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ベルマークを集めたらどうなる?

 2016/09/21 子育て
この記事は約 5 分で読めます。 2,017 Views
ベルマーク

子どもの頃だれもが集めた経験があるベルマーク。でも具体的にベルマークのことを理解している人って少ないのかもしれません。一番関わりが深いのは、小学生の子どもを持つPTAではないでしょうか。手軽に社会貢献できて良いサービスではあるのですが、いろいろな闇も抱えているらしいのです。

ベルマーク集めに困っているPTAも多い

子どもを持っていると必ず関わる必要があるのがPTA活動です。以前は専業主婦の人も多かったため、学校行事に母親が参加するのは大変ではなかったのですが、今のお母さんは共働きの方も多く、PTA活動自体に困っている人も増えています。

PTA活動だけでも大変なのに、ベルマーク集めの係りになってしまうと、もっと大変な目にあっているお母さんもいます。普段仕事を持っている方は有給を取り、わざわざお金にもならないベルマーク集めの仕事をさせられている現状に。

そのため、最近ではベルマーク集めを強要しない学校も増えているようです。
はっきり申し上げますと、ベルマーク運動は、労多くして実り少ない、と思います。とにかく、各社の仕分けや点数の計算にかかる仕事が膨大で、それがあるので、PTA内の担当委員会に入りたがらない方も出てくる始末
出典:http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4904760.html

PTAのベルマークの仕事

普段仕事を持っている人でもベルマーク係りになると、仕事を休んで平日にベルマークの集計をしに行かなければなりません。

・ 各クラスに1~2人くらい選出
・ 各家庭でもベルマークを持ち寄る
・ スーパーにボックスを設置させてもらう

年間でいえば学校規模にもよりますが、5~10万円くらい集まることが多いようです。それを好きな商品に変えてもらい、社会貢献とすることができます。

家庭でベルマークを集めている場合

PTAの仕事として強要してしまうとなかなか大変なものがありますが、それでも昔からの習慣でベルマークを集めている方もいるのではないでしょうか。

集めたベルマークはスーパーに回収ボックスが設置されていないか確認したり、直接学校に持って行く方法、近くに住む小学生の子どもがいる家庭に寄附するなどの方法があります。学校規模でも年間5~10万円と少ないわけですから、個人レベルではなかなか商品と交換するくらい溜めるのは難しいでしょう。

もともとベルマークの活動は、教育施設助成会の設立からはじまっています。学校がベルマークを集め、教材や備品などと交換できるのが狙いとなっています。ベルマークの始まりは1960年となっており、文部省の許可を得て朝日新聞社が中心となり活動を始めています。

ベルマークは現金化するものではなく、あくまでも教育関連の備品に交換できるものなのです。

ベルマークのシステム

ベルマークは1点=1円で商品と交換することができます。協力会社には購入代金の90%が企業に支払われ、10%が自動的に財団に寄付される仕組みです。

財団は寄附されたお金を、僻地校、被災した学校、盲学校、養護学校などに寄附しています。
ベルマーク
画像出典:http://www.bellmark.or.jp/about/flow/flow.htm

買うことができるのは協力会社の商品のみとなります。協力会社は、内田洋行、エルモ社、加賀ソルネット、セイコークロック、セイコータイムシステム、セノー、第一電子、東芝エルイーソリューション、電通産業、日教販、ブリヂストンサイクル、ミズ、ミズノ、ヤマハミュージックジャパン、ライブです。

ベルマークが付いている協賛企業は年々数が減少しているようです。2016年現在では96社となっており、日常生活でベルマークを集めるのは難しくなっているのかもしれません。学校で使用するノート、お菓子類、食品類、イオントップバリュなどがベルマークを集めるメインの商品となりそうです。

ベルマークの協賛会社と協力会社とは?

協賛会社・・・ベルマークを付ける会社
協力会社・・・購入できる商品を提供する会社

ベルマークを付ける協賛会社は、ベルマークを付けているだけで社会貢献に積極的な企業だとアピールできます。商品の販売自体が社会貢献となり、ベルマーク集めをしているユーザーの取り込みもできるようになっています。実際に商品が浸透する例もあるそうです。

協賛費用・・・分担金225万円、寄付金3年目までは30万円・4年目からは10万円、発送費など約30万円
収集マーク1点につき・・・1.25円(1円はPTAに、0.25円は財団運営費)
参加時保証金・・・350万円

このように協賛会社になるだけでも、年間の維持費は高額となっています。中小企業では参入することはできず、大手企業のみである理由は参加費用が高いからなのでしょう。

協力会社はPTAからベルマークを溜めた金額で買い物をしてもらうことができます。

年間固定費・・・100万円
年間変動費・・・売上の1.5%

ベルマーク自体が本当に社会貢献かわからなくなる

ベルマークの運営は協賛企業から毎年費用を徴収し、協力企業からも費用をもらっているようです。そのうえ、社会貢献としてベルマークを集めると、集めた費用の一部が財団に入る仕組みとなっています。

結局はPTAのお母さんたちが負担を強いられている現状がないともいえないでしょう。ベルマークを集めて社会貢献したいという気持ち自体は悪いことではありませんが、学校側でベルマーク集めを強要してしまったり、PTAにベルマークの集計作業を強要してしまうのは問題があるのかもしれませんね。

まとめ

ベルマークのシステムはあまり理解していない方が多いのでは無いでしょうか。ベルマークで社会貢献する行為自体は悪いことではないですし、好きでやっているなら良いのです。でも、子どもを持つ親は学校のPTA活動で強要されている事実もあることは、覚えておく必要があるのではないでしょうか。

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