イギリスパンとは?食パン、フランスパンとの違い

食べ物
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パン屋さんに行くと見かける「イギリスパン」。「食パン」「フランスパン」とイギリスパンとの違いを知っていますか?

わかりにくい「イギリスパンの特徴」と食パンとフランスパンとの違いを紹介します。

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イギリスパンとは?

イギリスパン
イギリスパンは「食パンの分類」です。上が盛り上がった形のパンのことを「イギリスパン」と呼んでいます。

定義

イギリスパンの定義は、蓋をしないで焼き上げた食パンです。発祥はイギリスだといわれていますが、本当かどうかは定かではありません。

イギリスパンのことを、別名「ホワイトブレッド」「ホワイトローフ」ともいいます。全粒粉の小麦粉を使うとパンが茶色くなるのに対し、精製された小麦粉を使うと白くなるためです。

特徴

イギリスパンの特徴は、四角い型に流し込むときに蓋をしないので、上部が山形になることです。

蓋をしないで焼くことで、パンにたくさんの気泡が入り込み、ふんわりとした仕上がりになります。イギリスパンは食パンに比べて、ざっくり感があるのが特徴です。

また、イギリスパンは砂糖やバターの配合量が多くないので、よりプレーンな味がします。甘みやコクが少ないことから、サンドイッチ用のパンとしてよく用いられます。

イギリスパンを食べるとモチモチした食感になるのは、グルテンが多いためです。焼き上がりはふんわりと軽いのに、グルテンのおかげでしっかり重い食べ応えがあります。

種類

日本で売られているイギリスパンは、名前が違うことがあります。「山形食パン」として売られているパンも、一種のイギリスパンだといえるでしょう。

食べ方

本場イギリス人は、イギリスパンをスライスしたものを焼き上げて、たっぷりのバターを塗ってから食べることが多いです。イギリスパンを薄くスライスするとカリカリの食感になり、厚めに切ってトーストするとモチモチの食感になります。

日本ではイギリスパンをサンドイッチ用に使っていることがあります。チーズ、野菜、卵、ハムなどを挟むだけで、簡単なサンドイッチになります。

カロリー

タカギベーカリーのイギリスパンは、4枚切り163kcal、5枚切り132kcal、6枚切り107kcalです。

イギリスパンは単に蓋をしないで焼き上げたもののため、普通の食パンとカロリーは変わりません。パン屋によっては砂糖やバターを少なめにしていることもあるので、多少カロリーが抑えられているものもあります。

イギリスパンはバターやジャムなどを塗ったり、具を挟んだりして食べることが多いので、食事としてはカロリー数が高くなる場合も多いでしょう。

イギリスパンと食パンの違い

角食
イギリスパンはイギリス発祥のもので、食パンはアメリカ発祥だといわれています。食パンの原型となったのがイギリスパンで、イギリスからイギリスパンがアメリカに持ち込まれるようになり、食パンが誕生しました。

食パンを焼くときに蓋をするのは、大量生産に向いているためです。どのパンも同じ四角の形をしていると、大量に製造するために向いていました。

さらにアメリカでは砂糖やバターも多く配合する食パンが作られていきます。そのため食パンは砂糖やバターが多く、しっとりとした焼き上がりのものが多いです。

一方でイギリス発祥のイギリスパンは、蓋をせず焼き上げることで、ふんわりと柔らかな食感に仕上がります。気泡がたくさん入ったパンは、焼くとカリカリになるのが特徴です。

イギリスパンは砂糖やバターの分量が少なくシンプルなため、どのような素材とも組み合わせしやすくなっています。バター、ジャム、ハム、卵など何でも乗せて食べることができるパンです。

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イギリスパンと食パンは、見た目が違うだけでなく、用途や味も異なっています。最終的にはその人の好みで、イギリスパンと食パンを使い分けましょう。

イギリスパンとフランスパンの違い

パン・ド・ミ
フランスパンとは、その名の通りフランスで生まれたパンのことです。イギリスパンがふわふわな食感なのに対し、フランスパンはハードパンの分類になっています。

実はフランスパンは和製語で、海外でフランスパンという言葉はありません。フランスパンとはフランスで作られているパンの総称で、小麦粉・塩・酵母・水のみのシンプルなパンのことをいいます。

フランスパンが硬いのは、砂糖やバターを加えていないためです。フランスパンで代表的なのが「バゲット」「バタール」「パリジャン」で、どれもフランスパンの一種となっています。

一方でフランスパンにも柔らかいパンがあります。パンドミはフランス語で「中身のパン」という意味です。

パンドミは中身を味わうためのパンのことで、砂糖を加えてしっとりと柔らかいものも多いです。パンドミはサンドイッチ用に使うパンで、具を挟んで食べます。

イギリスパン以外のサンドイッチ用パンの特徴

イギリスパン
イギリスパン同様に、サンドイッチ用に使うパンは多数種類があります。それぞれの違いについて知っておきましょう。

パンドミ

パンドミは中身の多いパンのことで、形は山形や角型など種類があります。耳が少なく中身が多ければ、パンドミということができます。

パンドミはイギリスパンに似せて作られた食パンのため、イギリスパンとよく似ています。そのため、日本で売られている「イギリスパン」「パンドミ」はごちゃ混ぜになっていることが多いです。

つまり、山形のパンドミでサンドイッチが作られていれば、ほぼイギリスパンと同じということです。呼ばれ方が違うとイメージが変わるので、区別されていることがあります。

角食

角食は四角い形をしているので、サンドイッチ用のパンとしてお馴染みです。四角の形はパンの耳を落としやすくなります。

クラブサンドイッチ

クラブサンドイッチ
アメリカの角食をトーストして、具にベーコン・レタスなどを挟み、三角形にカットしたものがクラブサンドイッチです。パンの周りがこんがりとしていて、香ばしい味を楽しむことができます。

ベーグル

ベーグル
ベーグルもサンドイッチに使うパンです。小麦粉を使った生地をゆで上げてから、それをオーブンで焼いています。

プレーンで味があまりしないのが特徴です。具はクリームチーズを挟んで食べます。日本のベーグルは味がついていて、そのまま食べられるものもあります。

パントーネ

パネトーネ
パントーネとは、パントーネ種のみを使って発酵させたクロワッサンです。パントーネとは牛の小腸からとれる特殊なイースト菌のことです。

パントーネは長期熟成が必要なのが特徴で、保存料を使わなくても日持ちしやすくなっています。パントーネのクロワッサンも、具を挟めばサンドイッチになります。

イギリスパンとは?のまとめ

パン屋さんに売られているイギリスパン、角食、フランスパンの違いがわからなかった方も多いのではないでしょうか。それぞれ発祥となる国が違っていて、食感や使われている食材も異なっています。

イギリスパン、食パン、フランスパンの違いがわかったら、使うシーンに合わせて使い分けてみましょう。

  • カリカリが好きならイギリスパン
  • ざっくりサンドイッチが好きならイギリスパン
  • しっとりが好きなら食パン
  • 三角にカットしたいときは食パン
  • ハード系が食べたいならフランスパン

使い方で迷ったら、それぞれの国のメニューに近いパンを選んでみてください。