ラマーズ法とは?効果とは?呼吸法のやり方を動画で解説

出産方法

「ラマーズ法ってどうやってやるの?効果は?」
このような疑問をお持ちではないですか?

 

私は出産時に呼吸法とかを事前に習ったりしていなかったのですが、出産当日に深呼吸することですごく救われた経験があります。
「呼吸法はただの気休めでしょ?」と思われるかもしれませんが、実際に私が体験してみて、呼吸法をやるだけで痛みが軽くなる気がしました。

 

実はラマーズ法はいろいろな効果が期待できます。

・緊張をほぐす効果
・いきむのを我慢する効果

などです。
ラマーズ法のメリットは、リラックスするための呼吸法なだけでなく、いきむのを我慢するとき、赤ちゃんを出すときなどによって呼吸法が使い分けられています。

 

どんな呼吸法なのかラマーズ法のやり方やメリットなどを紹介します。

ラマーズ法とは?

ラマーズ法とは元は1951年ごろに作られた自然分娩の方法で、「ヒッヒッフー」の呼吸法としてよく知られています。
テレビなどでもこの呼吸を見たり聞いたりした方はいるのではないでしょうか。

 

ラマーズ法は、産まれる直前や陣痛が始まったときなど多少呼吸方法が違っているため、事前にラマーズ法の教室に通ったほうがよいように思います。
私は一度もやったことがなかったため出産当日にラマーズ法はできませんでした。
予め知識として呼吸法の基礎だけは習得しておけばよかったと、少し後悔しましたよ。

 

ラマーズ法では、最初陣痛が始まったころにはヒーフーという感じで深呼吸を続けます。
陣痛が強くなってきて、いよいよ出産という頃になると、ヒーヒーフーというふうに呼吸を変えるやり方です。

自然な呼吸法でお産を促す

ラマーズ法は妊婦さんが主体的な気持ちで取り組む出産方法です。
呼吸法は吐くことに集中させています。
息を吐くという行為は、副交感神経を刺激することに役立ち、自然と体をリラックスした状態に持っていくことができるのです。

 

ラマーズ法は息を吐くことを重点的に意識する呼吸法で、息をしっかり吐くことで自然と息を吸うことができるでしょう。
息をゆっくり吐き切るようにしたら、自然に任せて息を吸います。

妊娠6ヶ月くらいになったら、ラマーズ法の呼吸法を練習していくと、妊娠中にリラックスしやすくなり、出産への不安も改善される可能性がある方法です。

夫や助産師と一緒に取り組む

ラマーズ法は妊婦さんが主体的に呼吸法をやりますが、1人でもくもくと取り組むこととは違います。
夫もラマーズ法の練習に参加することで、父になる意識を高めることができるでしょう。

 

出産当日は、助産師さんがリードしてくれますから、パニックになっても大丈夫です。
多くの場合はお産の際に痛みで呼吸法なんか忘れてしまうと思います。
そのときのために夫も一緒にラマーズ法を学び、立ち合い出産の際にリードしてもらうのです。

ヒッヒッフーの呼吸で有名

ラマーズ法はヒッヒフーの呼吸法としても知られています。
ロシアで無痛分娩の方法として開発されました。
その当時は痛みを和らげる麻酔などもなかったわけで、妊婦さんの苦痛を少しでも取り除いてやりたいという思いがあったのでしょう。

 

その後、日本にもヒッヒフーという呼吸法が取り入れられていきます。
日本に入ってきたのは1960年代ですから、母や祖母あたりはお産の際にヒッヒフーという呼吸をやっていたのではないでしょうか。

 

このヒッヒフーという呼吸は、息を短く2回吸ってゆっくり吐くという方法です。
走っているときに呼吸が辛くなるのは、体内に二酸化炭素が溜まってくるからで、このときも似たような呼吸法をしますよね。

パニックになっているときは無意識に息を吸おうとして苦しくなってしまうため、お産のときは短く息を吸ってから吐くほうが効率がよいのです。

呼吸法を取り入れるメリット

痛みを和らげる効果は、ラマーズ法に限らずどんな呼吸法でも効果があります。
これは私の実体験から感じたことで、絶対に呼吸法は知っておいたほうがよいと思いました。

 

でも、もし習得が間に合わないという場合や、当日パニックをおこしてしまっても大丈夫です。
深呼吸は誰にでもできますから、息を長く吐いたり吸ったりすればかなり楽になりますよ。

 

息を吐くときには副交感神経が働いて痛みや緊張が解れてきます。
人は自律神経を自分で調節することはできないのですが、呼吸に関しては自分でコントロールできるため副交感神経を自分で優位にすることができるんです。

 

私の場合出産当日ラマーズ法は実践しませんでしたが、息を吐いて吸ってという深呼吸をしてかなり救われました。
陣痛があるときに痛みがひどくなるというよりは、いきんだ直後かなりお腹が辛くこのときに深呼吸するとなぜか痛みが和らいだように思えたのです。

 

赤ちゃんもいきんだときは締め付けられて苦しいのでしょうね。
そんなときに深呼吸すれば赤ちゃんにも酸素が届けやすいと思います。
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ラマーズ法のデメリット

ラマーズ法って意外と不自然な呼吸ですよね。
出産しているときはラマーズ法をやろうなんて余裕はまったくありません。

私も助産師さんに「深呼吸して!」といわれてやっと気がついたくらいですから。
だから誰でもいきなりラマーズ法を実践するのは難しいように思います。

 

呼吸法を意識するよりは、息を長く吐くことに集中してみましょう。
そうすることで先ほど説明した副交感神経が働きやすくなり、痛みを軽減させることができるリラックス状態に近づけることができます。

 

深呼吸するだけでも効果は期待できますが、ラマーズ法を取り入れたい場合は、積極的にラマーズ法を取り入れている産院を選び、出産当日指導してくれるところで産みましょう。
産院で扱っていないと、出産当日にラマーズ法で指示してくれるとは限らないからです。

 

出産当日はとてもじゃないのですが1人だけでは呼吸法を実践するのは難しく、リードして一緒に呼吸をやってくれる助産師さんの存在が頼りになってくるのです。
そういう方がいない場合は立会い出産で夫にやってもらうのもよいかも?
ただし下から見るとグロテスク?なのか男性は倒れるケースもあるそうですから、必ず頭に近い場所で立会いしてもらってくださいね。

ラマーズ法とソフロロジーの違いは

ラマーズ法
最近はラマーズ法を取り入れる産院は減っているようで、その代わりとしてソフロロジーが増えています。
どちらも呼吸法には変わりがないのですが、どう違うの?とも思ってしまいますよね。

ソフロロジーは音楽や呼吸法でお産を楽にする方法

ラマーズ法は陣痛の進み具合によって呼吸法を変えて痛みを和らげる目的があるのに対し、ソフロロジーは難しい呼吸法はなくゆっくり深呼吸するだけです。
ソフロロジーはいきむ動作はなく、ひたすら深呼吸を続けて、自然に任せています。

 

「いきんだらダメ」と言われても、妊婦さんは戸惑ってしまうかもしれません。
産院がラマーズ法を取り入れているのか、ソフロロジーを取り入れているかは事前に確認しておいてください。
なぜなら、まったく違うお産方法になってしまうからです。

 

どちらのお産方法も、事前に呼吸法を練習しておく必要があります。
お産当日にいきなり言われてもママは戸惑ってしまうため、マタニティ教室には積極的に参加しておきましょう。
お産する産院で開催されるマタニティ教室に参加しておけば、どのような呼吸法を取り入れているかわかりますよ。
関連記事無痛分娩をやってみたい方必見!やり方から費用のまとめ、痛みを和らげる分娩方法7つ

ラマーズ法のやり方は?

ラマーズ法のやり方
ラマーズ法には弛緩法という特徴的なやり方があります。
弛緩法と聞くと筋肉を緩めることは何となくわかると思いますが、実際にどうやって体を緩めるのかわかりにくいですよね。

ラマーズ法は弛緩法を覚えることから

ラマーズ法は弛緩法といって、体の緊張をほぐす方法をとり入れます。
弛緩法は自律神経を整えるために役立つ方法で、リラックスするためにあるものです。

 

・肩甲骨を合わせてからすとんと力を抜く
・肩を後ろから前にもっていき力を入れてから力を抜く
・首を前、後ろ、横に倒して回しリラックス
・腕を上げて肘を曲げて肩の力を抜く
・両腕を上げて肘を曲げ肩の力を抜く
・座禅を組むように座り息を吐いて緊張を解く

このように体のひとつずつに意識を集中させてから、力を抜くというやり方を繰り返していきます。

 

普段何気なく肩や腕などに力が入っている方は少なくないと思います。
弛緩法は精神疾患がある方のリラックス法としても用いられているもので、お産のときだけでなく、普段の生活でも役に立つ方法です。

ラマーズはお産の進み具合によってやり方が変わる

ラマーズ法のやり方
お産当日は陣痛の進み具合によって、呼吸法を変えていきます。
実際にどのような呼吸法をするのでしょうか?

陣痛が始まったら基本の呼吸法

陣痛が始まったときは、ラマーズ法の基本の呼吸法をとり入れます。
息を吐くことから始まって、ゆっくり息を吐き切ったら、自然に任せて息を吸いましょう。
この呼吸法を続けながら、陣痛の痛みが強くなってくるまで乗り切ります。

呼吸が辛くなってきたら「ヒッフー」

子宮口が3~5cmに開いてきて呼吸が辛くなってきたら、ヒッフーという短めの呼吸法に切り替えていきます。
基本の呼吸法はゆっくりとした呼吸だったのが、今度はヒッフーと呼吸を短くしましょう。
息を吐くことに意識を集中させることには変わりがありません。
ヒッと息を短く吸ってから、フ―と息を長くするようにします。

 

子宮口が3cm開いている段階は、分娩準備期です。
もうすぐ陣痛が始まってくるため、その前に呼吸法でリラックスしておくようにしましょう。
本陣痛が始まると、8~10分間隔で陣痛がくるため、今のうちに緊張をほぐしておきます。

 

子宮口が全開になるまでは、初産の場合は10時間くらいかかります。
出産を経験した方は4~5時間くらいでしょう。
まだ本陣痛ではないので、ヒッフーで上手く乗り切ってください。

子宮口が全開まではいきみ逃しの「フーウン」

子宮口が全開になる前に、いきみたい衝動がおこります。
そのときは「フーウン」でいきみ逃しをしましょう。
フーと吐いてから、少し声を出しながらウンといきむのを我慢します。

陣痛が辛くなってきたら「ヒッヒッフー」

子宮口が8~9cmで全開まであと一歩になったら、陣痛が辛くなってきます。
まだいきむのは早いため、ヒッヒフーで呼吸法を続けましょう。
ヒッヒッと2回息を短く吸ってから、フーと息を長めに吐くようにします。

 

ヒッヒッフーという呼吸法は、分娩台でいきむ前にやる呼吸法です。
夫にサポートしてもらいながら、短く息を吸って長く吐きましょう。

子宮口が全開になったら呼吸を止めていきむ

子宮口が全開になったのを確認したら、医師から「いきんでください」と言われます。
陣痛が強くなってきたときに息を止めていきみましょう。

 

痛みのピークがきたら、息を吸ってから息を止め、思いっきりいきみましょう。
いきみは肛門から便を排出するようなイメージです。
事前に浣腸などで便をすべて出し切っているはずなので、このとき便が出てしまうことはありません。
もし出てしまっても助産師さんが処理してくれるため、気にしないように。

 

いきむときはひたすら「早く終わりたい」という一心で、いきんでみてください。
このとき陣痛の痛みがピークとなり、何度も我慢できないと思えば、全身の力を使って一気にいきむことができるはずです。

いきむのを止める合間は「ハッハッハ」

陣痛の痛みがおさまってきたら、いきむのをいったん止めます。
口を開けてハッハッハというように、呼吸を整えましょう。
このときに力が入っていると、ママにも赤ちゃんにも酸素がいきわたらないため、細かく呼吸をするようなイメージです。

赤ちゃんの頭が出たら「フーフー」

赤ちゃんの頭が出てきたら、フーフーと息を吐きましょう。
このときにいきむと、赤ちゃんを圧迫してしまいます。
体に力が入っていると筋肉が収縮しやすく、赤ちゃんが出てきにくいのです。
力を抜くようにゆっくりと深呼吸しましょう。
すると赤ちゃんがスルッと出てきます。

ラマーズ法の動画を見てやり方をおさらい

ラマーズ法は産院であまりおこなわれないのか、詳しく解説している動画を見つけることができませんでした。
その代わり、明治が提供している、出産に役立つ腹式呼吸のやり方の動画を紹介します。
いきむときに役立つトレーニングですから、気になる方は実践してみましょう。

ラマーズ法をするときの注意点

ラマーズ法のやり方
これからラマーズ法をマスターしたいと考えているママは、次のことに注意してみてください。

当日はパニックになりやすいため練習しておく

いざ出産となると、陣痛の痛みが思ったより強く、「呼吸法どころではなかった」と感じるママも少なくないのです。
実際に私も分娩室でいきむとき、深呼吸するだけで精一杯だと感じました。

 

ラマーズ法を分娩のときに使いたいと思って、普段から練習しておかないと、当日パニックになって頭から出てこない可能性があります。
繰り返し練習しながら、体に覚えさせておくことをおススメします。
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赤ちゃんに酸素がいきわたるよう陣痛のときは息を止めない

陣痛の痛みが強くなると、ついつい呼吸を止めたくなります。
ぐっと我慢するといった感じです。
これではママも赤ちゃんも酸欠になってしまいます。
初産の場合は、陣痛の痛みが強くなってもしばらく続くため、酸素を取り入れながら体力を温存させてくださいね。

まとめ

ラマーズ法に限らず呼吸法は出産する際の大きな助けになることは間違いはありません。
出産時は深呼吸をするだけでよいのです。
ぜひ痛みや緊張を抑えるためにためしてみてくださいね。
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