自治会や町内会に入らないデメリット4選!一戸建ては入るといい理由とは?
「自治会に入りたくない」
「町内会費を払う意味がわからない…」
最近は、東京都の自治会加入率は4割程度だとも。
加入に法的強制力はないのですが、一戸建てだと入らないデメリットが気になるかもしれません。
一戸建て向けに、自治会に入らないデメリット4つと、入る理由を紹介します。
入るかどうかは地域によって異なるのですが、一戸建てだと無用なトラブルを避けるため、加入する人が多いのかもしれません。
自治会に入らないか迷っている人は、デメリットを参考にしてみてくださいね。
Contents
自治会や町内会に入らないデメリット4選
一戸建てで自治会や町内会に入らないと、4つのデメリットがあります。
未加入だとゴミを出せない、出しにくい
地域のゴミステーションは、自治会が管理していることが多くなっています。
- 自治会費でゴミネットを買っている
- 交代でゴミステーションの掃除をしている
このような状況だと、未加入者はゴミを出しにくいかもしれません。
ただし厳密には、ゴミ収集は役所の仕事です。
自治会費を払っていないからといって、ゴミステーションを使えない・使わせないといった強制力は働きません。
また、ゴミネットの購入は、役所の補助金もあります。
100%が自治会費から出しているわけではなく、自分たちが支払った市税からも購入することになるため、自治会に入らないからといってゴミを出せないことはありません。
それでも、地域によっては同調圧力が強く、自治会に入らない人はゴミが出しにくい雰囲気のことがあります。
災害時に助け合いができない恐れ
地震などの災害があったときは、自治会で用意している防災物資を使いにくくなります。
また自治会に入らないと、近所の人の顔がわからず助け合いができないかもしれません。
しかし、そういった防災物資の費用も、役所からの補助金でまかなっているため、自治会に入らないからといて使えないという強制力はありません。
また、避難所といっても、小学校や中学校などです。
公共施設は誰でも利用できる場所のため、自治会に入らないからといって利用できないことはりません。
さらに、大きな災害となれば自治会ができることはわずか。
自衛隊が出動することになるので、自治会に入る・入らないとはいっていられません。
自治会が災害時にできることといったら、落ち着いたときに焚きだしすることだけです。
私は、胆振東部地震で大停電を経験しましたが、自治会はほぼ機能していませんでした。
災害時は、結局個人がどうにか対応するしかないのです。
それもそのはず、災害時は自分の命を守ることが優先されるからですね!
市報が配布されない
市から発行される広報誌は、町内会の役員が配っています。(謝礼をもらっている)
自治会に入らないと、市報が配布されないかもしれません。
ただし、市報は、市役所や区役所でも手に入ります。
市報は自治会に入っているから配布するものではなく、本来は市が責任をもって配布するものです。
自治会未加入で配布されない状況があるなら、個別に市役所や区役所に問い合わせるといいかもしれません。
回覧板が回ってこない
自治体に入らないと確実に回覧板は回ってきません。
しかし、回覧板の内容は、小学校や中学校のお知らせ、地域の健康診断のお知らせくらい。
自治会に入らないで回覧板が回ってこなくても、あまり影響はありませんね。
一戸建てなら自治会や町内会に入ったほうがいい理由
子どもがいる家庭や、お年寄りがいる家庭だと自治会に入るといい場合があります。
家族が亡くなったらお金がもらえる
自治会に入っている人が亡くなると、家族にお金が支払われることがあります。
弔慰金は、5,000円~1万円程度。
また、回覧板などで近所の人に亡くなった人の情報が伝えられることも。
近所付き合いがある地域では、隣近所の人がお通夜に参列してくれるかもしれません。
地域のお祭りや行事に参加できる
小さな子どもがいるなら、日本独自の伝統行事に参加させるため、自治会に入ったほうがいいかもしれません。
- 盆踊り
- ローソクもらい
- 七夕祭り
- ハロウィン
私が住んでいる地域は小学校が近いため、子どもがとても多くなっています。
北海道なので「ローソクもらい」という独特の行事があり、子どもたちは喜んで参加しているようです。
最近は「地域の盆踊り大会がなくなった」地域もあるようですが、子どもがいるなら参加させたいですよね。
自治会に入っていれば、堂々と地域の行事に参加できるメリットがあります。
近所の人と顔を会わせる機会ができる
自治会に入っていると、数年に1回くらいの頻度で班長が回ってきます。
班長は、
- 回覧板を回す
- 町内会費の回収
おもにこれらが仕事としてあります。
町内会費の回収があれば、嫌でも近所の人と顔を会わせますよね。
一戸建てだと少し離れた家に誰が住んでいるのかわからないので、そういった意味で町内会に入り顔を会わせると安心です。
自治会や町内会に入らない人が増えている事情
一戸建てだと自治会や町内会に入る人の割合は多くなりますが、近年では運営そのものを疑問視する声も出てきています。
少子高齢化により自治会の必要性がなくなってきた
子どもがいない家庭は、自治会に入る必要性を感じない場合があります。
そもそも、子どもがいても、地域の行事がほとんどなければ、加入の必要性はないのではないでしょうか。
日本はどこも高齢者ばかりで、若い人が減っているため自治会を解散するところも増えています。
また、コロナ渦で人と会う行事はほとんどなくなりました。
夫婦共働きの家庭が増えている
自治会や町内会の必要性があったのは、専業主婦がほとんどだった時代。
今は、どの家庭も共働きの必要性に迫られているため、忙しく自治会にかまっている暇がない人が多くなっています。
そういった家庭は、自治会に入らなくても生活は成り立ちます。
ゴミステーションも役所運営や戸別回収というケースも増えているようです。
都会では必要性自体が薄れてきている
東京都では4割程度の加入率とも。
都会では独身の一人暮らしが多いので、自治会があっても参加しない人は多いですよね。
自治会費の使い道に疑問をもつ人も
そもそも、自治会費の使い道が不明で、不正に使われているという問題もあります。
高齢者ばかりが集まる自治会では、いつものメンバーが集まるお茶・お菓子代が自治会費に含まれているのかもしれません。
地域同士の人が旅行を楽しむツアー代金も、自治会費から出している現状があります。
参加するのはいつも同じメンバーで、新しい人は入りにくいイメージが。
町内会の必要性を訴えるのは、高齢の人ばかりという印象はありますよね。
自治会や町内会に入らないかは任意で法的強制力はなし
私は一戸建てなので、自治会には入っています。
でも、個人的には必要性を感じたことがないので、入らないという選択もありました。
それでも加入しているのは、やはり同調圧力の影響なのかもしれません。
都会で自治会の必要性もなく、困ったとき町内会の人が助けてくれることもなし。
外灯やゴミステーションの費用を自治会費から払っているとはいっても、市の補助金もあるので自治会に入る必要性はありませんよね。
そもそも、「自治会入りますか?」と聞かれることもなく、加入が当たり前という慣習があるため、流されているのかもしれません。
自治会に入りたくないなら、「自治会がありません」という新しい住宅地を選ぶといいのかもしれませんね。