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「思い出のマーニー」に出てくる藻散布沼とは?

 2016/10/12 暮らし
この記事は約 6 分で読めます。 1,736 Views
藻散布沼

ジブリ作品の想い出のマーニーを見ると、マーニーが住んでいた古いお屋敷と沼地の存在が気になった方も多いのではないでしょうか。映画に出てきた沼地は北海道厚岸群にある藻散布沼がモデルとなっています。
北海道の釧路湿原や藻散布沼に行ったことがない人でも、思い出のマーニーのモデル地に行った気分になれる情報を紹介します。

想い出のマーニーの主役杏奈の出身地は札幌

主人公の佐々木杏奈が住んでいる地域は、北海道札幌市です。青葉区在住となっていますが、実際に札幌市に青葉区は存在していません。モデルは札幌市厚別区となっているようです。

喘息を患っている杏奈は、療養のため夏休みを利用し親戚の家に行きます。その地域がマーニーが住んでいた古いお屋敷のある地域で、映画のモデルは北海道の厚岸にある藻散布沼周辺となっています。

ちなみに現実の世界では喘息を患っていても田舎に静養に行くケースは少なくなっています。実際に私もどさんこの喘息持ちではありますが、田舎に静養に行ったことはありません。杏奈は親戚が住んでいる地域に行くことができて、最後は心も成長し喘息のよい静養になったのではないでしょうか?

ちなみに喘息は都会の環境汚染の影響や、精神的な面も問題だといわれています。

藻散布沼とは?

藻散布沼
画像出典:https://ja.wikipedia.org/
藻散布沼は、北海道厚岸群浜中町にあります。厚岸群は(あっけしぐん)と呼びます。釧路総合振興局東南部に位置しています。釧路からは東に80km進んだ場所で、南部には霧多布湿原が広がっています。厚岸は夏には霧がかかりやすく、気温が上がらず涼しい町です。

藻散布沼は厚岸道立自然公園の中にあります。ここにはほかにも厚岸湖、火散布沼、別寒辺牛湿原、霧多布湿原など自然が広がっていて、ラムサール条約に登録しています。タンチョウやオジロワシなども見られる絶景スポットです。

湿原というと釧路湿原を思い浮かべる人も多いと思いますが、藻散布沼は想い出のマーニーゆかりの地として人気が出るかもしれませんね。

想い出のマーニーの小説による設定

Burnham Overy
画像出典:https://commons.wikimedia.org/
想い出のマーニーの原作はイギリス作家ジョーン・G・ロビンソンにより書かれたものです。初版は1967年に出版され、25万部を売り上げた作品となっています。藻散布沼の元のモデルとなったのはノースフォーク州にある海辺の村「Burnham Overy」です。

イギリスの設定では、レンガ造りのお屋敷となっていて、一番左側の青い窓枠のレンガの家がマーニーが住んでいた家の設定です。日本版の想い出のマーニーで登場したお屋敷は、北海道らしい洋風の家で、日本らしい幻想的な雰囲気が出ているように思います。

米林監督が拘ったのは、杏奈とマーニーが出会う湿地の風景でした。舞台をイギリスから日本の北海道に置き換え、描くべき湿地の風景を求めて釧路・根室・厚岸などへロケハンを敢行。そのイメージをもとに、現実と幻想が入り混じる架空の海辺の村を作り上げました。
出典:http://marnie.jp/pn/index.html#cont

北海道とイギリスは気候も似ています。バラが栽培しやすい気温、自然が多いところなどが似ています。北海道に来た本州の方の話では、北海道は外国みたいと思うそうです。想い出のマーニーの原作の世界と、北海道の景色がかぶるかもしれませんね。

ヨーロッパ地方と気候が似ているためか、北海道ではイギリスのようにイングリッシュガーデンを楽しんでいる家庭も多いです。

https://www.instagram.com/p/BLV0chVh_2G/
イングリッシュガーデンのイメージにピッタリなのは、北海道恵庭市にある「えこりん村」です。アルパカが見れたり、ローズガーデンがあったりと、北海道気分を味わいたい方は、藻散布沼と合わせて立ち寄るのもおすすめです。恵庭市と厚岸はかなり距離がありますが、恵庭市は札幌に立ち寄るついでに行くことができます。

藻散布沼は幻想的なイメージにピッタリ

https://www.instagram.com/p/BHi2ECvBoAs/
北海道は広いので、どさんこでも実際に釧路湿原やその周辺でタンチョウを見ることは少ないですね。どこまでも広がる湿原とタンチョウとのコントラストは、撮影にピッタリです。

https://www.instagram.com/p/BIP2dMxjCy8/
日が沈む様子は絶景。ドライブコースにピッタリです。北海道に来ないとなかなか見れない景色かもしれません。

https://www.instagram.com/p/BCG4R1OL09a/
冬になるとエゾシカが見れたりします。エゾシカは札幌市近郊でも生息しているようで、ごくたまに街中に現れることもあります。私も生のエゾシカは見たことがないのですがエゾリスなら普通に街中の公園でも見ることがあります。

ちなみにヒグマはたまに街に出てくることもあって、ニュースになることもあります。私自身は見たことはありませんが、登山道の入り口に「熊の目撃情報があります」などの看板があってギョッとすることがあります。だから、登山に行く際には熊よけの鈴を持って行く、おしゃべりしながら歩くのは鉄則となっています。

https://www.instagram.com/p/ziecSIOwy-/
杏奈がいかにも歩いていそうな景色。遠くにはマーニーが住むお屋敷がありそうです。

米林宏昌監督の作品

想い出のマーニーは米林宏昌監督が作っています。「借りぐらしのアリエッティ」も手がけた方です。想い出のマーニーはもう一度子どものためのジブリ作品として制作したもので、10代の心揺れ動く若者に向けた作品となりました。

杏奈は家庭に問題を抱えていて、持病の喘息もある。そんな中都会で暮らし、何もかもネガティブな発想しかできない子どもでした。しかし、マーニーと出会うことで心許せるお友達と出会うことができ、北海道の豊かな自然も影響してなのか、少しずつ成長していく物語です。

杏奈は12歳の設定なので、現代の若者が抱えている葛藤を描いている感じでした。米林宏昌監督の作品は、色がとても綺麗で借りぐらしのアリエッティでも1つ1つの描写が華やかな印象ですよね。

個人的に最近のジブリはイマイチと思っていたのですが、想い出のマーニーはマーニーは誰なのか?という謎を残したまま進むため、最後まで惹きこまれてしまいました。あなたは杏奈とマーニーの関係の予想はあっていましたか?私は姉妹かな?と予想していたので、最後の最後でビックリでした。

まとめ

想い出のマーニーのモデルとなった藻散布沼は、一度は行ってみたいと感じた方も多いのではないでしょうか。北海道に住んでいるとなかなか車で厚岸までとはいかないのですが、北海道旅行として行くなら、世界遺産の知床へもアクセスしやすい地域ですから、合わせて訪れてみるのもよさそうです!気になった方はぜひ調べてみてください。

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