肉割れはニベアで消える?自力で治すことは可能?赤い時に試したいニベアの効果まとめ
「肉割れにニベアがいいって聞いたけど本当?」SNSなどでニベアの口コミを見かけて、妊娠線対策に使えるか知りたいのではないでしょうか。ニベアはおしりやお腹が赤い時に試したいスキンケアクリームです。
ニベアの効果を紹介しながら、なぜ肉割れや妊娠線対策に使えるか解説していきます。肉割れ対策になるクリームやオイルも紹介しながら、肉割れは自力で治すことができるのかまとめました。
Contents
肉割れはニベアで消えるの?
肉割れをニベアで対策したい方は、消えるのか?消えないのか?が問題でしょう。ニベアの成分と肉割れを消す方法から、ニベアで肉割れが消えるのか解説していきます。
ニベアで肉割れは完全に消えません
ニベアは保湿目的のスキンケアのため、皮膚の奥が割れている肉割れを消すことはできません。 保湿は肉割れ予防にはなりますが、一度できた肉割れを保湿で消すことはできないのです。といっても、「保湿すれば多少効果はあるんでしょ?」と思う方もいると思います。ニベアに含まれている成分を比較しながら、詳しく見ていきましょう。
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料
ニベアが保湿剤として配合しているのが、「ミネラルオイル」「ワセリン」「スクワラン」「ホホバオイル」「グリセリン」などです。植物オイルやワセリンを使って肌を保湿するつくりとなっています。
ほかには安定剤や防腐剤、香料は入っていますが、皮膚の柔軟性を高める成分は入っていません。保湿成分だけのシンプルなスキンケア商品だからこそ、ニベアは安価で売られているのです。
ニベアは油分を皮膚の表面に与えて、肌の内側にある水分を蒸発させにくくするスキンケアです。肉割れの原因は乾燥だけではないので、保湿をするだけで肉割れを消すことはできないのです。
肉割れ予防なら専用クリームがおすすめ
「ニベアがダメなら何を使ったらいいの?」と迷ってしまいますよね。市販の商品の中には、妊娠線ができてから使える「アフターケアクリーム」が売られています。
ニベアとアフターケアクリームの違いは、配合成分にあります。ニベアは肌の表面に油分を与える目的でつくられているのに対し、アフタークリームは美容成分や肌の柔軟性をアップさせるための成分、コラーゲンの生成をサポートする成分を添加しているものです。
もちろん、妊娠線向けのアフタークリームでもできた肉割れを完全に消すことはできません。アフタークリームの場合は「初期の段階の肉割れを目立たなくする」目的で使ってください。
アフターケアクリームは美容成分や柔軟性分、コラーゲン生成サポート成分が入っているので、ニベアより肉割れができた後に使いやすいです。予防目的なら安価なニベアがおすすめで、できた肉割れを目立たなくしたいならアフターケアクリームをおすすめします。
レーザーや炭酸ガスでも完全に肉割れが消えません
「そもそも肉割れ自体を消す方法はないの?」と思った方も多いと思います。 実は、肉割れを完全に消す方法は世の中にはないのです。
肉割れをできるだけ目立たなくする方法として優れているのが、美容クリニックや皮膚科の「レーザー」や「炭酸ガス」を使った方法です。どちらも1回2万円程度の高額な費用が必要で、何度も施術してもらってようやく肉割れが目立たなくなります。
どちらも自費扱いとなるので、数万円~10万円程度の費用がかかると思っておいてください。肉割れとは一種の傷と同じで、真皮や皮下組織が割れてしまったら、現段階で完全に消す方法は存在していません。
肉割れが完全に消えることがないことは、専門機関も発表していることです。
現時点で有効な治療法はない。時間の経過とともに目立たなくなるが、完全に消退することはない。
出典:https://www.derm-hokudai.jp/textbook/pdf/18-01.pdf
肉割れができる原因とは?
そもそも「ニベアで肉割れが解消できるか?」を理解するために、肉割れができる原因を知らなければなりません。簡単でよいので肉割れができる仕組みをチェックしてみてください。
真皮層や皮下組織が避けるため肉割れができる
肉割れとは「妊娠線」や「脂肪線」とも呼ばれるものです。皮膚に線ができてしまう原因は、急激な体重の増加で皮下脂肪が増えたことからおきます。
妊娠中も短期間でお腹が大きくなるので、皮膚の下にある真皮層や皮下組織が割れてしまうのです。保湿で皮膚が柔らかくなっていればまだ切れるのは防げるかもしれません。
しかし、皮膚が乾燥しやすい方や、体重が急激に増えた方、コラーゲンの生成に必要な栄養が不足している方は、伸ばされて限界に達して皮膚の下が切れてしまうのです。
お尻の肉割れが赤いのは初期状態
お尻の肉割れが「赤いかな?」と感じたら、肉割れができはじめているサインです。肉割れが赤く見えるのは、皮膚の下が割れて毛細血管が透けているためです。
皮膚が割れればそこを修復しようとする働きがおこり、一時的に肉割れは赤く見えます。しかし、時間が経って割れた部分が修復されると、肉割れは白く変化していきます。
肉割れが赤くなっている段階でケアすれば、ひどくならないよう予防はできるでしょう。赤くなっている段階でも完全に修復は無理ですが、ケアで修復を手助けすることはできます。
そもそもニベアはどんな効果があるの?
ニベアはどのような目的で使えるクリームなのかわかると、ニベアで肉割れが解消できない理由が理解しやすいでしょう。ニベアの効果について簡単に紹介します。
ニベアの主成分ワセリンは保湿成分です
ニベアの成分で一番多いのが水で、次いでミネラルオイル、3番目にワセリンがきています。そのため、ニベアはミネラルオイルとワセリンで保湿する製品だといえるでしょう。
ミネラルオイルもワセリンもどちらも油分です。油分がたっぷりと入っているスキンケアなので、肌の表面に油分を補うために役立ちます。
ニベアに水は入っていますが、肌に水分を補う効果はほとんどありません。どちらかというと「天然の皮脂の代わりに油分を補ってあげる」という考え方で使うものです。
皮膚が潤うのは天然の皮脂が分泌していて、肌に含まれる水分が蒸発しにくいからです。肌に潤いを与えるときは油分だけでも水分だけでもダメで、ニベアはもともとある「肌の水分を閉じ込める」ためのものとして使えます。
つまり「肌にワセリンを塗っても同じ」ということです。ワセリンは石油精製成分ですが、安定した成分であることから幅広い化粧品にも使われています。
赤ちゃんの保湿にもワセリンが使えるほど、刺激性は少ない成分です。「だったら肉割れ対策にワセリンでもいいんじゃない?」と思う方もいると思います。
保湿は確かにワセリンでもできます。しかし、ニベアは肌に塗りやすい質感に調節しているので、べたつきやすいワセリンが苦手ななら、ニベアのほうが使いやすいです。
保湿は肉割れの予防におすすめ
ニベアが肉割れ予防になるのは、肉割れの原因のひとつが肌の乾燥から引き起こされるためです。肌の乾燥だけが肉割れの原因ではありませんが、肌が乾燥している人ほど皮膚の下が割れやすい特徴があります。
皮膚が乾燥すると皮膚が硬くなりやすく、急激な体重増加で割れやすいためです。妊娠中に体重の増加を防ぐことは難しいのですが、肉割れ予防として肌の乾燥を防ぐ対策はできます。
だからこそ、「ニベアは肉割れにいい」という声が広まったのでしょう。妊娠中にニベアで肌の乾燥予防をしていた人が、妊娠線ができなかったら「ニベアで妊娠線対策ができた」と感じる人がいても不思議ではありません。
肉割れにニベアをおすすめする人の特徴
妊娠中の肉割れ対策としてニベアが向いている人の特徴をまとめてみます。妊娠線向けのアフタークリームは値段が高い商品が多いので、ニベアを使いたい方はチェックしましょう。
- 価格が安いもので対策したい
- ドラッグストアで買いたい
- 肌を保湿したい
ニベアのメリットは価格がお手頃なことです。ドラッグストアやスーパーなどでも手に入りやすく、いつでも気になるときに購入できます。
妊娠中に使うなら、価格の安さや入手しやすさを重視する方にニベアがおすすめです。肌の保湿ケアをしながら妊娠線予防をしたい方にもニベアが向いています。
肉割れにはアフターケアで線維芽細胞に栄養を届けること
妊娠線予防で大切なのが、皮膚の下が割れるのを防ぐ栄養を届けることです。皮膚はたんぱく質やコラーゲンでできているので、これらの栄養補給をする必要があります。
線維芽細胞とは、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸をつくる元となる細胞のことです。肌の修復を助ける細胞でもあるため、この部分に栄養をしっかり届けることが必要になります。
線維芽細胞に必要な栄養素とは、ビタミンC、ナイアシン、レチノールなどです。妊娠線のアフタークリームにビタミンC誘導体が含まれていることが多いのも、線維芽細胞に直接働きかける目的があるためです。
ほかにもFGF(線維芽細胞増殖因子)を含んだアフターケアクリームもあります。FGFは成分名で「ヒトオリゴペプチド-13」と表記されているので、事前に確認しておきましょう。
みんなの肉割れが消えた?自力で治すクリームの紹介
市販の妊娠線や肉割れクリームで、自力で対策する商品を紹介します。アフタークリームやスキンケアクリーム、医薬品をチェックしてみましょう。
アットノン
アットノンは跡のケアに使うことができる医薬品です。さらにパワーアップしたアットノンEXという商品もあります。
どちらも「ヘパリン類似物質」を加えて、コラーゲン生成に働きかけます。アットノンEXはさらに「グリチルリチン酸二カリウム」を加えて赤みを抑え、「アラントイン」で表皮の再生に働きかけるものです。
<<公式リンク:アットノン
プレマーム
妊娠線対策クリームとしてよく紹介されることが多いのが「プレマーム」です。プレマームの特徴は、肌の基礎を整えて、美容成分で角質層をなめらかにし、皮膚の表面に潤いを与える3ステップのつくりです。
肌の柔軟対策に使えるフラーレンや、ビタミンCもプレマームに含まれています。美容成分が98.7%と高配合なのに無添加のつくりで、妊娠中の敏感肌にも使える商品です。
<<公式リンク:プレマーム♪
ヒルドイド
ヒルドイドは皮膚科などで処方してもらう医薬品です。「ヘパリン類似物質」が3.0mg配合はアットノンと同様で、ヒルドイドはクリームや軟膏、ローション、フォームなどタイプ別に選ぶことができます。
<<公式リンク:ヒルドイド
バイオイル
バイオイルは世界173か国で販売されている、跡対策のスキンケアオイルです。配合されている成分は、基礎オイルに植物エキスとビタミンとなっています。
独自成分として「ピュアセリン・オイル」が含まれています。ピュアセリン・オイルは、エチルヘキサン酸セテアリルとミリスチン酸イソプロピルを混合させたもので、角質層まで浸透させ肌の保湿ケアに使えます。
日本では、小林製薬が販売会社です。バイオイルが生まれたのは1987年の南アフリカで、妊娠線や皮膚の跡にも使うことができます。
<<公式リンク:バイオイル
まとめ:ニベアは妊娠線予防におすすめ
ニベアは安価に売られているのが魅力で、シンプルな保湿ケアとして人気があります。肌が乾燥しやすい人は妊娠線ができやすいので、ニベアで保湿ケアをしながら妊娠線予防をしてみましょう。
妊娠線は一度できてしまうと、アフターケアクリームでも、レーザーや炭酸ガスでも消すことはできません。肉割れは消すことができないからこそ、できる前にニベアでの保湿が必要なのです。
ニベアだけでなくどのような妊娠線予防クリームでも、完全に跡を消すことができないのは一緒です。価格が安く近くのお店で買えるクリームを使いたい方は、妊娠線予防にニベアを活用してみてはどうでしょうか。
ニベア公式サイト:https://www.nivea.co.jp/