デジタルデトックスの効果とは?家族の絆を深めよう
「子どものスマホ依存が気になる・・・」という家庭では、デジタルデトックスが気になっていると思います。
でも子どもに何度スマホを使わないよう言っても、いう事は聞きませんよね。だったら家族みんなでデジタルデトックスに挑戦してみましょう。
思い切って家族旅行に出かけるのもおすすめです。デジタルデトックスの効果や、やり方を解説していきます。
Contents
デジタルデトックスとは?
デジタルデトックスは、簡単にいうと「ネット接続をしない生活」です。私達の生活でネットを利用するのは当たり前になり、気が付いたらスマホやパソコンの画面を見てしまいますよね。
1日スマホやPCを見ない
デジタルデトックスは、スマホやパソコンを使用しない日を設けます。または初心者であれば、1日の中でできるだけスマホやパソコンを使わないよう心掛けます。
デジタル依存から抜け出すきっかけになる
毎日ネットを利用する生活は、依存症の恐れがあります。とくに成長期は心が安定しておらず、スマホ依存から抜け出せなくなる可能性があります。
子どもが次のような生活をしていれば、立派なデジタル依存です。
- 食事中にスマホを見ている
- 電波が届かない場所を嫌がる
- 家族といても会話がない
- 誰かの着信音に敏感
- 普段からSNSの会話をする
いつもスマホの画面を見ているのは、他人の目が気になるから。
子どもの世界は大人が思っているほど大変です。LINEですぐに返事をしないと仲間外れにされる、いつも流行を取り入れていないと周りから浮いてしまう・・・といった不安を抱えています。
デジタル依存になるのは、不安を解消したいため。でもいつもスマホに依存する生活は、さらに不安を助長するため、デジタルデトックスで解消しなければなりません。
デジタルデトックスで得られる5つの効果
デジタルデトックスに挑戦すると、5つの効果が得られます。体や心にも変化が現れやすく、「最近子どもが明るい」「家族と会話するようになった」などの効果が出やすいです。
1・1日の時間が増える
多くの方は、暇があればついついスマホを触ってしまうはず。本来暇だと思う時間帯も、必要なものなのです。
デジタルデトックスでスマホを使う時間が少なくなれば「ボーっとする時間」ができます。
毎日大量の情報が入ってくる現代は、脳がオーバーヒートしがち。ボーっとする時間は、脳を休ませることができます。
またスマホを使う時間が減れば、実質的に時間が増えて、趣味の時間も増えるはず。時間がないと言っている人ほど、スマホの使用時間を見直しましょう。
2・体の不調が改善される
長時間のスマホ使用は、目が疲れたり、肩こりになったりします。最近は若者の間でもスマホで視力の低下がおきているようで、「スマホ老眼」といった言葉も誕生しました。
スマホの画面を長時間見続けていると、いつも目のピントが近くなり、視点を調節する筋肉が衰えてしまいます。本来老眼は40代以降でなりますが、10代や20代で「小さな文字が見にくい」と感じたら要注意です。
またスマホやパソコンの長時間使用は、血行不良により肩こりもおこりがち。さらにストレートネックになっていれば、肩・首・目など幅広い部分で疲労がおこります。
デジタルデトックスで比較的早く実感しやすいのが、体の不調が改善されること。
3・家族との絆が深まる
子どものスマホ使用時間が減れば、家族とのコミュニケーションを取る時間が増えます。
1日の親子の会話で、子どもは何気ないSOSを出しているもの。「学校で何か嫌なことがあった」「友達とトラブルがおきた」など普段の生活で問題が発生しても、親子の会話があれば子どものSOSにいち早く気がつくことができます。
子どもが親に悩みを打ち明けることが多いのは、親と楽しく過ごしているとき。親から子どもに聞いても、悩みを打ち明けてくれることはありません。
親がいつもデジタル機器の使用で忙しくしていれば、子どもは誰にも悩みを相談できず、心にモヤモヤを抱えたままかもしれません。子どもがいつでも親に相談できるよう、親もデジタルデトックスを取り入れてみたいですね。
4・新しいアイディアが生まれる
常にスマホを見る習慣がなくなると、周りの情報をよく見るように変わります。
- レジの横にある商品を見る
- 道端に咲いている花を見る
- 周りの人の行動を見る
スマホを使わず暇になれば、人は自然と周りの様子を観察します。
レジの横に商品がある様子をチェックすれば、「今はこんな商品が人気なんだ」「ついつい買いたくなるレイアウトだな」など今まで気がつかなかった情報が得られるでしょう。
大人になると見なくなる、道端のちょっとした花や動植物たちにも目が行くようになります。身近な部分にも多くの刺激があることに気がつき、童心に帰れます。
また暇なときに、人を観察するのも楽しいですよ。スマホに意識を集中すると機械的に生活してしまいますが、暇ができて人を観察すると、機械的な行動に違和感があるはず。
新しいアイディアが出る人や成功者は、常に周りと違った目線で物事を見ているものです。
5・悩みが少なくなる
私達がスマホ依存になるのは、不安を解消するためでもあります。でもデジタル依存で情報を得ること自体が、実は不安を大きくしている材料だと、気がついている人は少ないです。
「子どもの夜泣きの原因を調べよう」→「もしかして発達障害かも?」のように不安に感じることってありますよね。
ネットで情報を調べると便利なのですが、同時にネガティブな情報も入ってきます。人は不安があるとネガティブな情報に目がいきがち。すると不安だけが残ってしまうのです。
ネットにネガティブな情報が多いのは、「人はネガティブが気になる」から。人は損したくないという気持ちが働きやすく、悪い情報を掲載したほうが、読者に注目されるからです。
また最初はYouTubeを楽しく見ていたつもりなのに、いつの間にか「〇〇をやらないと危険!」や「近いうちに〇〇が起きる!」といったネガティブ情報ばかり見てしまいますよね。
YouTubeで都市伝説が流行るのも、人は不安を解消したい気持ちがあるため。その情報は、「知らなかったら無かったのと同じ」です。「知らぬが仏」ともいいますしね。
- ニュースで事件を見ない
- 芸能人のゴシップは見ない
世の中で流れている情報は、ほとんどが必要ない情報ばかりです。
日本のように先進国だと幸福度が低いのは、多くの情報を得すぎかもしれません。デジタル機器が発展していない発展途上国の人たちは、日本人より幸せそうで笑顔なんですよ。
おすすめデジタルデトックスのやり方
いきなり長期間スマホやパソコンを使わない生活は無理だと思います。デジタルデトックスをやってみよう!と思った方は、簡単なことから始めてみましょう。
不要なメルマガを解除する
気が付いたら多数のメルマガを購読していた!となりがちですよね。
私が増えやすいのは、洋服が好きなのでファッション系のメルマガです。
- 最新の流行をチェックしたい
- 流行に乗り遅れたくない
- セールを見逃したくない
など、不安を解消するためメルマガが増えていきました。ファッション系はメルマガ限定セールや、限定クーポンも配布されているため、購読しないと損すると感じていたからです。
メルマガを解除しても、実際には不便はそれほどないもの。年齢に合わないファッションのメルマガを解除、しばらく買っていないショップのメルマガを解除で解決できました。
SNSは一度にまとめて済ます
TwitterやInstagramなどのSNSは、見出したら切りがありません。いつまでも情報が出てくるため、止めどきがわかりませんよね。
SNS依存になっているなら、「1日1回まとめて見る」と決めればいいです。私の場合は、1日1回朝だけSNSを使うようにしています。
数日家族で旅行に出かける
なかなかデジタルデトックスが実践できないなら、強制的にデジタル排除する生活に変えるのがおすすめ。家族で旅行に出かけて、旅行中はスマホ禁止にしましょう。
国内旅行であれば、スマホがなくても生活はできます。ついついスマホを触ってしまう子どもがいるなら、Wi-Fi環境のない山でキャンプもいいですね。
家族みんなでデジタルから離れよう
私がデジタルデトックスの効果を実感したのは、大停電のとき。北海道地震で広範囲が大停電になったとき、嫌でもスマホやパソコンが使えず、デジタルデトックスの効果を実感できました。
- 頭がクリアになった
- 体の不調が改善
- 星を見る余裕があった
- 家族とたくさん話せた
子どもには「お母さんは人間に戻れた」と言われるほど、見違えるほど変わりました。しかし電気が通ると再びデジタル家電に支配されるようになり、また機械的な人間に戻ってしまいましたが・・・。
現代社会ですべてのデジタル機器から離れるのは難しいと思います。それでも意識して、できるだけデジタルの世界から離れることはできますよね。
- 暇な時間に使わない
- 仕事で使うときだけ
- 私用のスマホは夜だけ
ある程度のルールを設けることで、デジタルデトックスは上手くいきます。暇を楽しむくらいの余裕があるほうが、人生は楽しくなるのかもしれませんね。