保温弁当箱のおかずの詰め方!腐るのを避ける安全な方法
夏に保温弁当箱を使うと、腐るのでは?という不安がありますよね。
この記事では
- 安全なおかずの詰め方
- 保温弁当を温かく保つコツ
冬のように涼しい時期は気にしなくても、夏にも保温弁当を使いたいなら、おかずが腐らない対策を参考にしてくださいね。
Contents
保温弁当のおかずの安全な詰め方
保温弁当のおかずを腐らない詰め方として、3つの方法を紹介します。
おかずは冷ましてから詰める
保温弁当に限らずおかずが腐る原因は、温かいまま詰めるからです。
おかずを腐らないようにするため、よく冷ましてから詰めてくださいね。
また、魔法瓶タイプでお弁当全体を温めるタイプでも同様です。
お弁当全体を保温するタイプでも、おかずの容器は温かくならないようできています。
夏のようにおかずが腐りやすい時期は、お皿におかずを並べて冷ますといいですね。
しっかり冷めてから詰めると、お弁当のなかの温度が上がらず、お昼くらいまでなら腐らずに保つことができます。
おかずが冷めていないと、容器の蓋に水蒸気がつくので注意してくださいね。
水蒸気があると、その部分から雑菌が繁殖する場合があります。
味噌汁とごはんは温かいまま詰める
保温弁当は、ご飯と味噌汁の容器を保温する機能があります。
この2つが温かいだけでも、美味しく食べられるでしょう。
ご飯を詰めるときは、炊き立てほかほかの状態を入れます。
また、味噌汁やスープも、熱々の状態で容器に入れてくださいね。
さらに、ご飯と味噌汁を温かく保ちたいなら、容器に熱湯を入れて温めておき、詰める直前にお湯を捨ててご飯と味噌汁を入れる方法もありますよ。
作り置きせず朝作ったものを詰める
保温弁当に限らず、夏のおかずは作り置きしないほうが安心ですね。
つくってから時間がたつと雑菌が繁殖しやすくなるため、朝つくったおかずを保温弁当に詰めると、お昼までよい状態を保つことができます。
保温弁当を安全に食べるための注意点
夏に保温弁当を食べるときは、さらにひと工夫をするといいですね。
屋外や車内など気温の高い場所に置かない
保温弁当は中が一定の温度に保たれていると勘違いしやすいのですが、普通のお弁当と同じように気温の変化で影響されます。
夏に保温弁当を置いておくなら、室内の涼しい場所を選ぶといいですね。
冷房の効いている室内なら、安全に保温弁当を保管することができます。
- 車内で温度が上がる場所に放置
- 屋外の直射日光の当たる場所に置く
これらは、保温弁当自体が温まるため避けてください。
心配ならお弁当用抗菌シートを入れておく
おかずを冷ましてから詰めて、保管場所に気を付ければ問題はありません。
しかし、夏場だと移動中に保温弁当が熱くなることもあるので、万全の対策をしたいなら、お弁当用抗菌シートを入れるといいですね。
お弁当用抗菌シートは、接触型・拡散型の2種類があります。
接触型は触れた部分だけで、拡散型は全体に効果が広がるタイプです。
わさびなど食品の抗菌作用を利用したもので、安心して使えます!
抗菌シートがないときは、ごはんに梅干を散らす・おかずにシソ・山椒を加える方法もおすすめです。
おかずは十分加熱しておく
夏のお弁当のおかずは、十分加熱して菌を減らしたいですね。
菌が増えやすいのは、じっくりと温まる環境です。
保温弁当のおかず入れは、ゆっくりと温度が上昇するので注意。
また、夏は次のようなおかずも避けるのが無難です。
- 冷凍のままおかずを詰める
- マヨネーズを使ったおかず
- 半生の卵料理
- 煮物など汁があるおかず
ポテトサラダは、生野菜とマヨネーズを使っているためNGです。
マヨネーズ自体も加熱しないで加えるため、雑菌が増えやすいので夏は入れないほうがいいですね。
汁物とご飯はすぐに蓋をする
夏にお弁当が傷みやすいのは、中途半端な温度のとき。
汁物とご飯は、熱々を詰めてすぐに蓋をするといいですね。
熱々の状態ですぐに蓋をすると、温度が下がりにくくなります。
ご飯が痛むような気がして蓋をあけて冷ますのは、間違った使い方です。
保温弁当を温かいまま食べるコツ
冬に保温弁当を持って行くなら、ご飯と味噌汁は熱々がいいですね。
夏だけでなく年中保温弁当を使うなら、温かいまま食べられる工夫をしましょう。
温かい汁物を入れられるタイプは保温性が高い
保温弁当は、汁物が入れられるタイプを選ぶと、保温性が高くなっています。
ご飯だけの保温機能より、温かく食べられますよ。
少しお値段が高い保温弁当を選ぶ
保温性の高い保温弁当は、お値段もそれなりにします。
機能が高いと評判なのは、サーモスなど有名メーカーのものですね。
購入金額をケチるより、最初奮発したほうが温かく長く使うことができますよ。
保温弁当のおかずの詰め方を確認しておこう
「保温」という言葉が付いているため、おかずも保温してくれそうな気がしますよね。
実は、保温されるのは、ご飯と汁物の容器だけなのです。
保温機能がないおかず入れは、通常のお弁当と同じように冷まして入れましょう。
夏に保温弁当を持って行くなら、おかずが腐らない対策をしたいですね!