「大学に入学する前に、SIMフリー端末が欲しい」
「でもiPhoneにするべきか、AndroidのSIMフリー端末にすべきか迷う」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
このページではSIMフリー端末のデメリットを9つお伝えしています。
SIMフリー端末といっても、iPhoneのSIMフリーのものと、AndroidのSIMフリー端末があるため、どちらを選ぶべきかは迷ってしまいます。
しかし、iPhoneだとロックが解除できない端末もありますし、本体価格が高くなりやすいデメリットもあるのです。
なぜなら、iPhoneのSIMフリー端末が出てきたのは最近のことで、iPhoneはキャリアで契約するものというのが一般的だからです。
iPhone、Androidそれぞれでデメリットやメリットもありますから、詳しく見て比較してみてください。
このページでは、SIMフリー端末に乗り換える不安がなくなり、SIMフリーを購入できるきっかけとしてもらうための内容となっています。
さらに白ロムの情報もお伝えしていますから、SIMフリー端末の情報収集をしてみてください。
SIMフリー端末のデメリット9選
SIMフリー端末には9つのデメリットがあります。
購入して後悔してからでは遅いため、事前に確認しておきましょう。
1・iPhoneのキャリア割引が受けられない
iPhoneを購入予定の場合、キャリアで買うほうが安く得られる可能性が高いです。
なぜなら、キャリアには端末を割引するシステムが存在しており、機種の購入が安くなります。
SIMフリーでは実質高くなることも
SIMフリー端末をキャリア以外で買うなら、全額実費で買う必要があります。
アップルストアなどで購入する必要があるためです。
6~7万円はかかる
古い端末であっても6~7万円くらいの費用負担は覚悟しておく必要があります。
最新モデルであれば、10万円くらいの費用が必要です。
キャリアで買うと安いは嘘?
実はキャリアでスマホを買うと安いと思わせるカラクリがあります。
今は「0円スマホ」は提供できなくなったため、違う形で割り引くようになりました。
安く感じるのは、端末代を月々の分割払いとしているためで、通信料を割り引き実質無料としているためです。
キャリアはもともと月々の費用が高く、そのぶんで十分回収できるようになっています。
格安SIMは月々1,000円前後ですから、利益が少なくなっているだけです。
さらにキャリアは端末を分割払いしていますから、知らないうちにローンを組まされています。
支払いが滞ると滞納扱いとなり、信用情報に傷が付くのです。
将来のローン審査に影響することもありますから、注意が必要です。
2・キャリアのサービスが受けられない
キャリアから端末を買わないわけですから、キャリアが提供するサービスは受けられません。
メールアドレスが使えなくなり、ドコモサービスも受けられません。
対面サービスが受けられない
キャリアから端末を買わないわけですから、当然対面サービスはなくなります。
SIMフリー端末の購入は、ネットを利用した方法が多く、メールや電話でのサポートしかなくなるでしょう。
「壊れたらどうなる?」
「プランの変更は?」
など疑問が出てきたら、自分で解決する力が必要です。
家族割が受けられない
キャリアを通して端末を購入し、回線を利用していれば、家族割が利用できます。
でも、家族にそんなに長時間電話する人が多いのでしょうか?
一言要件を伝える程度なら、格安SIMでも十分対応できるはずです。
なぜなら、格安SIMでもLINEの無料電話が使えますし、3分かけ放題や5分かけ放題プランが設けられているからです。
大学生で初めての一人暮らしだと、おそらく実家にも頻繁に電話をかけるとは思います。
その際に、LINEを使えば電話代は無料となるため、キャリアの家族割は必要ない場合が多いのではないでしょうか。
dポイントが貯まらない
キャリアで契約していると、dポイントなどがたくさんたまります。
これで新しい機種を購入するなど、サービスが利用できて便利です。
ポイントがとても貯まるということは、それだけ毎月回線使用料を払っているということ。
格安SIMはポイントが貯まらない代わりに、月々の費用は1,000円くらいです。
ポイントが貯まるのと、月々の費用がお得になるのでは、どっちが得でしょうか?
3・ロック解除対象外がある
SIMロック端末をキャリアで解除してもらい、SIMロック解除端末として使うつもりなら、解除できるかは確認しておく必要があります。
SIMロック解除とは?
キャリアから提供されている端末を使い、格安SIMで通信するなら、キャリアでSIMロック解除をしてもらう必要があります。
解除してもらうには3,000円かかり、現在使っている端末を格安SIMで使うことが可能です。
iPhone6はロック解除できない
iPhone6はSIMロック解除対象外です。
auやソフトバンクは、2015年5月以降の機種のみSIMロック解除の対象となっているため、注意しましょう。
iPhone6S、iPhone6Splus、iPhoneSEは解除可
iPhoneでもこれら以降の機種であれば、SIMロック解除ができます。
ただし、料金の支払い実績があり、端末購入から6か月以上たっていること、解約後なら3か月以上たっていることが条件です。
さらに本人でなければSIMロック解除はしてもらえません。
4・設定を自分でやらなければならない
SIMフリー端末を購入するということは、格安SIMを入れて使うことになります。
格安SIMはすべて自分で設定しなければなりません。
契約をしたらSIMカードが届きますから、付いてきた小冊子やチラシの案内に沿って、SIMカードが使えるよう設定してください。
この設定はそれほど難しいものではなく、慣れていれば1分もあれば設定できます。
「設定」→「その他」→「モバイルネットワーク」→「データ通信を有効にするにチェック」→「アクセスポイント名」→「新しいAPN」→「指定の名前とパスワードなどを入力し保存」→APNが表示されたら選択して終了です。
5・通話かけ放題プランがない
キャリアの契約がなければ、格安SIMにはかけ放題プランがありませんから、使えません。
ただし、ビックローブモバイルのように3分かけ放題プランや、楽天モバイルのように5分かけ放題プランのオプションはあります。
月々数百円の負担で、なんどでも数分間かけ放題となりますから、月々2,000円もあればかけ放題プランに入れることになるでしょう。
普段LINEで電話をするのがメインの人には必要ないオプションです。
大学生で実家によく電話をして、自宅の固定電話にかけるなら、格安SIMのかけ放題を別途付けておくとお得になります。
6・ショップがない、または少ない
SIMフリー端末自体が、ネットで買うものですから、ショップはありません。
ワイモバイルのように店舗があるところは、回線+端末をセットにして買うときのみです。
自分の好きな端末を扱っているとは限りませんから、売られていないSIMフリーならネットで買うしかありません。
7・SIMの知識がある程度必要
SIMフリー端末を使う以上、SIMカードを扱うことになるため、多少の知識を持っておくと安心です。
SIMカードとは?
SIMカードはSIMフリー端末、キャリア端末、どちらにも必ず必要です。
通信をするために必要なカードで、固有のIDが当てられ、誰が通信しているのかがわかるカードです。
SIMカードは通信会社の所有物ですから、勝手に折り曲げたり、切ったりすることはできません。
格安SIM会社と契約を解除すれば、SIMカードは返却するのです。
SIMカードの種類
標準SIM、microSIM、nanoSIMとサイズによってわかれています。
一番大きいのが標準SIMで、最新機種ではmicroSIMが多く、iPhoneではnanoSIMが多いようです。
それぞれ機種によってカードの大きさが異なるため、契約する際にはサイズを確認しておきましょう。
カードが届いてSIMの大きさが違っていると、またカードの変更が必要になります。
事務手数料が3,000円かかってしまうため、カードの大きさには注意してください。
8・海外のSIMフリー端末は技適を得ていないものがある
SIMフリー端末といえば、以前は海外スマホくらいでした。
今は国内産のSIMフリー端末も売られるようになり、選択肢が広がっています。
注意したいのが、海外のSIMフリースマホでは、技適を得てないタイプがあることです。
得ていないものを使うと違法
技適を得ていないSIMフリー端末を使うと、違法となります。
これは嘘でもなく本当のことで、みつかれば逮捕され、前科が付くのです。
知らないで技適を得ていないSIMフリー端末を使っていて、本当に前科持ちとなるケースもあります。
ネットショップでも技適を得ていない端末が売られている
ネットショップでSIMフリー端末を購入する場合、海外スマホだと技適を得ていないものを販売している可能性があります。
技適マークとは、日本で使える端末の証拠で、電波法に違反していないということです。
技適を得ている確認するには、
「ZEnfone」なら設定→端末情報→、認証で確認できます。
有名なショップで売られているSIMフリー端末なら、技適を得ていないということはないため大丈夫でしょう。
心配な方は、ショップに直接確認するか、メーカーの公式サイトでチェックしてください。
格安スマホで有名な、HuaweiやASUSでは技適を得ているため安心です。
9・端末の保証が短い
直接メーカーからSIMフリー端末を買う場合や、ネットショップから買うなら、メーカー保証のみしか受けられません。
メーカー保証は1年くらい
メーカー保証は通常1年が多く、この期間中に初期の不具合がなければ、保証は受けられないと思っておくべきです。
3万円のSIMフリー端末なら、3年持てばいいくらい、と思うとよいかもしれません。
SIMフリー端末のメリット
逆にSIMフリー端末にすることでメリットもあります。
あえてSIMフリーを選ぶ人もいるのです。
海外旅行でも使える
SIMフリー端末を購入すると、海外旅行でもスマホが使えて便利です。
これから海外旅行に行く予定がある方なら、SIMフリー端末を購入しておきましょう。
大学生であれば海外留学も視野に入りますから、SIMフリー端末のほうが便利です。
海外SIMに入れ替えて使う
海外に行ったら、海外のSIMカードを入れて使います。
プリペイド式のSIMカードが売られていますから、自分のSIMフリー端末に入れて、そのまま使うことができて便利です。
SIMロック端末は海外SIMが使えない
キャリアで使っていたスマホの場合は、2015年5月以降で販売された機種以外は、SIMロック解除が不可となる可能性があります。
解除が可能な端末であれば、海外のSIMも使えるでしょう。
ただし、現地のキャリアが提供する通信方式と異なると、使えない場合もあるため注意が必要です。
機種変更がしやすい
最初からSIMフリー端末メインで使っていると、いつでも好きなときに機種変更ができます。
新しい機種が発売されて欲しくなったら、発売後購入して、新しい機種にSIMカードを入れ替えるだけです。
キャリアでの契約では、月々の費用に端末も月賦で含まれていますから、途中で解約すると残高を支払わなければなりません。
SIMフリーなら最初に一括で支払ってしまいますから、端末の乗り換えに制限はないのです。
あるとすれば最初に費用が掛かることくらいでしょうか。
オークションで高く売れる
SIMフリー端末は、これからも需要があるため、オークションで販売ができます。
試しにオークションをのぞいてみると、かなり型落ちのものでも、高値で取引されていることがわかります。
SIMフリー端末は価格が落ちにくい
価格が落ちにくいのは、白ロムやSIMフリー端末などを格安で手に入れたい層があるからです。
学生では最初に数万円の端末代はかけられませんから、ネットオークションで安いのを買うこともあります。
実は私も最初に持ったスマホは、ネットオークションで買いました。
「安い」ことばかりを優先してしまったため、ほとんど使えないおもちゃスマホだったのです。
もちろん販売者から譲ってもらった機種はきれいで、故障もありませんでした。
でも、初心者は端末の知識もないため、価格だけでおもちゃスマホを買ってしまうこともあるのです。
年配の方がはじめてスマホをやる場合や、30代や40代の子育て世帯が、機種代を安く抑えたくて、ネットオークションで端末を買うこともあります。
小学生など子供向けスマホなら、オークションでも十分ですし。
需要があるため
SIMフリー端末はそれだけ需要があるため、購入して飽きてしまったら、ネットオークションで売ってしまえばいいのです。
安くて数千円、高くて数万円のお小遣いが手に入ります。
その費用を元手に、新しいSIMフリー機種を買うこともできるでしょう。
格安SIMが使える
SIMフリー端末は、もともと格安SIMを使うことが前提です。
家庭のWi-Fiのみというケースは少ないのではないでしょうか。
SIMフリー端末はドコモ回線が多く、au回線は使えないものあります。
ビックローブやmineo、IIJmioのように、ドコモ回線とau回線の2つのプランがある会社を選んでおくと、間違ったときに対応しやすいでしょう。
通信料が安くなる
格安SIMが使えれば、月々の通信料がぐんと安くなります。
1,000円くらいの格安SIMも多く、シェアSIMといって家族で使える契約なら、1契約で複数の家族が一度に使えるため、1人当たりの価格は1,000円以下です。
契約の縛りがない
SIMフリー端末では格安SIMを使うことになるため、キャリアのような契約の縛りがありません。
キャリアでは月々の料金や、端末費用を安くするために、多くの方が2年縛りで契約しているのです。
2年縛りとは契約が切れる1か月の間に変更しなければならず、実際にはキャリアの乗り換えはしにくくなっています。
あっても短い
格安SIMでしたら契約の縛りはないか、あっても短いです。
2年縛りを設ける理由は、月々の費用や端末代を値引くためで、格安SIMはそもそも月々の料金が安く値引く必要がないため、2年縛りは必要ありません。
家のWi-Fiで接続できる
SIMフリー端末は、格安SIMを契約しなくても、家にあるWi-Fiでもネットに接続できます。
よく利用されているのが、子ども用にSIMフリー端末を購入し、家のみで使わせるケースです。
家で子供がゲームをするというときには、SIMフリー端末を使えば、ネット回線費用が掛かる必要はありません。
白ロムのメリット
そもそもSIMフリー端末と、白ロムは異なるものです。
SIMフリーとは最初からSIMロックされていない端末のことで、企画があえばどのSIMカードでもさして使えます。
白ロムとは、キャリア提供の端末で、SIMカードもキャリアのものをさして使うタイプです。
格安SIMのカードをさして使う場合には、SIMロック解除が必要となります。
その解除がされている端末のことを「白ロム」というのです。
つまり白ロムは、業者が中古端末を販売するときに使う名前となります。
キャリアの格安SIMが確実に使える
もともとキャリアで使っていた実績がある端末ですから、格安SIMが確実に使えます。
ドコモ端末ならドコモ回線を使っている格安SIMで、間違いなく使えるのです。
格安SIMはドコモ系が多く、ドコモの白ロムを購入すれば、格安SIMに乗り換えやすいでしょう。
技適マークを取得している安心感
キャリアで提供されていた白ロムは、間違いなく技適を得ています。
海外製のSIMフリー端末で違法になるのが怖い方は、白ロムを中古で買えば、確実に技適を得ている証拠です。
まとめ
SIMフリー端末は、HuaweiやASUSなどアジア地方で販売されている、格安スマホを購入するケースが多いようです。
日本製がいいというケースでは、キャリアで使っていた白ロムを中古で買う方法や、最近は初心者向け端末として日本製の新品SIMフリー端末も出ています。
SIMフリーのデメリットは、使ってみると意外と少ないのです。
現に私もSIMフリーしか使ったことがありませんが、不便だと感じたことはありません。