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授乳中に赤ちゃんが寝る、置くと起きる場合は?ゲップの対処法も紹介

 2018/12/07 妊娠・子育て
この記事は約 7 分で読めます。 576 Views
授乳中赤ちゃん寝る

「授乳乳に赤ちゃんが寝てしまい、置くと起きる対処方法は?」新生児の赤ちゃんは吸う力が弱く、授乳中に寝ることはよくあります。

しかし、十分に母乳が飲めていないと満足感が足りず、置くと起きてしまうのです。授乳量が足りないようなら、片方の授乳時間を短くしてみては?

また、授乳中に赤ちゃんが寝たときのゲップをどうするかも紹介します。産後すぐで母乳の出が悪く、赤ちゃんが授乳中に疲れて寝てしまう場合に参考にしていただければ幸いです。

授乳中に寝るのは普通のこと?

授乳中に赤ちゃんが寝る

新生児は吸う力が弱く疲れて寝てしまうことも

新生児の赤ちゃんはまだ吸う力が弱く、授乳中に疲れて寝てしまうことがあります。まだ生まれて間もない赤ちゃんの場合は、授乳中に寝るのは普通のことです。

吸啜(きゅうてつ)の動作は大変

赤ちゃんが母乳を吸うときは、吸啜(きゅうてつ)という動作が必要です。

吸啜は赤ちゃんがしごいて母乳を吸いだすための動作で、生後まもなくの赤ちゃんは上手くできません。赤ちゃんは舌を使って母乳を飲む動作が必要なのですが、最初は上手くできず母乳を飲むことさえできない赤ちゃんもいるくらいです。

何度も授乳を繰り返すごとに赤ちゃんの吸啜の力も強くなっていきます。最初は赤ちゃんが母乳を数分吸うだけでも疲れてしまうでしょう。

1回や2回寝てしまっても大丈夫

新生児の頃は1回でしっかり吸うことはできず、寝てしまっても問題ありません。

赤ちゃんの栄養は長い目で見たトータルで考えればよいためです。1日2日で体重が思ったより増えていなくても、1週間や1ヶ月で体重が増えていれば、赤ちゃんの栄養は足りていると判断できます。

生後2~3ヶ月は母乳の出が悪いため疲れる

新生児の赤ちゃんが授乳中に寝てしまうのは、赤ちゃん自身の吸う力が弱いだけでなく、ママの母乳の出が悪いことも原因のひとつです。

母乳は赤ちゃんに吸われる刺激で分泌量が増えるもので、産後2~3ヶ月はまだ母乳の量は少なくなっています。たくさんの母乳が出ないため、赤ちゃんもたくさん吸わなければならず、授乳中に疲れて寝てしまうのでしょう。

授乳中に寝る、置くと起きる場合は?

授乳中に赤ちゃんが寝る

左右の授乳時間が長すぎないか確認する

赤ちゃんが授乳中に疲れて寝てしまい置くと起きるなら、新生児の赤ちゃんに合わせて授乳時間を調節してみましょう。

片方10分ごとの授乳だと、途中で赤ちゃんが疲れてしまう可能性があります。おススメなのは片方3~5分ごとの授乳時間で、両方の授乳合わせて6~10分以内が目安です。

新生児の頃は短時間の授乳でもOK

新生児の頃は片方を短時間に調節したほうが、赤ちゃんに負担がありません。

片方3分ごとでも2クールから3クールになれば、母乳の出もよくなります。母乳の出がよくなれば片方を5分に増やして、4クール20分で十分な量です。

一度に多く飲ませない

新生児のころから十分に吸う力はないため、「一度にたくさん飲めないもの」と思っておきましょう。一度にたくさん飲めず途中で寝てしまうようなら、授乳回数を増やす必要があります。

0ヶ月~1ヶ月の赤ちゃんは胃も小さく、たくさんの量を飲むことができません。ママは最初から教科書通りの回数や時間にこだわらないで、赤ちゃんのペースに合わせれば、次第に1回で飲める量も多くなるため焦らなくて大丈夫ですよ。

赤ちゃんが授乳中に寝る場合どうする?

授乳中に赤ちゃんが寝る

赤ちゃんが授乳中に寝たら起こす

ママによっては赤ちゃんが授乳中に寝たら起こすケースもあります。助産師さんの指導でも「途中で寝たら起こして」という方もいるようです。

赤ちゃんが1回でたくさん飲めると満足感が高まり、赤ちゃんがよく寝てくれママが楽になるためです。ママが短期間の授乳でくたくたなら、授乳中に寝た赤ちゃんを起こして授乳量が充分な量になるよう調節しましょう。

赤ちゃんが授乳中に寝たら寝かせる

ママによっては「赤ちゃんが気持ちよく寝ているので起こせない」というケースもあります。

すやすや寝ている赤ちゃんの様子が可愛く、そのまま寝かせる場合もあるようです。一度に母乳を飲む量が少ないと短時間で赤ちゃんは起きますが、「授乳回数が増えても赤ちゃんのペースに合わせたい」なら寝かせてあげましょう。

赤ちゃんが授乳中に寝る場合の注意点

授乳中に赤ちゃんが寝る

体重を測って母乳が足りているか調べる

新生児で授乳中に赤ちゃんが寝てしまう場合は、体重の増加だけは注意しましょう。

授乳前にスケールで赤ちゃんの体重を測っておくと、飲んだ量がわかります。飲んでいる母乳の量が充分で、赤ちゃんの体重が増えていれば心配する必要はありません。

赤ちゃんの体重増加が心配なようなら、1ヶ月検診で助産師さんに相談すると安心です。ママが心配だからという理由でミルクに変えたがる方もいますが、助産師さんが「現状でも大丈夫」と言えば母乳だけでも足りています。

母乳が足りなければミルクから先にあげる

1ヶ月検診前で赤ちゃんの体重が増えていないなら、新生児のころだけミルクを先にあげる方法があります。産院でも産後すぐ母乳が出ないママ向けにミルクを用意してくれるところも多いです。

赤ちゃんが母乳を上手く飲めない場合は、最初にミルクをあげると満足感が高まります。ただし、ミルクだけでお腹いっぱいになると、いつになっても赤ちゃんの吸う力が育ちません。

ミルクだとママも赤ちゃんも楽になってしまい、授乳が面倒になることがあります。私も赤ちゃんが上手く飲めずミルクを与えていたら、次第に母乳が出なくなってしまいました。

母乳とミルクを両方使うなら赤ちゃんがミルクだけで満足できないように調節してください。母乳の出が悪い場合は、ミルクの出を促すハーブティを飲む、赤ちゃんにできるだけ吸わせるようにしましょう。

吐き戻ししていないか確認する

授乳中に赤ちゃんが寝てしまうと、ゲップが充分でないことがあります。

お腹に空気が溜まったままだと吐き戻ししやすいため注意しましょう。赤ちゃんの顔を横に向けて、顔の下にガーゼを敷いてあげるとよいです。

ママのおっぱいが辛いなら搾乳すること

赤ちゃんが授乳中に寝てしまい、十分飲めないことがあります。ママのおっぱいの出がよく張って辛いなら、搾乳しておきましょう。

搾乳した母乳は冷蔵庫に入れておけば、赤ちゃんが起きたときに飲ませることができます。

新生児の頃の哺乳瓶は、母乳の構造と似たものがおススメです。赤ちゃんが軽く吸うと出てくるものより、しっかり吸わないと出ない哺乳瓶を使うと、赤ちゃんが吸う力も育てることができます。

赤ちゃんが授乳中に寝るときはゲップをさせる?

授乳中に赤ちゃんが寝る

吐き戻しが多いなら起こしてゲップさせる

授乳中に赤ちゃんが寝てしまい、ゲップが出ずに吐き戻しするなら起こしましょう。

赤ちゃんが上を向いたまま吐き戻しをすると、気道を詰まらせる可能性があります。どうしてもゲップがでなければ、赤ちゃんの顔を横にして寝かせ様子を見てください。

ゲップが出なければそのまま寝かせる

授乳中に赤ちゃんが寝てしまいゲップもでなければ、そのまま寝かせても大丈夫です。

しばらくママが縦抱っこしていると、ゲップが出ることもあります。赤ちゃんを布団に寝かせるときは、背中の下にタオルを敷いて上半身を高くすると、母乳が気管に入るのを防ぐことができるためおススメです。

赤ちゃんが授乳中に寝る場合の起こし方

授乳中に赤ちゃんが寝る

足の裏をくすぐる

赤ちゃんの体重の増え方がよくないなら、赤ちゃんを起こして授乳を再開しましょう。

授乳中に赤ちゃんが寝てしまっても、足の裏をくすぐると起きる場合があります。完全に寝落ちする前に体に触れてみてください。

おむつを替えて起こす

赤ちゃんが授乳中に寝そうになったら、おむつを替えて起こす方法もあります。

おむつが濡れていないか確かめるために赤ちゃんを横にしましょう。気持ちよく寝落ちしそうになっていた赤ちゃんも、涼しくなってビックリするはずです。

まとめ:授乳は片方〇分とこだわらず赤ちゃんやママのペースでOK

新生児の頃は授乳中に赤ちゃんが寝ることは普通です。

赤ちゃんが寝てしまっても無理に起こさなくても大丈夫です。赤ちゃんが1ヶ月検診の際に「体重が増えていない」と言われたら助産師さんに相談して、母乳量を増やす対策をしてみてくださいね。

授乳は「3時間ごとに授乳」「片方10分ずつ」など厳密にならなくてOKです。赤ちゃんによっても母乳が充分飲めるようになるのは個人差があるため、赤ちゃんのペースに合わせてみてください。

母乳育児中のママに参考になる他の記事も下に掲載しておきます。合わせて参考にしてみてください。

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