トタン屋根の塗装をDIYでやりました!
お盆中に屋根のトタンをDIYでペンキ塗りしてみました。業者に頼むと40万円くらいはするそうですが、自分達でやると2万円以内で済みました。平面の屋根なら自分達で挑戦してみるのもアリだと思います。我が家がやったDIYのトタン屋根の塗り方を紹介します。
なぜトタン屋根をDIYしたか?
既に40年くらい経っている古い賃貸アパートをしばらく持たせて、価格を安くするため自分達でやりました。後々解体する可能性も高いため、業者さんに100万円以上もかけてトタン屋根の張替えをするのがもったいないと思ったからです。
三角屋根は危険性は高くなりますが、平面の屋根ならチャレンジしてみるのも良いように思います。
既に屋根からは雨漏りがしている状態で、ペンキ塗りとコーキングでなんとか屋根からの雨漏りは無くなりました。本来は屋根の履き替えが必要な状態だとは業者さんにいわれましたが、この先何年も持たすわけではないため自分達の塗装でも十分良さそうです。
第一段階
ワイヤーで錆びている箇所をしっかりと落としていきます。ペンキには「サビの上から塗れる」とありますが、後々サビの箇所から塗装が浮いてくるのを防ぐため、最初にサビ取りをしました。
このとおり、所どころ屋根が錆びているところがあります。後々塗料が剥がれてきても面倒なので、サビを落としました。
雪が溜まりやすい箇所にサビが多いようです。全体ではそれほどサビてはいませんでした。
第二段階
塗料を薄め液でうすめていきます。塗装業者さんではこの濃度に一番気を使うそうです。薄すぎても塗装がもろくなりますし、逆に厚すぎてもよくないとのことです。素人判断なので濃度はよくわかりませんが、缶に書いてある通り薄め液をいれました。
最初はかなり濃度があり塗り難いのですが、薄め液を入れると伸びが良くなりました。薄め液をまったく入れない方法はおすすめできません。
選んだトタン屋根用塗装
グレードの高いシリコン塗装を選びました。アクリルでも良さそうだったのですが、値段を比較してみると1,000円とか2,000円とかそれほど変わらないようだったので、一番グレードの高いものにしました。
屋根のフチもしっかりとローラーでペンキを塗りました。危険な箇所でもあるので、ここは男性にお任せです。
一通り、雪が溜まりやすい箇所のみ塗ったところです。片流れ屋根となっていますが、片方側は道路から屋根が直接見えないようにカバーしてあったようです。
ローラーで塗料を塗っているところです。素人ですが結構綺麗に塗れています。
ようやく3分の1程度まで塗れたところです。ここまでは意外と長く、道具の準備などの時間も必要だったため、半日ほどかかっています。
ちなみに中心にあるのは煙突です。北海道の古い住宅では煙突式の灯油ストーブから排気するため、このように煙突がついています。決してサンタクロースが入れるような穴ではありません・・・。
1日目の塗装が終了です。午後から開始し、夕方くらいまででこの程度塗り終えました。
2日目。午前中にひととおり塗り終えたら、いったん自宅に帰り乾燥を待ちました。お盆中だったこともあり乾燥は意外と早く、2時間程度でも乾きました。最後に下りる箇所を確保するため塗装の順番は考えておきましょう。
DIYでトタン屋根を塗ってみて
金額的には業者さんに依頼すれば40万円はかかるところ、2万円以下で済ますことができたので満足です。ただ3人で塗っていても2日はかかり、作業自体は大変でした。自分たちでやる際には数人で行ったほうが良さそうです。
また、私は女性ですが屋根に上がるのが辛かったです。はしごを使って上がると怖く、何度もやってようやく少しなれた程度でした。屋根に上ってしまえば多少怖いのはまぎれましたが、高所恐怖症の方は注意してくださいね。ちなみに私も高所恐怖症です・・・。
ほかにも大変だったのが塗料を屋根の上まであげることです。煙突の部分に紐をつけ、上から引っ張ったのですが、20kg程度ある缶は意外と大変だったようです。(もちろん私は邪魔になるためやっていません)
このように大変なこともいろいろとありましたが、結果的には満足です。