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妊娠中の正しい座り方!

 2015/04/27 妊娠
この記事は約 11 分で読めます。 4,483 Views

ある妊婦さんはお腹が大きくなってくると「お腹が苦しくて座り方がわからない」と悩んでいました。
「自宅では疲れたら横になれるけど、電車の中など公共の場ではそうはいかなくて疲れる・・・」「夫の実家に長時間お邪魔すると、楽な座り方を見つけられない」と悩んでいたのです。

 

話を聞いてみるとどうやらお腹が大きく苦しいと感じているだけでなく、腰痛も感じやすくなっているようで、座り方に悩んでいました。
そんなときあなたなら、どうやって座りますか?

 

この記事では妊娠中の楽な座り方、見た目にもスマートな方法をいくつか紹介しますので、座り方に悩んでいる方は参考にしてみてください。

妊娠中は座るのが大変に

妊娠中期くらいからお腹が急激に大きくなり、胃や膀胱・子宮などが圧迫されて苦しくなります。
太ることでも同じようにお腹が圧迫されて座るのが大変になりますが、妊娠中はさらに下腹も圧迫しやすいため座り方には注意が必要です

妊婦が感じる体の痛みと座り方

妊婦 座り方
妊娠中に長時間座ると疲れるのは、お腹の圧迫で苦しいだけではありません。
お腹が突き出た形となり腰に負担をかけやすくなり、腰痛に悩まされる方は少なくないようです。

腰の痛み

妊娠中に腰痛をおこしやすい理由は、出産に備えて出る「リラキシン」というホルモンの影響を受けているからです。
リラキシンは骨盤を弛緩させる働きがあって、出産時に骨盤を開きやすくしています。
そのため妊娠中は関節や筋肉がゆるみやすく、腰を痛めてしまう方が多いのです。

 

さらに妊娠後期になればお腹が突き出た形となり、普段の姿勢が変わって、腰に大きな負担をかけます。
バランスを取ろうとして背中が張り、腰や背中が痛くなってしまうのです。

お腹の圧迫

妊娠後期になれば体重が10kgも増えて、お腹は前に大きく突き出した形となります。
子宮内に羊水も増えていて、胸や胃を圧迫するため、息苦しく感じられるでしょう。
普段の生活では何ともない座り方でも、妊娠後期になれば胸が圧迫されて苦しくなるため、座る姿勢を考えなければなりません。

妊婦の場所別座り方

妊婦 座り方
妊婦さんはお腹が圧迫されて息苦しくなり、腰痛も招きやすいため、体に負担が少ない座り方を考える必要があります。
場所ごとに最適な座り方を紹介しますので、参考にしてみましょう。

床や畳の座り方

床や畳に座るときは、あぐらや正座で座るのが正解です。
どちらも試してみて座りやすいほうを取り入れてみましょう。

あぐらで座る

しかし、普段からあぐらをかいたことがないと、骨盤がしまった状態で、妊娠していきなりあぐらをかくことはできません。
あぐらがかける状態というのは、骨盤が開いていなければならないのです。

 

普段からあぐらをかいている場合は、骨盤が後屈しています。
本来なら骨盤が前に傾いていなければならないのが後ろに傾いた状態です。
日本人のヒップが扁平で垂れている人が多いのは、骨盤が後屈していることも関係しています。

 

白人や黒人の骨盤を見ると前に傾いていて、ヒップはきゅっと上がっています。
あぐらをかくということは骨盤が開いてゆがむ原因にもなるため、腰痛対策としてはあまりおススメできません。

妊娠中に関しては、あぐらがかける方が楽な姿勢となりますから、一時的にだけ活用しましょう。

正座で座る

あぐらがかけない骨盤の位置の方は、正座をすると楽に座ることができます。
正座は骨盤底筋を刺激できる座り方で、産後に緩みやすい部分のため、妊娠中から正座をして刺激しておくのがおススメです。

 

「正座は足が短くなるからしない」
最近はこのような方も増えているようです。
モデルさんが子どものころから正座をしないで椅子に座る生活を送っていたという話も聞きますね。

 

しかし足が長くなるのかは骨格で決まっていて、正座で圧迫して骨が成長できなかったということは正しい判断とはいえません。
あぐらでも説明したように、足が長く見えるのは骨盤の位置でも決まってきます。
日本人に多い骨盤が後屈しているタイプは短く見えやすいのに対し、前屈している場合はヒップが上がって足が長く見えるのです。

 

妊婦さんも正座が楽だと感じるなら、この座り方を取り入れても問題ありません。

椅子の座り方

お腹が大きくなった妊婦さんが床に座ると、立ち上がるのが困難になります。
椅子に腰かけたほうが、立ち上がりがスムーズなため、日常動作がしやすいでしょう。
家庭に椅子があるなら、できるだけ椅子に座るようにすると楽です。

 

妊婦さんが椅子を選ぶ場合は、背もたれがリクライニングできるものを選びましょう。
ロッキングチェアやリクライニングチェアを選ぶと、お腹が圧迫されず疲れにくくなります。
家庭にある椅子をそのまま使う場合は、腰の後ろにクッションを当て、背もたれが20度くらい後ろに傾くように調節してください。

 

ロッキングチェアは産後の授乳にも活用しやすくなっています。
ゆらゆら揺れる心地よさで、赤ちゃんも眠りにつきやすいでしょう。

ソファの座り方

妊婦さんがソファに座る場合は、座面や背もたれが柔らかすぎないものがベストです。
深く沈み込んでしまうと、立ち上がることはできません。
リラックスするときは深く沈み込むソファがいいのですが、腰痛対策としては硬めのものを選びましょう。

車での座り方

車での座り方も、背面を少し倒すと、お腹が圧迫せず疲れません。
シートは適度に硬くつくられているため、妊婦さんでも腰痛になりにくいでしょう。

 

腰痛になりにくい座り方は、お尻をシートの後ろにしっかりつけて座る方法です。
浅く腰掛けると楽なようで腰に負担をかけてしまいます。
長時間のドライブの場合は、定期的に休憩をとり入れて、立ち上がって姿勢を変えるようにしましょう。

電車での座り方

電車のシートは背もたれがまっすぐで、妊婦さんだと少し苦しくなってしまいます。
スマートに座るには、背筋を伸ばし、ひざ下を曲げてお腹を圧迫しない方法です。
お腹を圧迫しないためには浅く座るのが楽なのですが、見た目はあまりよくなりません。
電車のシートは妊娠後期の方が長時間座り続けるためにはできていませんから、空いている時間帯を狙って乗車して、できるだけ短時間で済むようにしましょう。

妊娠後期の楽な座り方

妊婦の座り方
妊娠後期になるとお腹が大きくなり、さらに楽な座り方の工夫が必要となります。

・あぐらをかく
・片膝を立てる
・横すわりをする
・バスタオルを背もたれに

この4つの方法で対処できるでしょう。

あぐらをかく

床に座る場合ではあぐらをかくと楽になります。
脚を開くと子宮が圧迫されず、赤ちゃんも居心地がよいようです。
外出先ではロングスカートでなければ対処できませんが、辛くなったら周りの人に一言断るようにしましょう。
ただしあぐらの姿勢は腰痛対策としてはあまりよくないため、長時間は避けてください。

片膝を立てる

ちょっと行儀が悪いのですが、床に座る時には片膝を立てて座ると楽になります。
あぐらの変形型で、楽な人もいるため試してみましょう。
ただし自宅のみなど限られてしまうのがデメリットです。

横座りをする

私が外出先でよくやっていたのが、横座りで肩を少し後ろ側に傾ける方法です。
もともと私は股関節が硬くあぐらは苦手だったため、妊娠中は横座りが基本でした。
両手を後ろに持っていき、上半身を支えるように座っていた記憶があります。

バスタオルを背もたれに

お腹が大きくなると背筋を直角にするわけにはいかなくなります。
お腹が胃や子宮を圧迫してしまうからです。
少し腰を前にずらし、肩を後ろ側に傾ける浅い腰掛け方をしましょう。
この座り方を長時間する場合は、バスタオルをお尻の後ろ側に当てると楽になりますよ。

妊娠中にしないほうがいい座り方は?

妊娠中の座り方で気を付けたほうがよいのは、1つだけです。
それは長時間座らないということ。

長時間座らない

長時間同じ姿勢で座り続けると、妊婦さんの多くは腰やお腹が辛くなります。
妊娠中はママの血液で赤ちゃんに酸素が伝わるため、ママが苦しくなる行為は避けるべきです。

お家でネットサーフィンをする場合も、長時間座り続けないで、ときどき立ち上がりましょう。

妊婦がデスクワークをするときの座り方

妊婦の座り方
お家ではときどき体勢をかえたり立ち上がったりできますが、臨月までお仕事をされていてデスクワークの場合は、そうはいかないことがあります。
そんなときは、座布団やバスタオルなどを利用して、椅子の座り加減を調節してみてください。

 

妊婦さんが椅子に座るとふんぞり返ったような姿勢になり、上半身が後ろにいってしまって、腕や肩にも負担がかかります。
このような姿勢で長時間デスクワークをすれば、腕や肩が疲れてしまうのは当然です。

 

ふんぞり返るような姿勢になるのは、大きなおなかが邪魔でママの胸やお腹を圧迫しないよう自然とそうなっています。
お腹が圧迫されない座り方が必要となってくるため、椅子の座面にクッションやバスタオルを敷きましょう。

 

座面が少し高くなると、膝を曲げて足を下げることができます。
そうすると上半身を後ろに倒さなくても楽になり、腕や肩にも負担が少なくなるのです。

 

個人的にはバランスボールに座り慣れているなら、妊婦さんにもおススメだと思います。
バランスボールの上に座り、膝を少し曲げてかかとでバランスボールを固定するように座ると、足が下に下がりお腹を圧迫しないからです。

 

かかととお尻でバランスボールをしっかり固定しているため、バランスボールが転がる心配がありません。
ただし、普段からバランスボールに乗ることに慣れていないと、転倒する恐れもあるため使用は避けてください。

妊婦の座り方でおススメのグッズ

妊婦が座るときに楽にしたいなら、市販のグッズを活用する方法があります。
家庭にある椅子で適度なものがなければ、新たに購入してみましょう。

椅子は低めにする

オフィスでデスクワークをする女性は、長時間椅子に座るため腰痛も抱えやすくなっています。
更にお腹が大きくなれば体を支えるのも大変になりますね。
椅子は座る高さに少しだけ注意すれば、体全体を支えやすくなります。

 

普段椅子は少し低め、膝より腰のほうが高い位置となっている場合は椅子の高さがあっていません。
膝の位置より腰が低くなると足の裏全体で体重を支えやすくなるため試してみましょう。

携帯クッション

夫の実家に遊びに行くとき、公共交通機関に乗るときなど、携帯クッションがあると姿勢を調節しやすくなります。
100均の折り畳みクッションでもよいので、持ち運びがしやすいものを購入してみましょう。
背もたれにクッションを入れる方法や、座面に入れて椅子の高さを調節することができます。

あぐら用クッション

市販の商品ではあぐら用クッションが売られています。
骨盤がしまっていてあぐらをかけない方でも、お尻に専用のクッションを敷くと、あぐらができるようになるグッズです。

 

産後の授乳中もあぐらが楽なため、妊婦さんは1つ用意しておきましょう。
専用のものでなくても、ドーナツ型のクッションがあれば代用が可能です。
バスタオルを丸めてドーナツ型のクッションをつくってもよいですね。

ママソファ

ママソファとして販売されているのが、MOGUのビーズクッションです。
MOGUは細かいパウダービーズを使用しているため、滑らかな座り心地となっています。
妊娠中にママの体を優しく支えてくれる椅子として、産後の授乳中のソファとして、赤ちゃんを寝かせる簡易ベッドとしても使える商品です。

無印のビーズクッション

無印良品のビーズクッションを購入する方法もあります。
これも外出先での対策ではなく、自宅でできる方法です。

 

体にフィットするソファは我が家にも1つありますが、色々な形に変えられるため、授乳にも使えて便利です。
時間と共に少しずつへたってくるため、我が家では中にクッションを詰めてボリュームを調節するようにしています。

妊婦が腰痛を改善するには?

妊婦が座り方に注意したほうがよいのは、腰痛を抱えやすくなることも理由のひとつです。
体重が増えてお腹が大きくなると、自然と姿勢が変わるため、腰に負担をかけやすくなります。

 

今まで普段腰痛に悩まされたことがない私も、さすがに妊娠中は腰痛が多少ありました。
腰痛を改善させるには出産するしかなく、妊娠中は大きくなったお腹をサポートして、腰の負担を軽くするサポーターの使用が一番です。

 

腹巻や骨盤ベルトなどは夏だと暑くて付けたくなくなりますが、腰の負担を軽くするグッズでもあるため、妊婦さんはできるだけ身に付けましょう。
ストレッチや入浴は一時的な効果でしかなく、腰をサポートして負担を和らげることが一番の対策となります。

まとめ

妊娠中の座り方の対策、楽な方法は見つかったでしょうか。
お医者さんも推薦する方法はあぐらのようですが、私みたいに体が硬い人は横座りの方法がおススメです。
座椅子も上半身を支えることができて便利ですよ。

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