子宮外妊娠で手術なしになる場合は?そのときの処置方法で、抗がん剤とは?

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あなたは「子宮外妊娠でも手術なしになればいいな。」
そのように思っているのでは?
手術は怖いですからね。

 

そんな悩みに答えるよう、子宮外妊娠で手術なしになるケースを紹介します。
そのときに使う抗がん剤についても解説しますね。

子宮外妊娠で手術なしになる場合は?

子宮外妊娠で手術なしになるケースとは?
それは、少なくとも卵管破裂をおこしていないことが前提です。

 

受精卵が卵管で大きくなりすぎると、卵管を破って大出血します。
その場合は緊急手術が必要となるため、薬物療法は使えません。

 

手術なしで薬物療法が利用できるのは、受精卵が着床している部分によっても違います。
卵管妊娠でも、「間質部」だと卵管の一部を切除、子宮摘出が必要なことが多いです。
間質部でも薬物療法が使える場合もあります。

 

「峡部」でも卵管切除が必要ですが、薬物療法が使えることもあります。
出典:http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5911-672.pdf

なかには自然に流れる場合も

日産婦誌に掲載されている情報によると、一部自然治癒があるとしています。
何もしないで子宮外妊娠が解消する割合は、70%前後だそうです。

 

医師に「子宮外妊娠かもしれない」と言われても、多くの方はこの自然治癒になることを願っているはず。

 

私も子宮外妊娠になったとしたら、同じように考えるからです。
手術となると麻酔が怖いため、私は避けたいと思います。
お腹に少しでも傷が入るとなると、女性なら避けたと思いますよね。

 

しかし、特定の条件を満たした子宮外妊娠でないと、自然治癒はできません。

・受精卵が小さい
・出血がおきていない
・hCGホルモンが1,000IUl 以下

 

hCGホルモンの量が1,000IUl 以下では、子宮外妊娠が88%の割合で自然治癒します。
1,000IUl 以上の場合では、自然治癒は48%の割合です。

 

自然に流れていくのを待つ方法は、手術するときより経過観察が長くかかります。
hCGが10IUl 以下になるまで観察が必要です。
出典:http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5911-672.pdf

 

ただし、卵管が詰まっていれば自然治癒は無理です。
中絶の後遺症、クラミジアの後遺症がある場合は、自然治癒しないこともあります。

子宮外妊娠の抗がん剤による薬物療法

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「抗がん剤」と聞くと、誰でも怖いですよね。
私は抗がん剤は副作用が強いという印象が強いです。
でもそれだけ細胞にダメージを与えるということは、受精卵にも影響があるということ。

 

手術するとなると、卵管切除が必要となることがあります。
これから妊娠を希望している場合では、卵管は残したいですよね。
そのようなときに手術ではなく、抗がん剤を使って治療します。

 

妊娠したい方にとっては、抗がん剤は怖いどころか、すごく助けになると思いますよ。
医師から「妊娠を希望されますか?」と必ず聞かれるので、手術にすべきか、抗がん剤を使うか決めてくださいね。

 

子宮外妊娠で抗がん剤を使う場合、短期間だけなので影響は少ないそうです。
次の妊娠に影響が出るとは考えられていません。

 

使われる薬物療法はメソトレキセートというものです。
全身投与や局所投与などケースによって使われ方が違います。

全身投与法

抗がん剤を使った治療は、絨毛性疾患のときに準じています。
投与の方法は、2つです。
1回のみ筋肉注射で大量投与する方法と、時間をあけて筋肉注射で投与する方法があります。

 

副作用は1回で大量投与するほうが少ないです。
効果の高さでは時間をおいて分割投与する方法だといえます。

 

ほかにも、投与方法が違うものもあります。
抗がん剤を飲む方法では、86%の成功率です。
静脈注射する場合は、71%の割合で成功します。

 

このなかで効果が高いのは、筋肉注射するときです。
出典:http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5911-672.pdf

局所投与法

胎嚢内に直接抗がん剤を投与する方法で、全身への副作用が少なくて済みます。
投与する方法は、腹腔鏡、超音波ガイド、開腹によるやり方です。
腹腔鏡による投与が多くなっています。

 

赤ちゃんの心拍が確認できる場合は、超音波ガイドで処置できます。
この方法は採卵するやり方と同じです。

抗がん剤の働き

この薬の特徴をよく調べてみると、核酸の代謝を抑制する働きがあるそうです。
おもに白血病の治療に用いられる薬となっています。

抗がん剤を使ったときの副作用

短期間での使用とはいっても、やはり副作用が心配ですよね。
通常の抗がん剤と同じように、吐き気がおこりやすいです。

子宮外妊娠の手術による処置

子宮外妊娠処置
卵管が癒着する可能性が高いときは外科手術が必要です。
その場合でもいきなり開腹手術をするのではなく、腹腔鏡を使って状態を調べます。

 

とくに、これから妊娠したい方は、卵管を残したいですよね。
いきなり卵管を切除してしまうことはないため、安心してください。
医師に希望を伝えてから手術に入ります。

開腹手術

出血でショック状態になっていなければ、腹腔鏡での処置が多いです。
お腹を大きく開かないと切除できない場合や、卵管の損傷が激しいときに、お腹をあけます。

腹腔鏡下手術

腹腔鏡手術は細い管を数本入れて、カメラを見ながら操作して手術します。
どうしても開口部が狭いデメリットもあるようです。

 

腹腔鏡手術は一部赤ちゃんの一部が残る可能性があります。
経過をよくみながら、必要なら薬物療法も併用する方法です。

卵管圧出術

鉗子を使い、卵管から胎嚢を絞り出すように処置する方法です。
胎児の心拍が確認できるとき、hCGホルモンが高いときは使えません。

卵管をすべて除去する場合

卵管をすべて切除すると、妊娠できなくなります。
年齢がまだ若いなら、将来の妊娠を考慮して卵管をすべて切除しません。
卵管は片側が健康なら、一方を残すことで妊娠ができます。

 

しかし、卵管を残すと癒着や、卵管が詰まる可能性があります。
卵管が詰まった状態では、次の妊娠でも子宮外妊娠になるリスクがあるのです。
この点は医師とよく相談のうえ決めてみてください。

 

卵管が無くても人工授精という方法もまだ残されていますしね。

 

私なら、癒着がひどければ、子宮外妊娠で卵管破裂するのは怖いので、片側だけとってもらうという選択をするかもしれません。
妊娠したい場合は、最低でも1つは卵管を残したいですからね。

まとめ

子宮外妊娠となった場合は手術が多いそうですが、一部ではそのまま流れる場合や、抗がん剤で保存療法とすることもあります。
どの治療が一番よいかは症状によっても異なるため、医師とよく相談してみましょう。
その後妊娠を希望するなら、必ず排卵できる方法を選択してください。

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