡れている」「寒い、暑い」「どこか痛い」などです。
夜泣きをしても授乳してすぐに眠りについてくれるなら、ただお腹が空いていたのでしょう。3ヶ月の赤ちゃんは夜中の授乳がまだ必要で、数回目が覚めることは普通です。
夜中に何か訴えるため泣いているなら、夜泣きとは違います。目的の欲求が満たされると泣き止むことも多いため、ママはいろいろと試してみましょう。
ママに甘えたい気持ちがある
生後3ヶ月になると赤ちゃんの感情も発達していきます。赤ちゃんが何か不快な症状があって泣くとママがやってくるでしょう。
何度も繰り返していると赤ちゃんは学習し、「泣けばママがくる」と認識します。すると夜中に目を覚ました赤ちゃんがふと寂しくなり、泣いてママを呼ぶケースもあるでしょう。
実は3ヶ月ごろのママの対応が、今後の夜泣きに影響してくることがあります。「赤ちゃんが泣いて訴える→ママが駆けつけて抱っこする。」
何度も繰り返していると泣けば欲求が満たされること学習していきます。すると「眠たければ泣けばいい」となってしまい、夜中にギャン泣きしないと寝られない子になってしまう可能性があるのです。
3ヶ月からできる夜泣き対策
生活リズムを整える
生後3ヶ月はまだ昼夜の区別が完全についていないため、生活リズムを付けることが大切です。何度も同じ生活を繰り返すことで、赤ちゃんは体で覚えていきます。
「生後3ヶ月で早寝早起きは早いのでは?」とは考えないでください。1日でも早く生活リズムを付けさせれば、ママも赤ちゃんの負担も軽くなります。
同じ時間に起床し就寝させる
生活リズムを整える基本は、早寝早起きです。毎朝同じ時間に赤ちゃんを起こして、授乳やミルクタイムにしましょう。
ママは食事の支度や家事で忙しく、赤ちゃんを構っている時間はないかもしれません。
手をかけられないときは、搾乳した母乳を哺乳瓶で与える、または朝だけミルクという対処方法もあります。
夜も夕方くらいから落ち着いた時間をすごし、同じ生活リズムで寝かしつけしましょう。毎日早起きをすると日中適度に疲れ、夜決まった時間に寝る子になるケースが多いようです。
太陽の光を浴びて体内時計をリセット
毎朝早起きさせるのは、赤ちゃんに朝日を浴びさせる目的もあります。赤ちゃんの体内時計は25時間で、24時間にリセットさせなければなりません。
体内時計のリセットの役割が「朝日」なのです。3ヶ月の赤ちゃんは体内時計が整っていない状態で、毎日リセットして整えてあげることで、徐々に体のリズムも整っていくでしょう。
日中は太陽の光に浴びさせるよう、できるだけ外で遊ばせてあげてください。天気の悪い日は室内にいると太陽の光が浴びることはできませんが、曇りの日でも屋外に出て光を浴びるだけでも違うといわれています。
昼間いっぱい遊ばせること
昼間に体を使ってたくさん遊ばせると、疲れて夜の寝つきがよくなります。
3ヶ月でもベビーカーに乗せてママと一緒に外出はできるでしょう。家の中でもずっと寝かせたままにしないで、うつぶせ寝の練習やママが手足を持って動かしてあげると、適度な疲れを感じさせることができます。
授乳をしてお腹を満たす
生後3ヶ月の夜泣きは生理的欲求を満たすため泣いている可能性があります。まずは授乳をして様子を見てみましょう。
お腹が空いていて泣いているなら、夜中の授乳で夜泣きは落ち着きます。母乳ならママが添い寝して授乳すればよく、ママはうとうとしながら授乳ができます。
ミルクに切り替えているなら、ママはいったん起き上がる必要があります。何度も夜中の授乳で起こされてママが寝不足なら、昼間は赤ちゃんと一緒に昼寝をしましょう。
オムツが濡れていないか確認する
授乳したタイミングでオムツが濡れていないか確かめましょう。眠りが浅い場合は、オムツが濡れた不快感で泣いていることもあります。
体に異常がないか確かめる
3ヶ月の赤ちゃんが夜泣きしたら、体に触れて汗をかいていないか、手足が冷たくなっていないか確かめてみましょう。普段とは違う泣き方をするときは、体に異常があるのかもしれません。
泣いてもすぐに抱っこしない
赤ちゃんが夜泣きをしたらすぐに抱っこしないで、2~3分くらい様子を見ることも必要です。泣く=抱っこしてくれるルールができあがると、赤ちゃんは抱っこしてくれるまで泣き続ける子になってしまうためです。
3ヶ月の赤ちゃんは夜中に何度も目を覚ましているのが普通で、一度泣いても静かにしているとそのまま一人で眠りについてくれる場合があります。赤ちゃんがせっかく眠りにつこうとしているのに、ママが急いで抱っこしてしまうと、赤ちゃんを本格的に目覚めさせてしまうのです。
赤ちゃんに「夜は寝る時間」だと認識させるため
泣けばすぐに抱っこしないというルールができあがっていれば、赤ちゃんは夜中に目を覚ましただけで泣かなくなります。「夜は寝る時間」を認識させるためにも、数分は様子をみてください。
お腹が空いている、おむつが汚れているなど生理的な欲求を満たすため泣いているなら、2~3分程度では泣き止みません。数分経って泣き止まないときは、何か訴えていると考え対処してあげましょう。
抱き癖を付けないためとは違う
夜泣きをしてもすぐ抱き上げないのは、抱き癖を付けないための理由ではありません。お祖母ちゃん世代では「抱き癖が付くから抱っこしないほうがいい」という考えを持つ方が多いようですが、最近は赤ちゃんの心の安定のためにも抱っこしたほうがいいことがわかっています。
赤ちゃんが欲求を持って泣いているのに抱っこしなければママとの信頼関係はできません。夜泣きですぐに抱っこしないのは抱き癖を付けないためではなく、せっかく1人で眠りに付けるのに、ママが邪魔しないためです。
それでもダメなら外出してみる
何をやっても3ヶ月の夜泣きが解消されないときは、外出する対策がおススメです。お腹が空いているわけでもおむつが濡れているわけでもなく、体が痛いわけでもない。
まったく泣き止まないときは、気分転換として外に出ると寝ることがあります。ママが車を運転するなら夜のドライブも効果的です。
車の振動は赤ちゃんにとって心地よく、短時間で寝てくれますよ。
夜泣きはいつからいつまで続く?
生後3ヶ月~2歳くらいまで
赤ちゃんの夜泣きは早い子で生後3ヶ月から始まります。
生後6ヶ月くらいになると赤ちゃんの生活リズムも整ってくるため、夜泣きが少なくなっていきます。夜の授乳回数も自然と減っていくため、ママはぐっすりと寝られるでしょう。
ただ、夜泣きが始まるのは個人差があって、3ヶ月のころに問題がなくても、6か月から急に始まる子もいます。
多くの場合は生後6ヶ月から半年くらい続くようです。夜泣きが長い子では2歳になってもまだ続く場合もあるため、なんともいえないのが実情でしょう。
全体から見ると、生後3ヶ月~最長で2歳までと考えるとよさそうです。
まとめ:夜泣きはいつか必ず終わる
生後3ヶ月の夜泣きは生理的欲求を満たすために泣いていることが多いようです。
まだ夜中の授乳が必要な月齢のため、夜中に数回泣くことは異常ではありません。授乳やおむつ替えをしてみて再び寝るようなら、生理的欲求で泣いていたのでしょう。
生後3ヶ月は赤ちゃんの生活リズムを付け始めるのによい時期でもあります。今後の夜泣き対策のために、規則正しい生活をするようにしましょう。
毎晩赤ちゃんが夜泣きしているとママもパパも精神的、体力的に辛いと思います。しかし、赤ちゃんの夜泣きはいつか終わりがくるものです。
3ヶ月はどうしても夜泣きがしやすいため、ママは日中に昼寝をして乗り切ってみてくださいね。
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