何も考えない方がうまくいく理由2つと対策の手順を紹介

「何も考えない方がうまくいくんじゃないか?」
こう考えたことはありませんか?
最近の私の課題は、「何も考えない」ことです。
私は何事も深く追求するタイプなので、かえって難しい方向に進んでしまい、自分から難易度の高い方向ばかり選んで失敗ばかりしてきました。
でも、ある日気づいたんです。
それは、「何も考えない方がうまくいくのではないか?」ということに。
実は、夫は何も考えないで行動するタイプ。
夫のほうが先に投資を始めているのですが、何も考えずひたすら突き進み、投資で成功しています。
そんな夫の姿を見て私も投資に挑戦してみたのですが、失敗ばかり。
決して損失が出ているわけじゃないのですが、利益を伸ばすことができず、小さな損失を繰り返してばかりで、結局資金はほとんど増えていません。
そんな私を見て夫は「成功できないタイプだから仕方ない」「頑張っても、成功できないタイプ」「いつまで経っても普通の人どまり」なんて言っています。
私のほうが夫より何十倍も努力して、投資の勉強も頑張っているのになぜ?
夫は投資を勉強しなかったわけではなく、夫は投資の常識に縛られず自分の独自ルールを見つけて成功することができています。
一方で私は、投資の常識に縛られ、「こうじゃないとダメ」とがんじがらめになり、「努力すれば報われる」とさえ思っています。
たぶん、私は努力する方向性が間違っているし、考えすぎて自分から成功より一番遠いルートを突き進もうとしているのでしょうね。
だから、「何も考えない方がうまくいくのでは?」と思うようになりました。
別に努力しないとか、何も考えないで突き進めばいいという理由ではないんです。
この記事では、なぜ何も考えない方が上手くいくのかその理由と、何も考えないようにして自分の幸せを手に入れる私なりのポイントを紹介したいと思います。
Contents
なぜ何も考えない方がうまくいくのかその理由を2つ紹介
何も考えない方が上手くいくと言える理由は、子どものころにヒントが隠れていました。
子どものころは何も考えないでうまくいっていた
誰でも、子どもの頃は失敗を恐れずどんどん挑戦できましたよね。
「無知だから」と言われればそれまでですが、その無知が悪い方向に進まず、何も考えないことが吉となっていたはずです。
たとえば、誰でも経験する自転車を乗る練習を考えてみるとわかります。
大人になった今考えると、何度も転んで痛い思いをする自転車を乗る練習は、怖いと思いますね。
でも、子どものころは経験が少ないので、「怖い」という問題がありません。
とにかく、自転車に乗れる明るい未来しか見ていないので、「転んだら怖い」「転んだら痛い」「周りに馬鹿にされる」なんて考えません。
ひたすら「お姉ちゃんみたいに自転車に乗るんだ!」「あんな風に自転車が乗れたらカッコいい!」「自転車に乗れたら遠くまで遊びに行ける」など、明るい未来しか考えていませんよね。
そう、子どもは何も考えていないから、上手くいくのです。
失敗を経験するうちに悪い考えが邪魔していくようになる
子どもの頃はあんなに失敗を恐れず行動ができていたのに、何度も失敗を経験して挫折を味わうようになると、大人は悪い考えが邪魔して行動できなくなります。
たとえば、「海外旅行に行くため英語を勉強しよう」と考えたとします。
でも、大人になると悪い思考が先に出るようになり、「英単語を覚えるのが大変そうだから」「英語を話すのが恥ずかしい」「こんな年齢じゃ無理」「どうせ自分には無理だよ」「今までも失敗してきたのだから、今回もダメだ」なんて悪い考えが出てきます。
最初の「英単語を覚えるのが大変そう」くらいならまだ許容範囲です。
私たちは学校で大量の情報をインプットさせられた悪い経験があるので、あの苦しみを味わうくらいなら避けたいと思っても不思議ではありませんよね。
でも、最後の「今までも失敗してきたのだから、今回もダメだ」は何?
誰もそんなこと言ってないですし、前回失敗したからといって今回も同じように失敗するというのは根拠のないことです。
「今までも失敗してきたのだから、今回もダメだ」
これは誰が言っているのでしょうか?
そう、私の悪い思考が勝手に考えたことだったのです。
英単語を覚えるのが大変→年齢的にも無理→前も失敗したから今回も無理、このように勝手に悪いルートを考え出したのは、私自身でした。
何も考えない方がうまくいくようになる手順を紹介
悪い思考の癖があるから、私は自分から自分にブレーキをかけてしまうようなのです。
私のことはよく言えば「真面目」、悪く言えば「要領が悪いタイプ」です。
こんなふうに悪循環を断ち切れない私がたどり着いたのが、「何も考えない方が成功するんじゃ?」ということでした。
冒頭で夫は「考える前に行動するタイプだから成功できる」と紹介したように、単細胞で単純な性格のほうが、悪い思考が出てこないので自分にブレーキをかけることはないと思います。
私は、なぜか最長ルートを自分で選んでしまいます。
成功のために最も難しいルートを選んでしまうので、「誰よりも頑張っているのに」難しいルートを選びすぎて途中で挫折してしまうのは当然だったのです。
なぜ、最難関のルートを選ぶのかというと「どうせ自分はダメだ」という悪い思考が邪魔していて、自分で失敗するルートをわざと選んでいるからでした。
私が成功できない理由は、「悪い思考」が原因だとわかってからは、できるだけ何も考えない努力をするようにしています。
思考を止めるため瞑想をしてみる
自分の悪い思考を止める方法として、私は瞑想を取り入れています。
瞑想といっても難しいことじゃなく、毎日できる簡単なことを選びました。
私はいつも最難関ルートを選んで途中で挫折する悪い癖があるので、「毎日できること」「え?こんだけ?」と思えるほどストレスが少ない瞑想を選んでいます。
「え?こんだけ?」という方法は、1回の瞑想にするとすごーく物足りないです。
さらに、毎日10分歩くようになり、365日続けられる自信がついたことで、「週末に1時間運動するより」「毎日10分のほうが効果的じゃないか?」と気づきました。
瞑想も同じで、できるだけストレスがなく「え?こんだけ?」という内容を毎日続けることのほうが大切なんですね。
だから、私の瞑想はまったく難しくありません。
湯船に入りながら鼻・頬など体の部位を1つずつ集中していくだけで、悪い思考が沸いて出てこない時間を1日5分でも作るようにしました。
何も考えないとき問題は起こらないことに気づく
1日10分の散歩自体も、私にとっては瞑想になっているようです。
「前に足を出さなきゃ」「腰から下がちゃんと動いているか?」など体に集中できるので、悪い思考が少しずつ減ってくるようになりました。
歩いているときは、思考が出てきても体を意識する思考だけなので、私にとって弊害となる悪い思考がでてきません。
365日歩くことを続けていると、ある日気づきました。
「何も考えていない今、何も起きていない」ということに。
世間では戦争が起きている国もありますが、私が何も考えずただ歩くときは、私の世界で何も起きていないのです。
ただ、あるだけ。
未来のため「お金を稼がなきゃ!」という問題も、「何かしなきゃ」「変わらなきゃ」という不安もありません。
一度か二度くらい、一瞥体験のような状況になり、時間も止まっているような、自分も他人もいないような感覚になったことがあります。
音は聞こえているし、歩いている自分もいるのですが、周りと自分の境界がなくなって、時間さえもなくなったような感覚になりました。
だからといって、相変わらず「何かしなきゃ」「変わらなきゃ」という不安が日常で出てきて、私自身成功したと言える状況にはなっていません。
でも、究極の今を感じると、「何も問題なんてないんだな」ということだけはわかりました。
「3歩進んで2歩下がる」
みたいに私自身なにも進歩していないのですが、「何も考えなければ、問題なんてない」ことだけは少しだけ理解したように思います。
何も考えないようになると直観力が働くようになる
何も考えないようになる究極は、直観力が働くようになるようですね。
よくトイレでインスピレーションが湧く、アイデアが出てくると言われるように、何も考えない状況で思いついたことは、自分にとって本当に必要なことのようです。
現代人、とくに日本人は思考を働かせる状況ばかりなので、直観力が衰えているのではないでしょうか。
少なくとも、私にとっては考えすぎる問題が、私に制限をかけて、最難関のルートを自分に選ばせて、成功から遠のいているようです。
あえて、自分で選んでいるわけですね。
悪い思考は止めようと思えば思うほど、「思考を止める抵抗」が生まれて、かえって思考から抜け出せなくなります。
それよりも、動物や子どものように自然体で、今に集中することだけを実行すると、自分なりの最適なルートを選べるようになるではないでしょうか。