妊婦の便秘にオリゴ糖がいい理由を知ってる?商品を買う前に見よう

オリゴ糖

「妊婦の便秘にオリゴ糖がいいというけど、どのオリゴ糖がいかわからない・・・」
このように悩んでいませんか?
実はオリゴ糖には種類が多数あるため、どのオリゴ糖を選べばいいか悩んでいる方は多いのです。

このページではオリゴ糖の種類と、それぞれの特徴を紹介しています。
さらに読み進めていただければ、妊婦でも飲めるオリゴ糖がわかりますよ。

オリゴ糖がなぜ便秘解消にいいといわれるかわからなければ、手を出しにくいと思われるでしょう。
このページでオリゴ糖の基礎知識を身につけて、妊婦でも飲めるオリゴ糖を見つけることができれば幸いです。

オリゴ糖とは?

オリゴ糖とは明確な定義はありません。
単糖が2~10結び付いた状態のもので、植物にも含まれていることがわかっています。
日本でオリゴ糖の研究が進んだのは、1970年代からのことです。

オリゴ糖の特徴は次のようなものがあります。

  • 甘みが少ない
  • 虫歯になりにくい
  • 低カロリー
  • 整腸作用がある

その一方で、湿度に弱く、粉末状のオリゴ糖では湿気を吸い込む問題もあります。

最近注目されているオリゴ糖とは、整腸作用がある「難消化性」のものです。
ビフィズス菌の餌となり、腸内環境を整えます。
オリゴ糖といっても、味を変えるために開発されたオリゴ糖のようなタイプもあるため、整腸作用を求める方は難消化性のオリゴ糖を選ぶようにしてください。

整腸作用が期待できるオリゴ糖

オリゴ糖
整腸作用が期待できるオリゴ糖は、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、乳化オリゴ糖、大豆オリゴ糖、キシロオリゴ糖、ラフィノース、ラクチュロースなどがあります。
これらは各メーカーが作った各オリゴ糖で、それぞれ名前が異なるものです。

フラクトオリゴ糖(明治製菓)

1983年に明治製菓が作りだしたオリゴ糖です。
虫歯になりにくい甘味料を作るために、フラクトオリゴ糖は生まれました。
研究が進むにつれて、フラクトオリゴ糖は腸内細菌を整える作用が確認され、今では整腸作用があるオリゴ糖としても知られています。

世界初となるオリゴ糖・フラクトオリゴ糖商品は「メイオリゴ」という名前です。
1993年にはトクホに認定され、明治グループの食品などにも使われています。
「メイオリゴW」という商品は、残念ながら2016年に発売を中止しているそうです。

フラクトオリゴ糖は、砂糖に酵素を働かせており、サトウキビが原料です。
天然原料を使い、フラクトースを1~3分子結合させています。
難消化性のオリゴ糖のため胃や小腸では消化吸収されず、大腸まで届くのが特徴です。
ビフィズス菌の餌となり、腸内細菌を整えます。

フラクトオリゴ糖は、虫歯になりにくい、低カロリー、免疫の改善、血糖値を上げない、便臭の改善、脂質代謝の改善、ミネラル吸収促進の効果が期待できます。
お腹の調子を整える効果と、ミネラルの吸収を高める効果でトクホを取得している成分です。

フラクトオリゴ糖は、明治製菓のお菓子や、テーブルシュガーでも使われています。
健康食品などに配合されているのが、フラクトオリゴ含有率95%以上の「メイオリゴP」です。
赤ちゃん用の粉ミルクやヨーグルトへの加工が多くなっています。

ガラクトオリゴ糖(ヤクルト・日新製糖)

ヤクルトや日新製糖などが販売しているのが、ガラクトオリゴ糖です。
乳糖を原料に酵素変換で作られています。
母乳にも含まれているオリゴ糖で、乳幼児の腸内環境を整える成分としても知られているものです。

ガラクトオリゴ糖の特徴は、酸や熱に強いことです。
食品にも加工しやすく成分が壊れにくいため、乳製品への加工が多くなっています。

ヤクルト

ヤクルトでは、自社で販売している「ビフィール」や「ヤクルト80」などに配合しているようです。
オリゴ糖シロップとして販売されているのが「オリゴメイト」で、ビフィズス菌を増やし整腸作用があることが確認されています。
効果効能が認められているため、トクホへの活用も期待できる成分です。

オリゴメイトとは牛乳に含まれる乳糖に、β-ガラクトシダーゼを作用させています。
試験では摂取1週間からビフィズス菌の増加が確認され、摂取終了後は再びもとに戻りました。
難消化性のオリゴ糖で、胃や小腸で消化吸収されず、大腸まで届きます。

日新製糖

日新製糖のガラクトオリゴ糖は、「カップオリゴ」の名前で製造され、業務用のオリゴ糖として使用されています。
砂糖などを販売する「カップ印」の食品を販売するメーカーで、白砂糖や三温糖、きび砂糖などで一度はお世話になったことがある方も多いでしょう。

業務用のカップオリゴは、牛乳含まれる乳糖を原料にしています。
ビフィズス菌を増やす作用が確認されており、難消化性で大腸まで届くのが特徴です。
低カロリー、虫歯になりにくい、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収を助ける、血中コレステロールや中性脂肪を下げる、善玉コレステロールを増やすなどが確認されています。

ガラクトオリゴ糖は自然な甘みで、砂糖が100とするとガラクトオリゴ糖は25のため、砂糖に置き換えて使用するのもよいでしょう。
日新製糖では、熱や酸に強い性質を生かし、お菓子や乳酸菌飲料、フルーツ缶詰などの加工もあります。

乳化オリゴ糖(塩水港製糖)

乳化オリゴ糖は別名、ラクトスクロースとも呼ばれます。
塩水港製糖が製造するオリゴ糖のことで、乳糖とサトウキビを原料に、酵素変換で作られています。
オリゴのおかげ
画像出典:http://www.oligo.jp/products/index.html

「オリゴのおかげ」はスーパーでも売られている商品のため、ご存知の方も多いでしょう。
乳化オリゴ糖を30%配合しており、手軽に使える甘味料です。
甘さは砂糖の80%程度で、カロリーは砂糖の約半分のため、砂糖代わりに使うことができます。
乳化オリゴ糖はトクホ成分となっており、オリゴのおかげはトクホ認定商品です。

大豆オリゴ糖(カルピス)

カルピスが販売しているオリゴ糖は、大豆オリゴ糖です。
大豆ホエーから作られている、天然成分のオリゴ糖となっています。
カルピスからは「カルピス」などの商品に大豆オリゴ糖が含まれているようです。
「天然大豆オリゴ糖シロップ」という商品も販売されており、砂糖の代わりとしても使えます。
カルピスが使用する原料の大豆は、GMO認定素材を使用し、安全性にもこだわっています。

キシロオリゴ糖(サントリー)

少量でも腸内環境を整える作用が期待できるオリゴ糖で、トウモロコシの芯に含まれています。
サントリーから販売されている「ビックル」にもキシロオリゴ糖を使用しているようです。

ラフィノース(日本甜菜製糖)

ラフィノース
サトウキビや甜菜などに含まれているオリゴ糖のことです。
日本甜菜製糖からは、甜菜糖を作る際に出る原料から、ラフィノースを製造しています。
ラフィノース99%という純度の高い精製に成功しているのが特徴です。

てんさい糖を直接摂取しても少量のオリゴ糖はとることができますが、砂糖を利用するより、直接ラフィノースを利用したほうが低カロリーです。
オリゴ糖の中で唯一湿気に強く、粉末状にしてもサラサラな状態を保つために役立ちます。

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原料となる甜菜とは、ビートとも呼ばれるものです。
北海道で栽培されており、秋になると細胞内にラフィノースを蓄えます。
実験によって大腸に到達することがわかっており、ビフィズス菌を増やし、悪玉菌の大腸菌やウェルシュ菌などを減らす効果が確認されている成分です。

砂糖が100の甘みとすると、ラフィノースは20の甘みです。
低カロリー、安定性が高く、熱や酸に強い性質があります。
ラフィノースは、免疫力アップ、アトピーの改善、肝機能アップなどが確認されているようです。

ラフィノース
画像出典:http://www.nitten.co.jp/raffinose100.html

健康食品としては「ラフィノース100」が売られています。
ラフィノースで整腸作用を得るには、1日3gでよいとされており、2gを使いやすいスティック状にした商品です。

ラクチュロース(森永乳業)

森永乳業から販売されている、乳糖を原料にしたオリゴ糖です。
胃酸に強く胃や小腸で分解吸収されることがなく、大腸まで届きます。
腸内環境の改善、カルシウムやマグネシウムの吸収促進、高アンモニア血症の症状緩和効果が期待できる成分です。

森永乳業は1960年に、世界で初めてのラクチュロース入り粉ミルクを発売しています。
もともとは赤ちゃんの腸内環境を整える目的で開発され、粉ミルクに混ぜたところ、母乳を飲んでいる赤ちゃんのビフィズス菌に近づくことがわかりました。
森永乳業といえば「はぐくみ」という粉ミルクで有名で、母乳に近い粉ミルクというコンセプトで販売されています。

善玉菌の餌となるオリゴ糖

オリゴ糖
オリゴ糖は善玉菌の餌となるため、腸内フローラを整えることができます。
善玉菌の代表選手といえば、「乳酸菌」と「ビフィズス菌」でしょう。
実は、ビフィズス菌は乳酸菌の一種といわれますが、性質が異なるため、別々の働きをする善玉菌だと考えておいてください。

大人になると善玉菌の1割がビフィズス菌で、乳酸菌はほんのわずかしか持っていません。
そのため大人になると、ビフィズス菌の働きが大きいといえます。

ビフィズス菌

ビフィズス菌は強い殺菌力を持つ酢酸や乳酸をつくりだします。
腸内に住みつく悪玉菌をやっつける働きがあり、ビタミンB群をつくるためにも必要です。
もともと乳児にビフィズス菌は多く持っていて、母乳で育てることで増えることがわかっています。
乳幼児や子どものころに多く、高齢に従い減っていく善玉菌です。

乳酸菌

乳酸菌もビフィズス菌と同様に、乳酸をつくる善玉菌です。
このような名前の菌があるのではなく、乳酸をつくる性質の善玉菌のことを「乳酸菌」と呼びます。
そのため、ビフィズス菌も乳酸菌の一部だといわれているようです。
乳酸菌は発酵食品の中に多く存在し、食べ物から摂取できます。

ビフィズス菌が好きなのがオリゴ糖

善玉菌が餌とするもののひとつが糖分ですが、大腸まで届かなければなりません。
多くの糖分は小腸で吸収されてしまい、善玉菌がいる大腸まで届かないのです。
ところがオリゴ糖は消化酵素では分解しにくく、大腸までたどり着きます。

オリゴ糖自体が便秘を改善するのではなく、ビフィズス菌の餌となり善玉菌を増やすから、妊婦の便秘対策にいいのです。
砂糖などは小腸で吸収されやすく、カロリーが高い特徴があります。
オリゴ糖は砂糖と比べても低カロリーで、妊婦のように太り過ぎを予防する必要がある場合に適しているのです。

オリゴ糖は砂糖の半分くらいのカロリーですから、妊婦の便秘対策に毎日使っていても、カロリーオーバーになりにくいといえます。

オリゴ糖の副作用について

オリゴ糖には便をやわらかくする性質があるため、大量に摂取しすぎると、下痢をおこします。
粉末のオリゴ糖を使うなら、1日3gに留める必要があるのです。
オリゴ糖には即効性はありませんから、便秘を解消したいという思いから、1日に3g以上とってしまうケースもあります。

下痢になる理由は、オリゴ糖は吸収しにくいためです。
オリゴ糖が大腸に届けられ吸収できないでいると、腸はそれを排除しようとします。
適量に摂取することが大切で、オリゴ糖でビフィズス菌を増やし、腸内環境を整える程度に留めましょう。

善玉菌をとっても増えない?

「腸内環境を整えるなら、直接善玉菌をとればいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、乳酸菌やビフィズス菌を直接とっても、腸内に住み着くわけではないのです。

その理由は、腸のサイクルの速さで説明がつきます。
乳酸菌やビフィズス菌が腸内にいても免疫力が働かず、共存することが可能です。
ところが腸の粘膜は3日に1度生まれ変わり、排出されています。
善玉菌もこれと一緒に排出されてしまい、一部が新しい粘膜に住み着き増殖している状態です。

食事からとっても定着しやすいのは、子どものころから持っているビフィズス菌です。
乳幼児のころに母乳で育たず、ビフィズス菌が増えなかった場合は、当然大人になっても定着するビフィズス菌は少ないままとなります。

だからこそ、直接善玉菌を摂取するだけでなく、もともと腸内に住み着くビフィズス菌を増やすオリゴ糖が必要なのです。

ビフィズス菌がオリゴ糖を食べて腸内が良くなる

オリゴ糖を妊婦が食べると、腸内に住み着くビフィズス菌が餌とします。
ビフィズス菌は乳酸や酢酸をつくると説明しましたね。
オリゴ糖を食べると、乳酸や酢酸をつくり、これが善玉菌を減らす働きとなります。

妊婦が選ぶオリゴ糖の選び方

オリゴ糖
オリゴ糖が妊婦の便秘解消にいいことがわかったら、次は選び方です。
スーパーに行けば液体状のオリゴ糖をみかけることがあります。
ネットでオリゴ糖を探すと、長期間変質しにくい粉末状のオリゴ糖をみかけますね。

液体状のオリゴ糖をみてみると、シロップがほとんどを占めていて、オリゴ糖自体がちょっとしか入っていないものも多いのです。
人工甘味料でかさ増ししている商品も、できるだけ避けたいものでしょう。

オリゴ糖は安価なものではないため、スーパーで売られている安い液体状のオリゴ糖は、オリゴ糖の含有率が低いと考えておいてください。
ネット通販で売られている粉末状のオリゴ糖では、100%に近い割合でオリゴ糖が含まれていると、数千円程度します。
1,000円以下で買えるものは、シロップや人工甘味料が多く、結局カロリーオーバーとなる可能性が高いです。
少なくとも2,000~3,000円くらいの商品を選ばないと、純度の高いオリゴ糖は買えません。

血糖値を上げないのが純度の高いオリゴ糖

妊婦はできるだけ肥満を避けなければならず、血糖値にも注意したいものです。
砂糖をたくさん摂取してしまうと、血糖値が上がり余計な脂肪が蓄積してしまいます。
オリゴ糖は小腸から吸収されにくいため、血中糖度が上がりにくく、インスリンを多く分泌しません。
太り過ぎは妊娠高血圧症候群のリスクにもなるため、純度の高いオリゴ糖を選んでください。

オリゴ糖が多いと便秘解消効果が期待できる

オリゴ糖を提供している会社のひとつ、塩水港製糖とクリニックが共同研究で便秘解消効果を調べました。
便秘で通院している患者さん29人を対象にしたものです。
乳果オリゴ糖6.2gを2回に分けて摂取したところ、2週間で便秘の数値が減少しました。

まとめ

オリゴ糖が腸内環境を整え、妊婦の便秘対策に良いことは知っていたという方は多いと思います。
しかし、市販の商品には純度が低く、血糖値が上がりやすいタイプもあるのです。
純度が高いオリゴ糖商品は、ネット通販で手に入ります。
スーパーではなかなか見かけないため、注意するようにしましょう。


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