美味しい栗の茹で方
山や公園で子どもと一緒に栗拾いをしたら、茹でて味わいましょう。栗の調理方法にもいろいろなものがありますが、やはり一番シンプルで栗の味を楽しめるのが茹でた栗ではないでしょうか。1つずつ剥いて食べる楽しみもあるので、子育て家庭はぜひチャレンジしてみてください。
栗の美味しい茹で方
① 栗 拾った分だけ
② 塩 水1リットルに対して大さじ1/2
栗は下ごしらえとして水にひと晩くらい浸けておいてください。栗は中に虫がいることが多く、水に浸けるだけで虫を追い出すことができます。(長期熟成させてから茹でる場合は、白い粉が出ているものを取りのぞけば、水に浸さなくても大丈夫です)
または目で見て明らかに虫がくった穴が空いているものは、事前に取りのぞいておきましょう。栗拾いは山や公園など自然豊かな場所でおこなうため、どうしても虫が中に入ってしまうのは仕方がないことです。
子どもには「虫が好むほど美味しい」と説明しておき、きちんと虫がくったものは取りのぞくことを説明しておきましょう。
ちなみに、虫がくった栗は、時間が経つと白い粉が穴から出てきます。これは虫が中で卵を産みつけた証拠で、食べることはできませんから取りのぞいてください。画像でもわかるとおり、穴から白い粉が噴出しているのがわかります。
栗を茹でましょう
浸しておいた水は一度捨てて、新しい水に入れ替えてから煮ます。水1リットルに対し、大さじ1/2を目安に塩を入れてください。
最初は強火か中火で煮て、沸騰させるまでそのまま煮ましょう。
お湯が沸騰したら、火を弱火にして40分くらい煮込みます。
茹で上がったら粗熱が取れるまでお湯に入れておきます。その理由は栗に塩がしみこみ、甘味が増すからです。粗熱が取れたらザルにあげておきましょう。我が家の栗は中身が少しスカスカのものも多く、できあがりは表面がしなしなしています。
茹で栗のできあがりです。2つにカットしてスプーンですくって食べたり、皮を剥いて料理に使ったりすることができます。
栗は直ぐに茹でないで熟成させよう
ちなみに我が家でとってきた栗は1ヶ月ほど放置してから茹でました。栗は拾ってきた直後よりも、少し時間を置いた方が糖度が増し甘くなるのです。1ヶ月くらいで3倍もの糖度となるため、直ぐに茹でるのはさけてください。
栗を熟成させるには、一度低温に晒すことが必要です。栗を拾ってきたらそのまま涼しい場所に放置し、気温が下がってくるまで熟成させることをおすすめします。栗は0度くらいの貯蔵で甘味が増すため、できれば雪が降る時期まで放置しておいてください。
茹でた栗はそのまま冷凍保存が可能となり、自然解凍して食べることができます。何日も冷蔵庫で保存すると風味が落ちてしまうため、直ぐに食べきれないほどの量がとれた場合は、一部を冷凍保存にするようにしましょう。
まとめ
子どもと一緒に栗拾いは楽しいですよね。山や公園で栗拾いを楽しんだら、家庭で茹でて食べてみましょう。紹介した美味しい栗の茹で方、栗の熟成方法を参考に、美味しい栗を楽しんでみてください。