emuブーツ偽物の見分け方

冬になると活躍するemuブーツ、正規品かどうか見分けたい方も多いようです。正規品を取り扱うショップで買えばちゃんとした商品を手に入れられるのは確実ですが、ネットだと「正規品です」と書かれていてもそれがどれだけ信憑性があるのかはわかりにくいことも。もしネットでemuムートンブーツを購入したら、正規品かどうか自分で確かめるようにしてみてください。
emuで使われている素材
emuムートンブーツには様々なタイプがあります。代表的なのは「スティンガー」です。こちらは外側がシープスキンで、内側も天然のメリノウールを使用しています。emuで本物のムートンブーツを選ぶならスティンガーを選ぶと良いでしょう。シープスキンの1枚革を使用しているため品質も高くなっています。
次にブロンティ、パターソンのシリーズでは外側に牛革のスエード、内側には天然のメリノウールを付けています。1枚革ではないためウールは張り合わせていることになります。こちらはスティンガーに比べて低価格で販売されているのが特徴で、最近ではパターソンのように撥水加工がほどこされた機能性重視の商品も売られています。
ボアのふわふわ感を選ぶならスティンガー、撥水加工が欲しいならパターソン、小さめのムートンブーツでごつい感じにしたくないならパターソンのようにコンパクトな作りのほうがおすすめです。
emuムートンブーツが正規品であるか
どのタイプのムートンブーツでも最高級オーストラリアのメリノウールを内側に使用しています。メリノウールは通常のウールよりも線維が細かいのが特徴で、滑らかな特徴があります。ウールの中でもチクチクしにくくなっています。
正規品であるかを調べるためには、内側に使われているムートンがウール100%か調べるとわかりやすくなります。偽物では内側に化繊を使用していることがあるからです。
化繊といってもアクリルはセーターなどにも使われていることがわかるように、非常に温かくふっくらとした作りはウールと似ています。工夫された糸はウール100%と区別が付きにくいものもあるくらいです。ただしウール100%の良さを知っている人ならアクリルをウールに似せてもその違いがわかるといいます。
アクリルである可能性が高い
・ 吸水、吸湿性が劣っているため汗をかくとベタベタする
・ 静電気がおきやすい
・ 燃やすと溶けたようになる
一番良いのはムートンブーツの内側にあるムートンを少量取り出し、ライターで炙って燃やしてみることです。髪の毛のように燃える場合は天然毛、溶けたようになる場合は化繊が混じっているか、化繊がほとんどだとわかります。また、本物のウールなら裸足でムートンブーツを履いてみても蒸れません。
こんな商品には注意したほうが良い
ネットショップで買うと価格を比較できるため、一番安価な商品を購入しようと考えるかもしれません。しかし、一番安いのにもかかわらずレビューが1個も無い商品はできるだけ避けるようにしましょう。
もちろんワケアリ商品で安くしているなど理由がきちんと明記されているなら問題ないこともあります。あまりにも安いのに商品説明が簡素である場合は偽物を疑ってみてください。
また、ショップ自体が把握していない例も。この場合は偽物を見分けるのはネット通販では無理でしょう。商品が届いたらムートンの部分を確認してみて、明らかにごわごわしてメリノウールとは違うようなら偽物かもしれません。編み物をしている人ならメリノウールの線維の細さはわかるはず。
例えばユニクロの「エクストラファインメリノウール」のセーターを購入したことがある方は、ウールなのにチクチクしない感じがあるのが確認できます。エクストラとはメリノウールよりもさらに細くしたウールのことです。つまりユニクロのニットよりも多少線維が太めとなります。
本物を避けたいなら公式ショップ
http://www.emuaustralia.com/jp
emuは公式ショップがあります。例えばemuスティンガーマイクロの場合195ドルで売られていました。公式サイトは英語ですが、日本のサイズを選ぶことができます。日本にも出荷してくれるそうですから、ぜったいに偽物を買いたくない方は公式ショップから買うのも良いかもしれません。
ただし公式ショップから配送される商品でも、製造は中国となるそうです。