オール電化住宅で電気代10万円って本当なの?
「オール電化住宅で電気代10万円って本当なの?」
あなたは、こんな疑問がありませんか?
北海道でオール電化住宅の我が家では、1万円電気料金が上がりました。
(いつも使わない電気ストーブ費用込み)
「え?!1万円も値上がり?」
このように危機感があった我が家では、ある対策をすることで、ほぼいつも通りの電気代に減らすことに成功しましたよ。
そこで、「なぜオール電化住宅の電気代は高くなったのか?」の問題と、「何が影響しているのか?」を考察してみました。
電気料金が高くなって「今後どうしよう……」と悩んでいる方が参考にしていただけましたら幸いです。
Contents
ニュースで話題となるオール電化住宅10万円超えについて
まずは、ニュースで報じされるオール電化住宅の電気代10万円超えの現状から見ていきましょう。
ニュースで報じられている内容
給湯を含め全てを電気で賄うオール電化の家庭では、1カ月10万円を超えるケースも。東北電力だけでなく、新規参入した新電力の事業者も続々と値上げ。電気を多く使う銭湯、温泉の経営者からもため息が漏れる。「10万8017円」
引用:Yahoo!ニュース
このニュースの「電気料金10万円超」とは、温泉の経営者のケースではないでしょうか。
続いて東北に住む男性のケースが紹介されていますが、「4万2千円超」だそうです。
少し誤解を与えるニュースとなっているので、「オール電化住宅のほとんどが気料金10万円超になっている」と勘違いする方も少なくないと個人的に感じました。
夜間電力の割引がなくなった影響が大きい
つづいて、夜間電力の割引がなくなったニュース記事です。
東北電からは、1キロワット時当たり11.12円と安かった夜間料金を2.5倍以上に値上げするとの通知も来た。男性が今の使用量と単価で試算したところ、電気代がさらに数万円跳ね上がるという。
引用:Yahoo!ニュース
オール電化住宅で電気代が安い家庭は、蓄熱暖房器具を使っています。
電気料金の安い夜間電力で熱をためておき、日中に少しずつ蓄熱した熱を排出するので、日中の高い電気を使わなくて済みました。
でも「夜間電力が2.5倍以上に」なった地域も。
我が家では北海道電力と契約していますが、夜間電力が値上げになった事実を知りませんでした……。
オール電化の光熱費が安くなるのは夜間電気が安いからなので、割引がなくなると死活問題ですよね。
再エネ賦課金も値上げへ
全国の電力会社はいろいろ難癖して便乗値上げしているようで、再エネ賦課金も値上げだそうです。
再エネ賦課金とは、再生可能エネルギー分をみんなで負担する金額のこと。
風力発電、太陽光発電などの料金を家庭が負担するものですが、太陽光発電を設置していない家庭にとっては、かなり大きな負担となっています。
再生可能エネルギーに積極的にシフトするのは納得できても、「家庭が負担するのはおかしい!」と感じてしまいますよね。
とくにオール電化だと負担割合が高く、1か月に2,000円とか普通にとられているので、私も納得できていません。
電気代高くなった我が家の節約方法を紹介
それでは、我が家のケースで電気代が高くなったのか紹介したいと思います。
- 北海道在住:ほくでん契約
- 深夜電力:電気温水器と電気ボイラー
2022年12月分は1万円値上げされた
ニュースなどで「電気代が上がっている」と話題になって我が家もチェックしてみたら、2022年12月分の電気代は、昨年より1万円も値上がりしていました。
例年の電気代
- ホットタイム:電気ボイラー月2円~3万円
- ドリーム8:電気代15,000円~16,000円
くらい
1万円値上がりしたのは、ドリーム8のほうでした。
ホットタイムはセントラルヒーティング専用の電気プランで、ドリーム8は深夜電力割引を含むプランなので、電気温水器の料金も含みます。
ということは今年の電気料金が上がったのは
- 深夜電力値上げの影響が大きい
- セントラルヒーティングの料金は変わらず
我が家のケースでは、「電気温水器」が電気代高騰の理由だと予測しました。
2023年1月分はほぼ同じくらいの電気料金に
そこで、対策したのが電気温水器を1日おきに沸かす方法です。
「何で、セントラルヒーティングではなく、普通の電気代がこんなに上がっているの?」
このような疑問があったので、「電気温水器を毎日沸かさなければいいのでは?」と考えてみたのです。
電気温水器で、毎日稼働と稼働日数を減らした電気料金の違いは、こちらのブログを参考にさせていただきました。
1日あたり2kw×30日とすると、1ヶ月で60kwなので、1066円分の節約になるということがわかりました。
参考にしたブログでは、夏だったこと、シャワーで済ましていたので、我が家とは少し現状が違います。
それでも「月1,000円程度の節約」は大きいと思いました。
我が家では、
- 夫婦2人
- 電気温水器の量が多い
我が家では冬に実験をしたので、2日が限界でした。
1日おきに電気温水を沸かすのを止める感じですね。
すると、1日目は電気温水器をまるまる沸かしているので熱いお湯が出ます。
しかし、冬なので2日目は熱いお湯が出にくくなり、少しぬるいので浴槽にお湯を貯めるのにタンクのお湯をかなり消費するようで、3日目にはタンクがカラに。
そのため、我が家では1日おきが限界だとわかりました。
すると電気代がどうなったか?
例年通り、ドリーム8は月16,000円ちょっとに下がりました。
2022年12月分が26,000円くらいなので、1万円も電気料金が下がったことになります。
12月はいつも使っていない電気ストーブの料金も含むので、電気温水器を1日おきに沸かす対策では、実質数千円程度の節約ですね。
- 例年ドリーム8:15,000円~16,000円くらい
- 電気ストーブ込みの12月:26,000円くらい
- 電気ストーブの料金目安:4,000円~5,000円くらい
「深夜電力割引がなくなる」という連絡は、ほくでんから来ていなかったように思います。
オール電化で重要な深夜電力割引をいきなり止めるなんて、ひどいですよね。
我が家では、参考にしたブログと同様に、電気温水器が電気代を圧迫していた原因でした。
まだ、1か月しか試していないので「本当に1万円も安くなったのか?」はわかりません。
政府からの支援金も出ているようなので、その影響で安くなったのも理由のひとつかもしれませんね。