6ヶ月の胎児の様子と注意点のまとめ

妊娠6ヶ月

妊娠6ヶ月ともいえば、そろそろお腹も大きくなってきて妊婦さんを実感するころですね。
この時期の赤ちゃんの様子はどうなっているのでしょうか?

 

毎月ある妊婦検診のエコー検査で赤ちゃんの大きさや様子は確認していると思いますが、「私の赤ちゃんはちゃんと大きくなっている?」「順調に成長している?」と不安はつきものですよね。
そんな不安を解消するために、妊娠6ヶ月目の胎児の様子をまとめてみました。

妊娠6ヶ月の胎児の様子

妊娠6ヶ月の胎児の様子を見ていきましょう。
赤ちゃんはどのくらい成長しているのでしょうか?

妊娠6ヶ月で600gまで成長

妊娠6ヶ月の赤ちゃんの体重は、300g~600gもの大きさに育っています。
週数によっても体重は異なっていて、妊娠6ヶ月に入ったばかりの妊娠20週は、200~400gの幅があると思っておきましょう。
妊娠6ヶ月の妊娠23週になれば、赤ちゃんの体重はどんどん増えていきます。

妊娠6ヶ月では30cmにも

妊娠6ヶ月になると、赤ちゃんは既に20cm~30cmの身長に成長します。
より赤ちゃんらしくなり、見た目は新生児と変わらないくらいです。
ただしまだシワシワの顔で、脂肪も少なくふっくらとした赤ちゃんの様子とは違います。
今後神経や筋肉などが育ってきてより人間らしい体になってきます。

胎脂という皮脂に覆われる

胎脂という皮脂は妊娠18週ごろから発達しはじめています。
生れたばかりの赤ちゃんが白いもので覆われているのを見たことがないでしょうか?
これが胎脂という皮脂です。

 

妊娠6ヶ月ごろから胎脂ができるのは、生まれた直後に赤ちゃんの皮膚を守るためです。
皮脂で覆われていることで、参道を通りやすくするとも考えられています。
胎脂は赤ちゃんに必要で付いているものという考えから、生まれた直後の赤ちゃんは沐浴をさせず、胎脂のバリア機能を高めるという産院もあるようです。

妊娠6ヶ月の胎児は胎動がみられる

妊娠6ヶ月目の赤ちゃんはとてもよく動くようになります。
ママは胎動を感じられ、赤ちゃんはときにはひっくり返ってしまうこともあるでしょう。

胎動が激しいと臍帯が絡まない?

胎動が激しいと心配になってしまうのが、「臍帯は絡まないのか?」ということです。
臍帯が赤ちゃんの首や体に絡まったままだと、分娩時に問題となるため心配ですよね。

 

臍帯が巻き付いてしまう問題は、出産のうち2割程度だともいわれています。
妊娠6ヶ月ごろから赤ちゃんの動きが激しくなり、うっかり首などに巻き付いてしまうようです。
こればっかりはママが調節できるわけではないため、運任せということになります。

 

でも妊娠6ヶ月から出産まで長期間臍帯が絡んでいると心配ですよね。
実際には首を絞めてしまうほど強く絡みついていることは少なく、ゆるく巻き付いている程度なので、心配は少ないといわれています。

 

臍帯が絡んでいるかはエコー検査でわかります。
その事実がわかっても、赤ちゃんに問題がないと言われた場合は心配しなくても大丈夫です。
分娩時もちゃんとモニターしてくれるため、赤ちゃんの心音が低下するようなことがなければ、普通分娩ができます。

胎動が激しくて逆子になったらどうする?

妊娠6ヶ月には殆どの場合で逆子を経験するためあまり心配はなく、体が大きくなるにしたがい頭が下のポジションに固まってきます。
妊娠後期になると赤ちゃんの頭の重みで、自然と頭が下になることが多いです。

 

妊娠6ヶ月~7ヶ月に逆子だと言われていた方も、妊娠8ヶ月で逆子がなおっていれば問題はありません。
注意したいのが妊娠32週以降になっても逆子だった場合で、それ以前に逆子でもまだ赤ちゃんがくるくる回るスペースが残されているため心配はないでしょう。

妊娠6ヶ月の胎児は声が聞こえるように

耳の形成は妊娠9~10週ごろです。
実際に耳が聞こえるようになるのは、耳が完全に形成されてからで、妊娠6ヶ月ごろからとなります。
妊娠6ヶ月はまだ耳ははっきりと聞こえておらず、大人と同じ構造になるのは妊娠7ヶ月に入ってからです。

 

しかし、耳が聞こえる機能ができても、神経がまだ発達していない部分もあるため、音が聞こえてもその音を理解しているわけではありません。
それでも妊娠6ヶ月ごろから音が聞こえはじめるようになるため、ママは赤ちゃんに話しかけてみましょう。

妊娠6ヶ月の胎児の呼吸について

妊娠中は基本的に肺では呼吸をしておらず、胎盤を通してママの血液から酸素が届けられています。
赤ちゃんから発生された二酸化炭素も、胎盤を通してママに処理してもらっているのです。

 

肺機能が完成するのは妊娠26週以降で、妊娠6ヶ月で外界に出ても、上手く肺呼吸ができません。
妊娠6ヶ月はまだ外に出るのは早い時期ですから覚えておきましょう。

妊娠6ヶ月の胎児は脳のシワができはじめる

妊娠6ヶ月の終わりごろから脳のシワができはじめ、妊娠7ヶ月の妊娠24週に入ると、大脳皮質の形がほぼできあがってきます。
大人と変わらないくらいの脳の大きさに成長する時期です。

脳のシワがなぜ重要なのか?

そもそも脳のシワはなぜできるのか知っていますか?
脳の表面にあるのが大脳で、大脳皮質にシワがあることで表面積を広くしています。
頭蓋骨におさめられる脳の大きさは限られてくるため、表面にシワをたくさん入れることで、脳の表面積を広く保つことができるのです。

 

脳は妊娠2ヶ月ごろから大きくなっていきますが、妊娠6ヶ月ごろになると平坦で薄かった脳に厚みが出てきて、脳にシワが入るようになります。

羊水が増えはじめる時期

妊娠6ヶ月は羊水の量がピークに達しています。
そのためお腹の中で赤ちゃんはくるくるとよく動くでしょう。

まぶたが分かれて目が開く

妊娠6ヶ月の赤ちゃんは、まぶたが分かれて目が開いている状態を確認できます。
エコー検査ではわかりにくいのですが、たまたま赤ちゃんが起きている姿が見られるかもしれません。

まつ毛、眉毛、毛髪が生えてくる

まつ毛、眉毛、髪の毛など、毛が生えはじめる時期です。

妊娠6ヶ月の胎児はどんな時期?

妊娠6ヶ月胎児の様子
妊娠6ヶ月の週数ごとに、赤ちゃんがどんな様子に変化しているのかみていきましょう。

妊娠20週

妊娠6ヶ月の始まりの週が、妊娠20週です。
赤ちゃんは身長17~23cm、体重250~350gまで成長しています。
耳は少しずつですが聞こえはじめ、胎動が増えてママを驚かすこともあるでしょう。
赤ちゃんの器官はほぼできあがっていて、ママも一安心できる頃です。

妊娠21週

妊娠6ヶ月の2週目は妊娠21週です。
赤ちゃんの身長は25cm、体重は300~400gまで成長しています。
脳神経が発達していき、ママの声も聞こえているかもしれません。
妊娠20~21週にかけて性別がわかる場合もあるため、妊婦検診を楽しみにしておきましょう。

妊娠22週

妊娠6月の3週に突入しました。
赤ちゃんの身長は25~28cm、体重は400~500gまで成長しています。
そろそろ脳神経が完成するころで、ママはコミュニケーションを深めたい時期です。
音の区別はつきませんが、大きい音や小さい音などはわかっているようですから、やさしく話しかけてみてください。

 

体つきもしっかりしてきて、力強い胎動を感じられるようになります。
まぶたが開いてきて、眉毛などの毛も生えてくる時期です。

妊娠23週

妊娠6ヶ月の最終の週に入りました。
赤ちゃんの大きさは身長30cm、体重450~650gと一段と大きくなっています。
エコー検査で赤ちゃんが窮屈に見えることがありますが、赤ちゃんにとっては何かに包まれている感じで安心するようです。

 

妊娠23週ごろから赤ちゃんの膵臓が発達していきます。
膵臓はインスリンを分泌する器官で、血糖値が上がったらインスリンを分泌させるところです。
インスリンは脂肪を溜め込む働きもあるため、赤ちゃんはふっくらとしていきます。

赤ちゃんとのコミュニケーションが楽しい時期

妊娠6ヶ月胎児の様子
赤ちゃんは妊娠6ヶ月目くらいから徐々に耳が発達してきます。
お母さんの声を聞き分け、音楽を聴いているのかもしれません。
赤ちゃんには積極的に話しかけてコミュニケーションを取りましょう。
聴力が発達してくるということは、お母さんとお父さんが喧嘩しているのも聞こえているということになりますね。

 

この時期に胎教を開始して赤ちゃんに音楽を聞かせておくと、音感が育って歌が好きな子どもになるのかも?
子どもが大きくなり会話ができるくらいになったら、「ママのお腹の中で何が聞こえていた?」と聞いてみるのも楽しいですよ。

ものすごく暴れているときにお腹を撫でて『元気だね~何してるのかな~?』などと声をかけると、ものすごい暴れっぷりだったのに、ピタッと止まってしまいます。
出典https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12108444422

だいたい4才くらいまで胎内記憶があるんですよね♪
6歳を過ぎると記憶がわからなくなるみたいです。
まぁ皆が皆じゃないかもしれませんがそういう話はよく聞きますし、先生も言ってましたよ♪
出典https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12108444422

母親の声は、胎児からすればまるで地震の地鳴りのようにしか聞こえませんよ。
これは気体(空気)と液体(体内の体液)とでは、音の伝達がまったく異なるからです。
話しかけたら反応する(お腹を蹴るなど)はその意味に反応しているのではなく、単に音響的刺激で反応しているのです。
出典https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12108444422

いろいろな考え方があるようですが、ママが「赤ちゃんは聞いている」と思って優しく話しかければ、ママ自身もリラックスできるためよいのではないでしょうか。
子どもによってはママのお腹の中で「ゴーゴー言っていた」と答える子もいるようです。
胎児の耳が発達してきても、ママの血管の音や心音が邪魔して、外の音はあまり聞こえないのかもしれません。

生殖器官が発達する時期

ホルモンの分泌が盛んになって、生殖器官ができてきます。
男の子なのか女の子なのかも妊娠6ヶ月目以降にわかってくるため、お母さんやお父さんはまたひとつ楽しみが増えますね。

 

妊娠中に性別を聞く人の割合は意外と高いのではないでしょうか。
私の周りに聞いてみても、性別を早い段階から聞いたという人が多いのです。
なかには聞かなかったという人や、出産までのお楽しみとしてとっておく人もいるそうですが、多くの方は出産後に用意する衣類やオモチャなどの関係から聞く人の割合が高いのではないかと思います。

 

海外の研究ではお父さんの兄弟で男性が多いか女性が多いかによって、生まれてくる性別に特徴があるという研究結果もあるそうです。
実際に性別を決めるのはX染色体とY染色体ですから、お父さんの遺伝子によっては生まれてくる性別に多少偏りが出るのもなんとなく分かる気がします。

 

そのほか興味深いのが電子機器によって男性の細胞に影響があるとか何とか・・・
パソコンなどによく触れている人は受精のための細胞の数が減りやすく、女の子しか生まれないという説もあったりします。
女の子の染色体は意外とタフなようで、放射能などの影響によっても女の子が生まれやすいのではないか?という話もあったりするようです。

妊娠6ヶ月の母体の変化

妊娠6ヶ月胎児の様子
妊娠6ヶ月はママの体にも変化があらわれてきます。

・乳首が黒ずんでくる
・初乳が出るママもいる
・妊娠6ヶ月で便秘になるママも
・腰痛や背中の痛みを感じやすい
・足のむくみを感じる
・妊娠6ヶ月でお腹が張る方も
・里帰りするのに最適な時期
・妊娠6ヶ月は妊娠線予防ケアをしよう

赤ちゃんの身長や体重が増えていき、お腹が急激に大きくなるため、妊娠線予防を始めるのによい時期です。
市販のスキンケア商品は、防腐剤や乳化剤などの添加物が含まれているものがあるため、肌から吸収させないよう成分に注意しましょう。

関連記事肉割れを消す方法「ニベアクリーム」を使ってワンコインで妊娠線を予防しよう

妊娠6ヶ月目ではまだ生まれてくるには早い

妊娠6ヶ月
赤ちゃんはもう既に生まれてくるときと変わらない形になっているとはいえ、まだまだ体は未完成で外界で育つには早すぎです。
この頃に生まれると早産となり、集中治療を受けないと生存することはできません。

 

赤ちゃんはギリギリまでお腹の中にいたほうがよく、体の成長をしっかりと促すためにも早産は避けたほうがよいのです。
実際にはまだ完成となっていない臓器も多数見られているため、もし外に出たとしても限界のラインとなるため、お腹の中で過ごさせてあげましょう。

 

体が30cm、体重500gくらいというと、ちょうど500CCのペットボトルくらいです。
その大きさを想像するだけでも、まだまだお腹の中での成長が必要なことはわかりますね。

妊娠22週以降は早産に分類される

妊娠6ヶ月で注意したいのが、早産の危険性です。
妊娠22週以降になると早産に分類されるようになります。
正確には妊娠22週~妊娠36週6日までが早産として定義されているようです。

 

早産は全妊娠の5%が発生していて、感染や体質が影響されているといわれています。
妊娠22週までに妊娠高血圧症候群だと診断された方は、早産に注意しましょう。
前置胎盤や常位胎盤早期剥離、胎児機能不全の影響でも早産する可能性があります。
出典http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/souzan.html

感染症で早産が促されることも

細菌感染の影響で早産がおこりかけることを、絨毛膜羊膜炎といいます。
赤ちゃんを包んでいる絨毛や羊膜が感染症をおこしている状態です。
絨毛膜羊膜炎は早産の原因で最も多く、急におりものが増えてきた場合や、恥骨の痛みを感じる場合は注意してください。

 

膣内にはさまざまな細菌が存在していますが、母体の免疫力が低下することで膣炎をおこし、そのまま細菌が赤ちゃんを包む絨毛や羊膜まで及んでしまいます。
歯周病との関連性も指摘されているため、妊娠中に歯茎から出血する方は、歯医者さんでの治療をおススメします。

 

絨毛膜羊膜炎だと診断されても、子宮内まで感染が及んでいなければ、早産にはなりません。
38℃以上の発熱が見られたときは注意が必要です。
治療は細菌感染に効果的な薬の服用と、子宮収縮を抑える薬で対応できます。
早期に発見できれば早産にはつながらないため、妊婦検診を正しく受診しておきましょう。

胎盤が剥がれる常位胎盤早期剥離に注意

常位胎盤早期剥離も早産の原因となるため注意しておきましょう。
正常な出産時期よりも早く胎盤が剥がれおきてしまうものです。
胎盤が剥がれると赤ちゃんへの栄養や酸素供給ができなくなり、赤ちゃんの生存に問題が生じます。

 

常位胎盤早期剥離の原因は、妊娠高血圧症候群や、絨毛膜羊膜炎も要因のひとつだとされています。
ママもお腹の張りや痛みを感じ、出血も見られるため気が付きやすいでしょう。
症状が重くなると激痛と出血量が多くなるため、緊急での処置が必要となります。
原因が明確ではないため予防はできませんが、妊婦検診をちゃんと受けておくことで早期発見は可能です。

まとめ

妊娠6ヶ月目は見た目がだいぶ普通の赤ちゃんみたいな感じになってきますが、未完成の臓器もあるため外で過ごすことはできません。
もし生まれたとしても集中保育が必要となるため、早産になりかければ薬で止めるなど対処がされます。
でもここまでくると赤ちゃんの成長もひと段落し、お母さんも安心できますね。