ステーキナイフの切り方

「ステーキナイフってどうやって使ったらいいの?ステーキナイフがないとダメ?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
日本ではステーキを毎日食べるわけではなく、お店でも箸が出てくることもありますから、ステーキナイフの知識を持ち合わせていない方も多いようです。
普段家庭でも洋食料理をつくることが多いなら、ステーキナイフの基礎知識をチェックしておきましょう。
このページでは、ステーキナイフとはどんな道具なのかということから、ステーキナイフの使い方や、ステーキナイフの選び方も紹介しています。
ステーキナイフがあることを知り、はじめて購入しようと考えている方は、この記事を参考にしてみてください。
Contents
ステーキナイフの疑問点
ステーキナイフとは、その名前からステーキを切るナイフということは想像できると思いますが、普段意識して比べている人は少ないかもしれません。
まずはステーキナイフとは何なのか解説していきます。
ステーキナイフとは?
洋食ではカトラリーという道具を使って食事をします。
ステーキナイフはそのひとつで、用途によって使い分けがされている道具です。
ナイフにも種類があるため、その違いを理解しておきましょう。
デザートナイフ(約22cm)
オードブル、肉料理、デザートなどに使うナイフのことです。
ステーキナイフと比べ小さな作りとなっています。
欧米人ではデザート用に使いますが、日本人には大きいため、デザート用をメインで使う場合も多いようです。
テーブルナイフ(約24cm)
肉料理に使うためのナイフとのことです。
正式な肉料理用のナイフとなります。
フィッシュナイフ(約22cm)
魚料理にもナイフが付いてきます。
フルーツナイフ(約18cm)
フルーツやホットケーキなど、デザート用に付いてくるナイフのことです。
ステーキナイフ(約24cm)
テーブルナイフとサイズも似ていますが、ギザギザが鋭く、お肉を切るのに特化したナイフです。
先端がとがっているタイプも売られています。
お皿に傷がつきそう
ステーキナイフはギザギザが付けられているため、そのまま使うと、食器に傷をつけてしまう心配があります。
小さな子どもに使わせる場合では、お皿も一緒にギコギコと削ってしまわないか心配ですね。
鉄板を使うことで傷は気にならない
ステーキ用の鉄板や、スキレットを利用すれば、お皿が傷つく心配をしなくて済みます。
お皿で提供したい場合は、100均で買った安価なお皿を活用するのもおススメです。
ステーキナイフがないときの対処法
日本ではステーキナイフがなくても、特別困ることはありません。
家庭でステーキを作ることはありますが、普段からナイフとフォークを使って食べ慣れていない人も多く、なければないで対処できます。
カットステーキとして提供すればいい
家庭でステーキを焼くなら、カットステーキとして出しましょう。
最初から切られていると、子どもも食べやすくなります。
カットするとボリュームが出やすく、ソースを絡めることで見た目を豪華にすることも可能です。
ステーキの切り方
ステーキナイフを使ってステーキを食べるときには、ナイフとフォークの使い方が気になる方もいるでしょう。
ナイフは右手、フォークは左手で持ちます。
レストランでは置いてあるカトラリーのとおりに持てばよいので、迷う心配はありません。
お肉は左側から切る
意外と間違ってしまいがちで、お肉は右側から切っていないでしょうか?
右手にナイフを持っているため、右から切るような感覚になってしまうことがあります。
お肉は左側のフォークでさし、その横を右から切るのが正解です。
お肉は引くときに切れるのではなく、押すときに切りやすくなっています。
引くときに力を入れ過ぎると、お皿がギコギコと嫌な音を立ててしまうため注意しましょう。
デザートナイフとは?
デザートナイフは、日本では小ぶりで使いやすいことから、お肉を切るためのナイフとして活用していることもあります。
ステーキナイフより小ぶり
ステーキナイフだとサイズが大きくなってしまい、手の小さい日本人だと、扱いにくいと感じることがあります。
テーブルナイフとステーキナイフは同じくらいのサイズで、一回り小さなものがデザートナイフです。
家庭ではステーキナイフとして使うこともある
家庭でカトラリーのナイフを揃えるなら、デザートナイフだけでも問題ありません。
子どもがいる家庭や、女性が使うナイフとしては、デザートナイフのほうが使いやすいこともあります。
フォークの使い方
ステーキナイフと一緒に使う、フォークの使い方も確認しておきましょう。
フォークの背にライスを乗せて食べるのはNG
よく日本人でみかけるのが、フォークの背にライスを乗せて食べるスタイルです。
年配者に多いようで、ちょっと古い食べ方だといえます。
30代や40代くらいの子育て世帯なら、小さいころにフォークの背に乗せるのがおしゃれ、みたいに教えてもらった経験がある方もいるはず。
この食べ方は日本人のみで、海外でやるとちょっと恥ずかしいです。
マナー違反ではないのですが、海外ではほとんど見かけないため、日本人なら気になるのではないでしょうか。
右手に持ち替えて食べてもOK
フォークは左手でずっと持って使う必要はありません。
ナイフでお肉を切ったら、右手に持ち替えて、お肉やライスを食べても大丈夫です。
フォークをすくうような形にして食べることは、マナー違反ではありません。
海外の人でもよくみかけます。
関連記事:世界三大料理はなぜ、フランス料理、中国料理、トルコ料理なの?
ステーキナイフ一覧
まだステーキナイフを持っていない方は、次に紹介する商品を比較してみましょう。
安価なものから、高級なタイプまであります。
TRAMONTINA(トラモンティーナ)
画像出典:http://shop.tramontina.co.jp/?pid=98066970
ブラジルのカトラリーブランドです。
温かみのある木のハンドルが特徴で、家庭用やアウトドア用にも使いやすくなっています。
トランモンティーナのステーキナイフは21cmと小ぶりですから、日本人でも使いやすいのではないでしょうか。
販売価格は702円(税込)で、家庭用としても買いやすいお値段です。
ラギオール
画像出典:https://item.rakuten.co.jp/arekore-hotchpotch/00005520_laguiole_steak/#00005520_laguiole_steak
もともとフランスの牛飼いが使っていたナイフがカトラリーとなり、伝統を引き継いで作られている商品です。
このメーカーは商品登録がないため、誰が作ってもよく、各販売業者から発売されています。
ライヨールステーキナイフとも呼ばれることがある商品です。
メイドインフランスの、ちょっと高級なステーキナイフを購入したいなら、この商品を選びましょう。
刃のギザギザの作りが特徴的で、お肉の切れ味もよく、カラフルなハンドル部分が魅力です。
蜂のマークがポイントで、プレゼントにも喜ばれる商品でしょう。
関 兼次
画像出典:http://www.sekikanetsugu.co.jp/kanetsugu/other.html
刀鍛冶の伝統を受け継ぐ、日本の包丁やナイフのメーカーです。
ハンドルはポリプロピレン、刃は13クロームステンレス銅を使っています。
切りにくい筋のあるお肉も、楽々と切ることができるのが魅力でしょう。
日本製で伝統工芸の技を受け継いでいるメーカーの商品なのに、販売価格は500円(税抜)とお求めやすくなっています。
ニトリ
画像出典:https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/KitchenGoodsTableware/Tableware/TablewareCutlery/8914337?ptr=item
ニトリでは木製の持ち手がナチュラルな、ステーキナイフが売られています。
食卓に出したときの見栄えもよく、価格も498円(税込)とリーズナブルですから、家族みんなの分を揃えてもお買い得です。
フォークをおそろいにすることもできて、スキレットとの相性も良くなっています。
ニトリではスキレットも売られているため、一緒に買うのがおススメです。
貝印
画像出典:http://www.kai-group.com/store/products/detail/310
日本のメーカーで、包丁、鍋、ナイフなど幅広い商品を販売しています。
このナイフはユーティリティナイフで、95mmの小ぶりタイプです。
フルーツナイフ、ステーキナイフ、テーブルナイフなど幅広い用途にも対応しています。
耐熱温度140℃の柄ですから、熱にも強いのが魅力です。
価格は2,160円で公式のオンラインサイトから買うことができます。
まとめ
ステーキナイフは日本では使うケースは少ないかもしれません。
ナイフにはテーブルナイフや、デザートナイフも売られているため、お肉を食べる機会が少なければ、ステーキナイフでなくてもいいからです。
家庭でステーキを焼く機会が多いなら、お肉の筋を切るのに特化した、ステーキナイフを購入してみましょう。