重曹を使ってTシャツの臭いニオイを落とす方法

夏になると汗をかくのでTシャツが臭くなるのはわかりますが、洗っても臭いと「どうして?」と思ってしまいますよね
私も汗っかきなので、夏になるとTシャツの臭いが気になることがありました…。
そんな私がやった対策は、「重曹を使う」こと。
重曹のメリットは
- 100均でも売られていて安い
- 酸性の油汚れに効果的
- 人体や環境に優しい
私は肌がかなり弱いので、「臭い落としに漂白剤は使いたくない」のです。
肌が弱い人や川を汚さず地球環境に配慮したい人は、重曹を使ったTシャツの臭い落としに挑戦してみては?
Contents
Tシャツのニオイが落ちない原因とは?
「なぜ、洗ってもTシャツの臭いが落ちないの?」
それは、洗濯方法に問題があるからです。
水洗いで皮脂汚れが落ちていない
冬はTシャツが臭くならないのに、夏だけ臭いなら皮脂が原因でしょう。
夏は気温の上昇により、体から皮脂の分泌量が多くなってしまいます。
水洗いで皮脂のような油性の汚れは落ちにくいので、冷たい水で洗濯していることがTシャツが臭う原因ですよ。
「でも夏は冬と比べて水道の温度も高いのでは?」
そうですね、たしかに水道の温度は高いのですが、皮脂を溶かすほどの温度ではないので、水道水で洗っていれば皮脂汚れは落ちにくくなります。
洗濯後すぐに干していない
Tシャツが臭くなる原因で、もうひとつ注意したいことがありますよ。
それは、「洗濯して干さず、濡れたまま放置すること」です。
雑菌が繁殖するのは、温かい場所と水分がある環境。
洗濯槽の中は雑菌が繁殖しやすい環境なので、注意したいですね。
とくに夏は気温が高くなるので、洗濯槽の中もかなり温度が高くなっているはず。
そのような環境だと、雑菌が繁殖してしまうのは当然なのです。
「すぐに洗濯物を干してるけど臭いのですが…」
このようなケースでは、皮脂汚れを落とすため重曹を使って洗う方法を試してみてくださいね。
重曹を使いTシャツの臭いを落とす方法
Tシャツの臭いを落とす方法は、酸素系漂白剤や塩素系漂白剤でのつけ置きもOK。
でも「できるだけ肌に優しいものを使いたい」「川や海を汚さないものを使いたい」と考えるなら、重曹がおすすめです。
たぶん、「重曹 臭い」で調べている人は、頭がいい人ですよね。
「ちっちゃな子がいて洗剤の成分に気を遣っている」人や、「川や海を汚さないのは、子どもたちに安全な環境を残すため当然のこと」だと思っているはず。
きちんと考えている人は、重曹でTシャツの臭いを落とす方法を選びたいですよね。
ぬるま湯+重曹で臭いを落とす
重曹でTシャツの臭いを落とすなら、ぬるま湯+重曹を使うのがコツです。
洗面器や洗面所のシンク・洗濯槽などに40~60度のぬるま湯を入れましょう。
重曹のようなアルカリ剤を入れて、Tシャツを30分くらいつけ置きしてから洗います。
40~50度のぬるま湯は、手を入れて火傷しない程度の温度。
お風呂のお湯より少し熱いくらいの温度にするといいですね。
重曹とぬるま湯を使うのは、水よりお湯のほうが皮脂汚れが落ちるから。
フライパンの油汚れを落とすときも、お湯で油を流すとよく落ちるのと同じことです。
洗濯槽で1~2時間つけ置きする
普段の洗濯なら重曹+ぬるま湯で30分つけ置きでいいですが、Tシャツの臭いがひどいときは1~2時間に延ばしてみてくださいね。
別洗いでつけ置きするのは面倒なので、洗濯機を使う方法が便利。
洗濯機に水やお湯を入れる部分に蛇口があるので、お湯が出る蛇口と水が出る蛇口を開いて、ぬるま湯を洗濯槽内に溜めます。
つけ置きのポイントは、最初は洗濯だけすること。
洗濯機の「洗い」だけを稼働させると脱水されないので、簡単につけ置きができます。
1~2時間ほど洗濯槽内でつけ置きしたら、すすぎ・脱水をやりましょう。
また、洗濯機を2回操作するのが面倒なら、普通の洗いコースを選択して、洗濯機の蓋を開けっぱなしにすると脱水されません。
1~2時間経ったら、洗濯機の蓋を閉めてすすぎと脱水をしてくださいね。
重曹で煮洗いする方法も
30分~2時間のつけ置きでもTシャツの臭いが落ちないなら、煮洗いという方法も。
ホウロウの鍋に水を入れてお湯を沸かします。
ステンレスの鍋だと、重曹のアルカリで鍋が黒ずんでしまうので、ホウロウ素材がおすすめ。
お湯が沸騰したら、お湯1リットルに対し重曹大さじ1を入れましょう。
重曹を入れるとお湯と反応してシュワシュワと泡がたつので、吹きこぼれに注意してくださいね。
次は、Tシャツを入れてグツグツと煮ていきます。
煮る時間は15分~20分くらい。
箸を使ってときどきTシャツをかき混ぜてくださいね。
煮洗いが終わったら、そのまま自然と冷えるまで放置します。
Tシャツが十分に冷えたら、鍋から取り出し洗濯機で普通に洗ってくださいね。
煮洗いをするとお湯がベージュに変わって、「こんなに汚れていたんだ!」とビックリするはず。
煮洗いの方法は、台所で使うふきんを白くする方法としてもおすすめです。
白いTシャツを煮洗いすると、普通の洗剤では落ちなかった油汚れがスッキリして、色が白くなり臭いも落とせますよ。
ただし、化学繊維のTシャツに煮洗いは向いていません。(熱に弱い)
綿100%か綿の割合が多いTシャツで煮洗いを試してみてくださいね。
臭い予防ならスプレーもおすすめ
重曹とぬるま湯で洗えば、Tシャツの臭いは落とすことができます。
でも、「また汗をかいたら臭うんだけど…」という悩みもありますよね。
そんなときは、皮脂汚れを洗濯した後に、消臭スプレーをTシャツにかける方法があります。
とはいっても、化学成分たっぷりの消臭スプレーは避けたいはず。
私が使ってみていいなと思ったのは、「液体イオン交換体」が主成分の消臭スプレーです。
液体イオン交換体は、ぶどう糖由来のものなんだそうです。
洗濯後のTシャツの臭い予防が気になる人は、ヌーラという消臭スプレーもチェックしてみてくださいね。
重曹を使った臭いを落とす方法の注意点
最後に、重曹を使ってTシャツの臭いを落とすときの注意点を紹介しますね。
重曹はアルカリ性
重曹でTシャツの臭いを落とせる理由は、重曹がアルカリ性だからです。
皮脂汚れは酸性なので、アルカリ性の重曹で中和することができます。
また、汗には酢酸という酸性の成分も含まれていますよ。
ほかにも、アンモニア臭を中和するためにも、アルカリ性の重曹がいいんです。
肌荒れ防止に酸性で中和がおすすめ
アルカリ性の重曹は酸性の臭い落としに使えますが、アルカリ性なので使うときは注意したいことがあります。
それは、肌は酸性であるということ。
アルカリ性の重曹でTシャツを洗うと、Tシャツがアルカリ性に傾いている恐れがあります。
すると、直接皮膚に触れるTシャツで肌荒れする人もいるかもしれません。
重曹でTシャツを洗って肌が痛むようなら、すすぎ時にクエン酸やお酢を入れてアルカリ性を中和するといいですね。
クエン酸は、食品に使えるレベルのものを選ぶと安心です。
お酢は食品なので、アルカリ性の重曹で肌荒れするなら、最後に加えるといいですね。
Tシャツの臭いが落ちないなら重曹で洗おう
重曹は人や環境に優しい素材で、安いのが魅力ですよね。
そのままの重曹を洗濯に使っても皮脂汚れは落ちにくいので、ぬるま湯で洗うかつけ置きするのを忘れないようにしましょう。
重曹は肌が弱い人にもおすすめの成分です。
Tシャツを重曹でつけ置きすれば
- 周りから臭いと思われているか気にならなくなる
- 自分に自信がもてるようになる
- エレベーターなど密室が怖くなくなる
Tシャツの臭いが洗っても取れないときは、重曹+ぬるま湯を試してくださいね。