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2歳未満、3歳以上、小学生以下など「未満・以上・以下」の意味を解説

 2019/11/27 妊娠・子育て
この記事は約 6 分で読めます。 1,159 Views
未満、以上、以下の意味

子どもがいる家庭だと「2歳未満の方対象です」「小学生以下は利用できません」などという言葉を見かけることがあります。ここで気になるのが「2歳未満って、2歳は含むの?含まないの?」ということでしょう。

年齢の表現でよくみかける「未満・以上・以下」は知っているようで理解していない人も多いようです。子どもがいると日常生活でよく使われる表現のため、詳しく理解しておきましょう。

未満・以上・以下の意味とは?

「未満・以上・以下」は年齢表現でよく使われています。わかりやすく「2歳~3歳まで」と書かれていればいいのですが、日常では「未満・以上・以下」と表現されることが多いようです。

たとえば遊園地で「5歳未満は乗れません」と書かれていても、5歳が含むのか含まないのかわからず、そのときの考えで判断していませんか?厳密には5歳なのか5歳になっていないのかは店員さんに区別がつかないので、曖昧にすることが多いですよね。

2歳未満の「未満」とは数字を含めないこと

「未満」とは記載されている数字を含めません。2歳未満と書かれていれば、0歳や1歳が対象年齢ということです。

「未満」はその数字を含まずそれ以下の数字のことのため、厳密に数字でわけたいときによく用いられます。「小学生未満」だと小学生全部が含まれずわかりにくいため、それより「6歳未満」のように数を指定することが多いです。

同じように「中学生未満」「高校生未満」「成人未満」という表現はあまり使われません。特定の数字を含めたくないときに未満を使います。

未満の場合は「20歳未満」という表現もよく聞きます。「20歳未満の入場は禁止」など、20歳からOKとなるものも「20歳未満」と書きます。未満は制限を設けるときによく使われる言葉です。

3歳以上の「以上」とは数字を含むこと

「以上」とはその数字を含めます。3歳以上なら、3歳も含めるので、3歳・4歳・5歳・・・といったようにその数字以上を表現しています。

たとえば、遊園地で「6歳以上の人は乗車できます」と書かれていれば、6歳を含むそれ以上の年齢を対象者にしています。遊園地の場合は身長や年齢で制限していることは多く、「6歳以上の人なら乗車しても安全だろう・・」ということですね。

ほかにも「20歳以上が対象です」となっていれば、成人している人を対象にしていることがわかります。

以上の場合は「小学生以上」「中学生以上」「高校生以上」といったように、数字を指定しない例も見られています。

小学生以上なら「小学生を含む」ことです。中学生以上なら中学1年~3年生まで全部を含み、それ以上の人を対象にしていることがわかります。

小学生以下の「以下」とは数字を含むこと

「以下」の場合は、その数字を含みます。以上と以下どちらも数字を含むので、「未満」のルールだけ覚えておけば、間違わないでしょう。

3歳未満だと3歳を含めませんでしたが、3歳以下になると3歳も含めます。3歳以下と書かれていれば、3歳・2歳・1歳・0歳が対象です。

年齢だけでなく「3人以下」となっていれば、「3人しか乗れませんよ」「3人しか使えませんよ」と人数を限定していることがわかります。スキー場のリフト乗り場で「3人以下」となっていれば、定員数は3人までということです。

3人以下なのに、4人乗車することはできません。3人以下は絶対に3人までで、「3人未満まで乗車可能」とは書きませんね。3人までと制限する場合は、「以下」を使います。

小学生未満・小学生以上・小学生以下とは?

未満、以下、以上の意味
「未満・以上・以下」は数字を指定するだけでなく、小学生・中学生・高校生のように大まかな年齢を含めるケースもあります。

小学生未満の場合は、小学1年~6年まですべて含めません。「小学生全部がダメですよ」という意味になるので、幼稚園や保育園児、乳児などに制限しています。

たとえば、赤ちゃんも使うキッズスペースで「小学生未満のみ」と書かれていれば、赤ちゃんと小学生を一緒のスペースで遊ばせられないわけです。乳幼児の安全性を考慮すると、小学生全体を禁止する必要性があるため「小学生未満入場OK」と記載します。

小学生以上となっていれば、小学1年~6年全部を含み、中学生や高校生もOKです。細かな年齢でわける必要がなく、小学生であれば使っても問題ないということです。学校に入っている年齢を対象にする場合も、「小学生以上」と書かれていることがあります。

小学生以下は、小学1年~6年も含みます。小学生、幼稚園児、保育園児、乳児も含んだものが対象年齢だとわかります。

RG12、R15+とは?

同じように年齢制限を設ける場合に、RG12やR15+といった表現も使われています。

Rは「RESTRICTED」のことで、「R指定」ともいいます。リストリクテッドとは制限や禁止などの意味を持っているため、12歳未満や15歳未満が制限されています。

RG12という表現は、映画や海外ドラマでも使われています。HuluやAmazonプライムビデオなどを使っていると、RG12の表現を見かけるので注意しておきましょう。

RG12は「保護者の助言や指導が必要」といった制限です。閲覧禁止まで厳しく制限しているのではなく、保護者の助言があれば見ても構いません。RG12の入場制限であれば、保護者が居なくても助言があれば入場OKです。

その一方で、R15+やR18+は、15歳未満制限や18歳未満制限です。15歳になったら入場が可能、または18歳になったら入場が可能だと判断します。どちらも対象年齢にならなければ視聴も入場もできず、保護者が一緒でもNGです。

RG12の対象となるのは、暴力やホラーなどの表現がある場合です。子どもの精神に影響を与える可能性はあるが、そこまで過激じゃないものです。R15+やR18+になると、確実にその年齢にならないと影響が出る作品だとわかります。

年齢制限をきちんと理解して利用しよう

子ども向けサービスの場合は、「3歳未満」や「3歳以上」という表現がよく使われています。「うちの子も3歳だからいいかな?」「もうすぐ3歳の誕生日だからいいか?」などとあいまいに考えがちですよね。

しかし年齢制限を設けているのは、ちゃんと理由があります。その年齢に達していないと安全が確保できない場合に設けられていることが多いようです。

細かく設定するときは「3歳未満」のような表現ですが、大まかな制限は「小学生未満」という使われ方をしています。最終的には親が利用させるか?させないか?を考えることになるため、もう一度安全性が確保できるか考えてみるといいですね。

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