トマト缶は危険?!気になる人の対策6選!紙パックや瓶詰がおすすめ

「トマト缶は危険だと聞いた」
「トマト缶は食べないほうがいい?」
少量であればトマト缶を食べても危険ではありません。
ただし、毎日大量にトマト缶を食べている人は、影響があるかも。
なぜ、トマト缶が危険だといわれるのかその理由と、トマト缶の危険性が気になる人の対処法6つを紹介しますね。
Contents
トマト缶は危険だといわれる理由とは?
そもそも、なぜトマト缶は危険だといわれるのでしょうか。
BPA(ビスフェノールA)が溶け出す恐れ
トマト缶に限らず、缶詰の内側にはBPA(ビスフェノールA)が塗られています。
簡単にいうと、缶詰の内側にプラスチック素材が塗られているということ。
BPA(ビスフェノールA)の詳細は、国税庁の公式サイトに記載がありました。
BPAが体内に入った場合、環境ホルモンとして働くことが確認されていることから、日本においては、ポリカーボネート製の容器・包装について、BPAに関する規格が定められています。
また日本国内では、缶詰の内側に使うBPAの使用基準があります。
厚生労働省の公式サイトに基準内容がありました。
ビスフェノールAについては、動物を用いての急性毒性、反復投与毒性、生殖・発生毒性、遺伝毒性、発がん性などの様々な毒性試験が実施されており、その結果から無毒性量※が求められています。これらの毒性試験における無毒性量を基に種差や個体差などに起因する不確実性※も考慮し、安全側に立って、ヒトに対する耐容一日摂取量※が1993年(平成5年)に、0.05mg/kg体重/日と設定されました。
海外でも注目されているBPA
日本だけでなく、海外でも缶詰に使用するBPAでの規制があります。
1日の体重1kgあたりの基準は下記のとおりです。
- 日本:0.05mg
- FDAアメリカ:0.05mg
- EFSA欧州:0.04mg
- フランス:すべての食品で禁止
厚生労働省が発表した内容によると、缶詰は輸入品が72%を占めているそうです。
しかし、海外製品の缶詰でも日本と同じ基準のため、大量に食べなければ問題はないのではないでしょうか。
影響が考えられるのは、胎児や乳幼児など代謝が未発達の場合。
通常は、缶詰からBPAを摂取しても代謝されると考えられているようで、赤ちゃんにトマト缶を使うのだけは避けたほうがいいかもしれませんね。
トマト缶の危険性が気になるときの対処方法6選
トマト缶を毎日大量に食べなければ、危険ということはなさそうです。
それでも、やっぱり危険性が気になるという人は、次に紹介する5つの対策がおすすめ。
紙パックのホールトマトを使う
キッコーマンから、デルモンテの紙パックホールトマトが売られています。
私は紙パックの製品をスーパーで見かけたことがないので、扱っているお店は少ないのかも。
1個100円代で買えるので、一般的なトマト缶と同じくらいの価格ですね。
近くのお店で扱っていないときは、ネット通販でまとめ買いするとよさそうです。
瓶詰のホールトマトを使う
瓶に入ったホールトマトなら、危険性が少なく安心です。
ただし、トマト缶と比べると、瓶詰のホールトマトは価格が高め。
バジルなどを加えて味付けされているトマト缶なども、瓶詰で見かけますね。
瓶詰のホールトマトは、瓶を再利用できるメリットがあります。
自家製のホールトマトを作るとき用に、瓶詰ホールトマトをいくつか買うのもおすすめ。
生のトマトから湯剥きして使う
もっとも安全性が高いといえるのは、自家製のホールトマトを作る方法。
畑で育てた無農薬トマトを使うと、さらに安全性がアップします。
自宅でホールトマトを瓶詰にするときは、トマトを湯剥きにして瓶に詰めます。
瓶は煮沸消毒をしておくと、常温保存が可能ですよ。
湯剥きトマトを瓶に詰めたら、塩水で瓶を満たし密閉させます。
鍋で瓶ごと60分煮ると「脱気処理」という瓶から空気を抜く作業ができて、長期保存ができるようになりおすすめ。
トマト缶を食べすぎない
日本や海外のトマト缶は、1日に摂取するBPAの基準があります。
簡単にいうと、1日に大量のトマト缶を食べなければ、それほど影響はないといえますね。
日本で毎日大量のトマト缶を食べる人は多くないはず。
毎日大量にトマト缶を消費するなら、生のトマトを買ってきて手作りソースを作ったほうがいいかもしれませんね。
欧州基準のトマト缶を選ぶ
食品の基準は、日本より欧州の基準が厳しくなっています。
ヨーロッパはオーガニック食品なども日本より普及しているため、より安全性の高いトマト缶を選ぶなら、欧州産のものがいいかも。
幸い、日本では欧州地方のトマト缶が手に入りやすいですね。
業務スーパー・カルディ・コストコなどでオーガニックのトマト缶を探してみるのもおすすめです。
製造年月日が新しいものを選ぶ
缶詰の内側に塗られているBPAは、缶詰の保存期間が長くなるほど影響が出やすく。
製造年月日が新しいものを選ぶと、比較的安心して食べることができますよ!
私は、かなり昔に古い缶詰を食べたことがあるのですが、薬品のような味がしました。
賞味期限からかなり過ぎていた缶詰だったので、BPAが食品に溶け出している割合が多かったのかもしれません。
製造年月日が新しい缶詰なら、このような心配はありませんよね。
トマト缶は危険?のまとめ
我が家でもトマト缶はたまに使うことがありますが、毎日大量に食べていないので、危険性を感じたことはありませんでした。
どうしても気になる人は、紹介した対策を試してみてくださいね!
トマト缶が好きでよく食べる人は、自家製ホールトマトにも挑戦してみましょう。