アイス&スノーキャンドルの作り方3選!風船・牛乳パック・バケツ別に紹介
アイスキャンドル、スノーキャンドルを作ってみたい!そんな方向けに、風船・牛乳パック・バケツを使った作り方を紹介します。
難易度別や、地域別に使い分けてみましょう。
- 簡単がいい→スノーキャンドル
- お家で作りたい→牛乳パックのアイスキャンドル
- 本格的なのがいい→バケツのアイスキャンドル
- 変わったものがいい→風船のアイスキャンドル
それぞれ動画や画像を交えながら紹介していきます。好みのキャンドルを探してみてください。
Contents
アイスキャンドル&スノーキャンドルとは?
冬に作成できるキャンドルには、アイス&スノーの2種類があります。アイスキャンドルとは氷を使ったキャンドル、スノーキャンドルは雪を固めたものです。
アイスキャンドルは氷のため、透明度が高いのが特徴。スノーキャンドルに透明感はありませんが、雪があれば簡単に作成できるのが魅力です。
下川のアイスキャンドル
出典:下川町
アイスキャンドルの町として有名なのが、北海道の下川町です。下川町では毎年「アイスキャンドルフェスティバル」がおこなわれています。
桜ヶ丘公園ほか、下川町全体がキャンドルで灯され幻想的な雰囲気です。下川町のアイスキャンドルの歴史は古く、1975年「下川冬まつり」が最初だとされています。
下川町は、真冬になると-30℃にまで達する地域です。極寒だからこそ、氷で作るスノーキャンドルができるのです。
札幌など北海道各地でも
冬のキャンドル作りは、北海道各地でもおこなわれています。私の住む札幌市でも、各地域でスノーキャンドルのイベントが開催されています。
札幌でスノーキャンドルとなるのは、最低気温が-10℃くらいまでしか下がらないから。凍らせるアイスキャンドルは、気温が下がる地域でないと難しいのです。
アイスキャンドル&スノーキャンドルの作り方3選
冬のキャンドル作りを楽しむなら、外気温ごとに作り方を変えてみてください。牛乳パック・バケツ・風船と3種類の作り方を紹介します。
牛乳パック
外気温が氷点下にならない地域だと、外でキャンドルを作るのは難しいです。温かい地域で凍らせる作業は、冷凍庫を使います。
牛乳パックを使ったアイスキャンドルなら、雪国でなくてもOK。家庭で簡単にアイスキャンドルが作成できるため、沖縄だって挑戦できますよ。
- 牛乳パック
- 輪ゴム
- ハサミ
- 空き瓶
空き瓶を使うと、ガラスで滑りがいいです。なければ空き缶でも代用できます。瓶や缶のように、中心部分が空洞のものだと、中心に水やお湯を入れて取り出しやすいです。
私は、100均で買った蓋つきのガラス瓶を使いました。瓶や缶を使うときは、牛乳パックの内側に入るような、細めのものを用意してください。
輪ゴムは、瓶や缶が牛乳パックの中心にくるよう固定するために使います。
飲み終わった牛乳パックは、中を綺麗に洗っておきましょう。アイスキャンドルを作成する直前に、軽く水でゆすぐだけでOKです。
牛乳パックは、瓶や缶の高さに合わせて切ります。高さを揃えた牛乳パックは、上の部分に4か所切り込みを入れます。輪ゴムをひっかけて、瓶や缶を固定するための切り込みです。
牛乳パックの中に瓶や缶を入れて、中心にくるよう輪ゴムで固定します。十字になるよう輪ゴムを止めてください。牛乳パックに水を入れて冷凍庫で凍らせます。
キャンドルが凍り過ぎて瓶や缶が取れないときは、中心部分に水やお湯を入れます。水でも十分溶けると思います。
できあがったアイスキャンドルは、中心部分にろうそくを入れて楽しみましょう。雪の上にアイスキャンドルを置くと、ろうそくを立てやすいです。
画像のアイスキャンドルの透明度が低いのは、冷凍庫で作ったからです。アイスキャンドルは、屋外でじっくり凍らせると透明度が高くなります。
冷凍庫で凍らせると、どうしても急速冷凍になってしまいます。外気温なら-10℃前後で凍らせられるのに対し、冷凍庫は-20℃くらいです。
透明度を高くしたいなら、-10℃くらいでじっくりと凍らせる必要があります。またはミネラル分が少ない水を使うか、一度沸かした水で凍らせるといいです。
でも、-30℃になる下川町のアイスキャンドルはなぜ透明度が高いのか?
ミネラル分は凍っていくうちに中心部分に移っていくためです。屋外で作るアイスキャンドルは、外側を凍らせたら中心の水を捨てているため、透明度が高いキャンドルができあがります。
バケツ
バケツを使ったキャンドル作りは、アイスキャンドルまたはスノーキャンドルの2種類があります。難易度でいうとアイスキャンドル>スノーキャンドルの順で難しいです。
-10℃くらいまで下がる札幌市でアイスキャンドルを作ったら、完全に凍らず失敗しました。夜中に気温が下がって凍っても、日中に気温が上がり溶けてしまったようです。
下川町は-30℃まで下がるからこそ、屋外でアイスキャンドルが作れます。気温が下がらない地域では、バケツでアイスキャンドルを作成するのは難しいと思います。
ということで、札幌市在住の私は、雪を固めるスノーキャンドルを選択しました。
- バケツ
- スコップ
- 空き瓶
バケツの中心にちょうどいい空き瓶を用意してください。我が家では、梅酒が入っていた空き瓶を使いました。持ち手がある瓶だと、瓶を取り出しやすいです。
バケツの中心に、瓶を置きます。瓶の周りに雪を入れていきましょう。スコップを使って、どんどん雪を入れていってOKです。
瓶の周りに入れた雪は、手で押し固めます。札幌の雪はパウダースノーが多く、サラサラしていて固まりにくかったです。
スノーキャンドルは少し水分を含んでいたほうが、固めやすいです。サラサラして固まりにくい雪質の場合は、予め雪に水を混ぜ合わせておくと固まりやすくなります。
今回はパウダースノーですが、水を含めずそのまま作成しました。おかげで固まらず、ひっくり返したときに何度も崩れてしまいました。
瓶の周りに十分雪を入れられたら、瓶を抜きましょう。瓶だと滑りがよく、スポッと抜けるはずです。
バケツをひっくり返し、バケツの中の雪を抜きましょう。瓶は中心部分に置きたいのですが、多少ズレても見栄えがそれほど悪くなるわけではありません。気にせずどんどん作成してみてくださいね。
作成したスノーキャンドルは、たくさん並べましょう。1つのバケツがあれば、複数つくれます。キャンドルが複数あると、灯かりつけたとき幻想的です。
中心にろうそくを入れて灯かりをつけました。複数作成するのは大変ですが、灯かりをつけたときの喜びは大きいはず!雪が降っているとさらに幻想的です。
風船
バケツを使ったアイスキャンドルの難易度は高いため、失敗する可能性があります。簡単に作りたい方は、風船を使った方法がおすすめ。
- 風船
- 紐
用意する風船は、普通のものでOKです。風船をつるすための紐も準備してください。
水道の蛇口に風船の口を取りつけましょう。ぬるま湯またはお湯を風船内に入れます。水だと凍らせたときに気泡ができやすく、温度が高いものがおすすめです。
口を縛った風船を、紐で縛りつるします。ベランダの洗濯物干しなどを使って、風船をつるしてくださいね。
凍らせる目安は、表面が固まるまでです。中まで完全に凍ると、ミネラル分で透明度がなくなってしまうため注意しましょう。表面が固まったら、風船を割って氷を取り出します。
風船を使ったアイスキャンドルは、しずく型ができます。たくさん作って、幻想的な様子を楽しんでみてください。
アイスキャンドルの注意点
冬にキャンドル作りを楽しむ場合は、いくつか注意点があります。
雪を使った方法が簡単でおすすめ
アイスキャンドルだと、完全に凍る前に取り出さなければなりません。取り出す目安がわかりにくいので、アイスキャンドルの難易度は高めです。
バケツに雪を入れるだけのスノーキャンドルは、すぐに完成して簡単です。難易度が低いものがいいなら、雪を使った方法を選んでみてください。
ろうそくの取扱いに注意
室内でキャンドルを楽しむ場合は、ろうそくの取扱いに注意しましょう。屋外でキャンドルを楽しむなら、火の取扱いに注意しなくてよくおすすめです。
屋外でキャンドルを楽しめば、燃え移るものがなく安全ですね。キャンドルを楽しんだら、ろうそくの火を消しておきましょう。
アイスキャンドルは気温が低い地域向け
バケツでアイスキャンドルを作ろうと思っても、何度も失敗してしまいました。外側が凍っていても、取り出すほど凍らせることができませんでした。
外気温が-30度になる下川町でも、1晩または2晩おく場合もあるそうです。私の住んでいる札幌市で見かけるキャンドルは、どこも雪で作ったスノーキャンドルばかりです。
地域によって、キャンドル作りを変えてみてくださいね。
色を付ける方法も
アイスキャンドルやスノーキャンドルは、色を付けることもできます。絵具を溶かし入れれば、簡単にカラフルなキャンドルができますよ。