物を手放す不安が起こる理由2つ!恐怖を克服する対策

「物を手放すと幸運が手に入るよ!」
そう聞いても、不安が強くて物を手放せないことってありますよね。
今回は、そんな物を手放せなくなる理由と、不安を克服して物を手放せるようになるコツを紹介したいと思います。
Contents
物を手放すとき不安になる理由2つ
物を手放すときに不安になってしまう理由を3つ考えてみました。
変わるのが怖い
若いときはあんなに新しいことに挑戦できていたのに、年齢を重ねると「変わるのが怖い」「失敗するのが怖い」という気持ちが出て行動ができなくなりますよね。
年齢を重ねると変わるのが怖くなる理由は、過去のアイデンティティに執着しているから。
たとえば、私の場合は息子と遊びに行った思い出の品が捨てられない、なんてことも。
過去の思い出は美化しやすいので、「あんな幸せはもう来ない!」と思ってしまい、思い出の物が手放せなくなります。
思い出の品物が捨てられない=あんな幸せは二度と来ない。
このような感情が潜在意識にある状態なので、「幸せが来ない」という現実を引き寄せてしまうため、ますます変わるのが怖くなってしまうんですね。
「いつか必要になるかも?」という不安がある
物を手放せない不安があるときは、大抵「いつか必要になるかも?」という不安が影響しています。
たとえば、私の場合は洋服を捨てられませんでした。
「痩せたら着れるようになるかも?」
「いつか着るかもしれない」
などの不安感がありました。
「痩せたら着れる」って、それいつのこと?
本当に痩せる日は来るの?
いいえ、痩せてその洋服が着られる日は来ませんでした。
その代わり、「痩せたら…」のほうを引き寄せてしまい、いつまで経っても痩せない現実がありました。
「痩せたら…」は「痩せなければならない現実が欲しい!」と考えているのと同じ。
それよりも、とっとと現実に目を向けて、今可愛く着られる洋服を新調したほうが、幸せな日々を過ごすことができました。
物を手放すときの不安を克服する対策方法
では、物を手放すときの不安を解消する方法はあるのでしょうか。
私のように過去に執着するタイプは、今を生きるようにするか、物事をシンプルにする方法が適しているように思います。
過去ではなく今を生きてみる
子どもがいる女性でよくあるのは、「子どもとの思い出の品が捨てられない」こと。
私も、子どもが幼稚園の頃描いた絵や、工作などは、未だに捨てられていません。
二度と手に入らない物のため、失う怖さがあるからですね。
どうしても、子どもとの思い出の品が捨てられないときは、写真に残す方法があります。
物だとかさばりますが、写真ならいつでもどこでも見れますからね。
でも、意外と見返すことはないはず。
私も、「子どもの思い出の品が捨てられない」と思いつつ、引っ張り出して眺めることはまったくありません。
過去に目を向けているときは、過去の小さな子どもを想像しています。
しかし、過去の小さな子どもが抱きしめてくれることはないので、大人になった子どもとの時間を楽しむほうが有意義ですよね。
そんなとき、よくある間違いは、その場を楽しまないこと。
子どもの運動会で撮影に一生懸命になる親は多いのですが、その場で子どもが泣いたり笑ったりした様子や、会場の雰囲気を思い出すことはできなくなります。
先日、夫と花火大会に行ったとき、私が撮影をしていると「それ見るの?」と夫の一言。
「そうだね、今を楽しまなきゃ!」と思いました。
映像で見返してもその時の感動は味わえません。
どうしても撮影したいなら1枚2枚など少量のみにして、後は思いっきり花火を目で見て音で感じるようにしたら、いつもより楽しめました。
花火で感動があったのは、五感で感じたから。
その五感で感じた思い出は一生忘れないと思います。
私は過去に体験した花火がすごかった思い出があり、「あの時の感動をもう一度!」「もっといい花火を見たい!」と思っていました。
その当時は携帯電話もカメラもありませんでした。
五感で感じ取ったから、深い思い出として残ったのですね。
身の回りの物を代替可能な物に変えてみる
手放す不安が出てきたときは、いつでも手に入る物を身の回りに置く方法がありますよ。
たとえば、何円なら募金できますか?
レジ横にある募金箱に、何円なら入れられて、手放せるか考えてみてください。
私は「1円だって入れたくない」と思いました。
しいて言うなら「100円くらい?」ですね。
「100円手放せる」ということは、「100円は簡単に手に入る」と思っているからです。
もしかしたら、自動販売機で100円玉を見つけるかもしれませんし、道端で100円見つかる場合もあるかもしれません。
そうやって簡単に手放せる物は、簡単に手に入る物です。
潜在意識で「どうやったら100円手に入るだろう?」とは考えていないわけですね。
「手に入って当然」なので、100円のことなど考えもしません。
物が手放せないときも、同様の心理が働いています。
「セレクトショップで買ったあの洋服は手に入らない」けど「ユニクロで毎年同じTシャツが売られている物は手に入る」わけです。
物を手放す不安が出やすい人は、代替可能な品を選ぶとストレスがなくなります。
いつも不安を感じていると、その不安を感じる現実が引き寄せられます。
物であれば「いつも手に入らない不安」がある現実を引き寄せられるわけです。
以前の記事で「本当の金持ちはユニクロを選ぶ」と紹介しましたが、不安を感じると不安を感じるような現実を引き寄せてしまい、ストレスになることを本当の金持ちたちは見抜いているのかもしれません。
「服なんてユニクロでいいよ!」
こんなふうに物に対して執着がなくなれば、不安は解消できそうですね。