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妊娠中の寿司ネタ「生タコ」なら食べられる6つの理由

 2016/06/21 妊娠・子育て
この記事は約 6 分で読めます。 13,684 Views
妊婦とタコ

妊娠中に「お寿司が食べたい」「生魚が食べたい」と思う方も多いでしょう。しかし、妊娠中は魚介類に含まれる水銀に注意するよういわれるため、お寿司や生の魚介類を食べるのを控えている方も多いと思います。
妊娠中は確かに魚介類に含まれる「メチル水銀」が胎児に影響を与えることがあるため、厚生労働省は2005年より、妊婦が避けるべき魚介類を公表しています。しかし、魚介類のなかでも水銀の含有量が少ないのが、生タコなのです!回転寿司などに出かけたくなったら、タコのお寿司を選ぶようにしましょう。

1・水銀が多い魚介類は週に1回が目安

魚介類に含まれる水銀は代謝により体外に排出されています。からだに蓄積するものではないため、一度に大量に食べたり、毎日同じ食品を食べなければ溜まることはありません。厚生労働省が注意を促がす魚介類でも、週に1回程度なら問題ないとされているのです。

・キンメダイ
・クロマグロ
・メバチマグロ
・鯨

これらの魚介類は1回80gを目安に、週に1回なら問題はないとされています。月に1回など量をかなり制限しなければならないのが、バンドウイルカですから、日常生活で食べる機会はほとんどないでしょう。注意するのは寿司ネタとしても多く出回るマグロ類だといえます。

2・魚介類の摂取はからだに良い

妊娠中のタコ
魚介類には水銀が含まれていますが、それ以上のからだに有益な働きをもたらしてくれます。日本人のたんぱく源はもともと魚介類や大豆食品から摂取していました。近年は食生活の欧米化にともない、肉の消費量は増えるのに魚を食べる機会はへっているようです。しかし、世界的に見ても日本人は年間57キログラムも魚介類を消費しており、長寿なのは魚のおかげだともいわれています。

魚摂取と長寿
画像出典:http://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/h22_h/trend/1/t1_2_1_1.html

昭和のころはアジ、イカ、サバなど庶民的な魚介類がよく食べられていたのですが、近年は魚の下ごしらえが少ないサケ、サンマの購入が増えています。サケは海外の生サーモンが入るようになり、子どもから大人まで幅広く食べられるように変わってきています。

DHA・EPA

魚の健康効果で良く知られているのがこの2つ。良い油で血液サラサラ効果、中性脂肪の低下、コレステロールを下げる効果などが期待されています。記憶力にも関連するDHAは、受験生を持つ子どもがいる家庭にも人気です。

アスタキサンチン

サケやエビなど赤い色素を持つ魚介類に多く含まれています。抗酸化作用に優れ、紫外線対策にも使われている栄養素です。アンチエイジングや免疫力アップに欠かせません。

3・生タコの摂取は妊婦さんにおすすめ

妊娠中の生タコ
魚介類がからだに良いことは知っていても、やはり妊娠中は生の魚介類は避けたいと考える方も多いでしょう。水銀を含む魚介類でどれが多いのか?どのくらい食べたら危険なのか?がよくわからない理由もあるのかもしれません。しっかりと情報を得ることで、妊娠中でも生の魚介類が食べらるようになります。

魚介類のなかでも1週間に食べる量を制限しなくてもよいのが、イカ・タコなどの水産動物です。これらに含まれる水銀の量はとても少なく、また生で大量に食べることも考えにくいため、制限する必要はありません。

・イカ 総水銀平均0.39µg/g
・スルメイカ 総水銀平均0.058µg/g
・ソデイカ 総水銀0.071~0.1µg/g
・ハリイカ 総水銀0.01~0.09µg/g
・ホタルイカ 総水銀0.02~0.03µg/g
・ミズダコ 総水銀0.05~0.1µg/g

厚生労働省のデータより

日本人が食べる平均的な水銀の摂取量は、1195年~2004年の間で、6.7~9.8µgとなっています。10年の数値はそれほど変わりがなく、魚介類からは78.8%と水銀の多くを摂取していることになります。この摂取量は妊婦の許容量の59%程度のため、普通に食事をする程度でもあまり蓄積しないということができます。妊娠中の許容量は1日あたり14.3µgのため、普通に食べる分にはこれより超えることはありません。

つまり妊娠中にお寿司が食べられない、生魚を食べられないというのは、単なる思い込みの面が高く、勘違いしている人が多いということなのです。マグロを大量に食べる場合は当然注意したほうが良いのですが、鉄火丼のようにマグロづくしにならなければ、バランスよくお寿司を食べることができるのです。

4・タコに含まれる栄養素

タコに含まれる栄養素
タコの栄養素で代表的なのが「タウリン」です。これは栄養ドリンクなどにも含まれる成分となっています。魚介類のなかでもタウリンの含有量が高く、妊娠中の疲労回復・血液サラサラ効果・高血圧予防にも良い食材です。タコはもともとコレステロールが高いため、妊娠中に避けなければならない食材という感じがします。しかし、タコに含まれるタウリンが、コレステロールを下げる働きがあるためあまり気にしなくても大丈夫でしょう。

さらに疲労回復に欠かせないビタミンB2も多く含まれており、新陳代謝にも使われており、赤ちゃんがお腹にいる妊婦さんは、積極的にとりたい栄養素です。ほかにも血流を良くするビタミンEや、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル類も含まれています。そのためタコは糖尿病や高血圧の改善によいとされており、妊娠高血圧症候群の予防にも良いといえるでしょう。

5・イカやタコを食べると流産する?

妊婦とタコ
「イカやタコを食べると流産しやすい」このような迷信があります。これらの食材はコレステロールが高いことから、妊娠高血圧症候群になると勘違いしたことから伝わったのかもしれません。また軟体動物でもあるため、胎児の軟骨無形成症を連想させることから、食べないほうがいいという風に伝わったと考えられています。

これらは一切根拠がないことですし、さきほども紹介したとおり、タコに含まれるタウリンはコレステロールを下げる働きがあるため、妊娠中に食べても問題ない食材です。逆に低カロリーで高タンパクな食品ですから、赤ちゃんの体を成長させるためにも、積極的に食べたほうがよいといえるのです。

6・生のタコは食中毒に注意!

生のタコは妊娠中でも制限する必要はありませんが、妊娠中は普段より免疫力が低下しやすいため、食中毒には十分注意してください。お寿司屋さんに食べに行く際には問題ないとは思いますが、家庭で生のタコを食べるときには鮮度に注意しましょう。

・腸炎ビブリオ食中毒に注意
・タコやイカで発生しやすい
・下痢や嘔吐などの症状が出る
・タコは流水でよく洗ってから食べる
・タコの酢の物にすると菌が死滅する
・鮮度が落ちたら加熱して食べよう

まとめ

妊娠中の方のなかには、タコが大好き!という方もいるかもしれません。魚介類の水銀が気になっていた方でも、タコならあまり気にする必要はなさそうです。食中毒だけには注意したいため、妊娠中は鮮度管理をしてくれるお寿司屋さんに行くほうが良いかもしれませんね。タコ自体は妊娠中でも積極的に食べたい食材ですから、好きな方はいろいろと調理して食べてみてください。

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