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自治会や町内会に入らないデメリット4選!一戸建ては入るといい理由とは?

 2022/05/06 暮らし
この記事は約 7 分で読めます。 2,651 Views

「自治会に入りたくない」
「町内会費を払う意味がわからない…」

最近は、東京都の自治会加入率は4割程度だとも。
加入に法的強制力はないのですが、一戸建てだと入らないデメリットが気になるかもしれません。

一戸建て向けに、自治会に入らないデメリット4つと、入る理由を紹介します。
入るかどうかは地域によって異なるのですが、一戸建てだと無用なトラブルを避けるため、加入する人が多いのかもしれません。

自治会に入らないか迷っている人は、デメリットを参考にしてみてくださいね。

自治会や町内会に入らないデメリット4選


一戸建てで自治会や町内会に入らないと、4つのデメリットがあります。

未加入だとゴミを出せない、出しにくい

地域のゴミステーションは、自治会が管理していることが多くなっています。

  • 自治会費でゴミネットを買っている
  • 交代でゴミステーションの掃除をしている

このような状況だと、未加入者はゴミを出しにくいかもしれません。

ただし厳密には、ゴミ収集は役所の仕事です。
自治会費を払っていないからといって、ゴミステーションを使えない・使わせないといった強制力は働きません。

また、ゴミネットの購入は、役所の補助金もあります。
100%が自治会費から出しているわけではなく、自分たちが支払った市税からも購入することになるため、自治会に入らないからといってゴミを出せないことはありません。

それでも、地域によっては同調圧力が強く、自治会に入らない人はゴミが出しにくい雰囲気のことがあります。

災害時に助け合いができない恐れ

地震などの災害があったときは、自治会で用意している防災物資を使いにくくなります。
また自治会に入らないと、近所の人の顔がわからず助け合いができないかもしれません。

しかし、そういった防災物資の費用も、役所からの補助金でまかなっているため、自治会に入らないからといて使えないという強制力はありません。

また、避難所といっても、小学校や中学校などです。
公共施設は誰でも利用できる場所のため、自治会に入らないからといって利用できないことはりません。

さらに、大きな災害となれば自治会ができることはわずか。
自衛隊が出動することになるので、自治会に入る・入らないとはいっていられません。
自治会が災害時にできることといったら、落ち着いたときに焚きだしすることだけです。

私は、胆振東部地震で大停電を経験しましたが、自治会はほぼ機能していませんでした。
災害時は、結局個人がどうにか対応するしかないのです。

それもそのはず、災害時は自分の命を守ることが優先されるからですね!

市報が配布されない

市から発行される広報誌は、町内会の役員が配っています。(謝礼をもらっている)
自治会に入らないと、市報が配布されないかもしれません。

ただし、市報は、市役所や区役所でも手に入ります。
市報は自治会に入っているから配布するものではなく、本来は市が責任をもって配布するものです。

自治会未加入で配布されない状況があるなら、個別に市役所や区役所に問い合わせるといいかもしれません。

回覧板が回ってこない

自治体に入らないと確実に回覧板は回ってきません。

しかし、回覧板の内容は、小学校や中学校のお知らせ、地域の健康診断のお知らせくらい。
自治会に入らないで回覧板が回ってこなくても、あまり影響はありませんね。

一戸建てなら自治会や町内会に入ったほうがいい理由


子どもがいる家庭や、お年寄りがいる家庭だと自治会に入るといい場合があります。

家族が亡くなったらお金がもらえる

自治会に入っている人が亡くなると、家族にお金が支払われることがあります。
弔慰金は、5,000円~1万円程度。

また、回覧板などで近所の人に亡くなった人の情報が伝えられることも。
近所付き合いがある地域では、隣近所の人がお通夜に参列してくれるかもしれません。

地域のお祭りや行事に参加できる

小さな子どもがいるなら、日本独自の伝統行事に参加させるため、自治会に入ったほうがいいかもしれません。

  • 盆踊り
  • ローソクもらい
  • 七夕祭り
  • ハロウィン

私が住んでいる地域は小学校が近いため、子どもがとても多くなっています。
北海道なので「ローソクもらい」という独特の行事があり、子どもたちは喜んで参加しているようです。

最近は「地域の盆踊り大会がなくなった」地域もあるようですが、子どもがいるなら参加させたいですよね。
自治会に入っていれば、堂々と地域の行事に参加できるメリットがあります。

近所の人と顔を会わせる機会ができる

自治会に入っていると、数年に1回くらいの頻度で班長が回ってきます。

班長は、

  • 回覧板を回す
  • 町内会費の回収

おもにこれらが仕事としてあります。

町内会費の回収があれば、嫌でも近所の人と顔を会わせますよね。
一戸建てだと少し離れた家に誰が住んでいるのかわからないので、そういった意味で町内会に入り顔を会わせると安心です。

自治会や町内会に入らない人が増えている事情


一戸建てだと自治会や町内会に入る人の割合は多くなりますが、近年では運営そのものを疑問視する声も出てきています。

少子高齢化により自治会の必要性がなくなってきた

子どもがいない家庭は、自治会に入る必要性を感じない場合があります。
そもそも、子どもがいても、地域の行事がほとんどなければ、加入の必要性はないのではないでしょうか。

日本はどこも高齢者ばかりで、若い人が減っているため自治会を解散するところも増えています。
また、コロナ渦で人と会う行事はほとんどなくなりました。

夫婦共働きの家庭が増えている

自治会や町内会の必要性があったのは、専業主婦がほとんどだった時代。
今は、どの家庭も共働きの必要性に迫られているため、忙しく自治会にかまっている暇がない人が多くなっています。

そういった家庭は、自治会に入らなくても生活は成り立ちます。
ゴミステーションも役所運営や戸別回収というケースも増えているようです。

都会では必要性自体が薄れてきている

東京都では4割程度の加入率とも。
都会では独身の一人暮らしが多いので、自治会があっても参加しない人は多いですよね。

自治会費の使い道に疑問をもつ人も

そもそも、自治会費の使い道が不明で、不正に使われているという問題もあります。

高齢者ばかりが集まる自治会では、いつものメンバーが集まるお茶・お菓子代が自治会費に含まれているのかもしれません。
地域同士の人が旅行を楽しむツアー代金も、自治会費から出している現状があります。

参加するのはいつも同じメンバーで、新しい人は入りにくいイメージが。
町内会の必要性を訴えるのは、高齢の人ばかりという印象はありますよね。

自治会や町内会に入らないかは任意で法的強制力はなし

私は一戸建てなので、自治会には入っています。

でも、個人的には必要性を感じたことがないので、入らないという選択もありました。
それでも加入しているのは、やはり同調圧力の影響なのかもしれません。

都会で自治会の必要性もなく、困ったとき町内会の人が助けてくれることもなし。
外灯やゴミステーションの費用を自治会費から払っているとはいっても、市の補助金もあるので自治会に入る必要性はありませんよね。

そもそも、「自治会入りますか?」と聞かれることもなく、加入が当たり前という慣習があるため、流されているのかもしれません。
自治会に入りたくないなら、「自治会がありません」という新しい住宅地を選ぶといいのかもしれませんね。

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