流産後のすぐの妊娠で障害は○%増える!?妊娠に適している時期について

流産後の妊娠 妊娠中のQ&A

「流産後すぐ妊娠すると障害児が生まれやすいって本当?」
このような疑問をお持ちで、このページを訪れたのではないでしょうか。

 

記事タイトルに「流産後の妊娠で障害は〇%増える」と記載しているため、不安に思われた方もいるかもしれません。

 

結論からいいますと、流産後すぐの妊娠で障害児が生まれるという科学的根拠はありません。
これは単なるうわさに過ぎないことです。
流産後は2~3回生理を見送ってから、妊娠しましょう」と言う医師が少なくないようで、その言葉を聞いた方が、「すぐに妊娠すると受精卵に異常が出やすい」と勘違いしたことから発生した噂だと思われます。

 

流産と障害の関係性はデリケートな部分も含まれていますから、医師や専門家の意見を取り入れながら解説していきたいと思います。
実際に、流産後すぐの妊娠で障害が生まれる可能性があるのか、流産後の妊娠はいつが適切なのか解説していきますので、役立てていただけましたら幸いです。

  1. 流産後すぐ妊娠すると障害児が生まれるのか?
    1. 科学的根拠はありません
    2. 母親の年齢によるダウン症発症率
    3. 先天性異常の疾患の割合
    4. 流産の原因の70%は胎児の染色体異常が原因
  2. 何回生理がきてからの妊娠がよいのか?
    1. 2~3か月待ってからの方が多い
      1. 1回目は無排卵の可能性があるため
      2. 精神的に落ち着いたほうが母子ともにメリットがある
      3. 子宮内に組織が残るため、次の妊娠に影響を与えないため
    2. すぐだと妊娠が継続しにくい
  3. 流産後すぐに妊娠しやすいのは本当か?
  4. 化学流産後すぐに妊娠しても大丈夫か?
    1. 医学的には生理と同じのため、すぐの妊娠はOK
    2. 2か月あけるよう言う医師もいる
    3. 卵巣、子宮、卵管の状態が良い証拠
  5. 高齢出産だと次の妊娠も流産しやすいのか?
    1. 妊娠できる可能性はまだある
    2. 検査を受けるのがおススメ
      1. AMH検査(卵巣年齢検査)
  6. また流産するのではないかという不安
    1. 毎回のエコー検査が怖い
    2. エンジェルサウンズを利用してみる
  7. 流産後に注意したいこと
    1. 精神的なショックでホルモンバランスが崩れやすい
    2. 排卵しているか確認しておこう
      1. 基礎体温の変化がなし
      2. 基礎体温が低い
  8. 流産とは?
    1. 切迫流産
    2. 流産
  9. 流産してしまったら?
    1. 化学流産
    2. 稽留流産
    3. 進行性流産
    4. 不全流産
    5. 完全流産
  10. 流産後の妊娠の障害の確立とは?
    1. 化学流産の場合
    2. 黄体機能の不全
    3. 黄体ホルモン
    4. ストレスも原因のひとつに
    5. 化学流産後の妊娠で障害の可能性は?
  11. 妊娠12~21週の後期流産後の妊娠で障害の確立は?
    1. 妊娠12~21週で多い理由
  12. まとめ

流産後すぐ妊娠すると障害児が生まれるのか?

このページを訪れた方は、流産後すぐに妊娠すると障害児が生まれるのか、ということを気にされているのでしょう。
この噂は本当なのか解説していきます。

科学的根拠はありません

日産婦誌61巻1号に掲載された内容によると、生まれてくる子どもの先天性異常は全体の5%程度で、重篤な先天性異常は1~2%だと記載されています。
先天性異常になる原因は、60~70%の割合で原因不明です。
次いで多いのが遺伝性による問題で、15~20%の割合となっています。

 

つまり、流産後すぐ妊娠したからといって、生まれてくる子どもが先天性異常になるリスクが高いとはいうことができません。
出典:http://www.jsog.or.jp/PDF/61/6101-011.pdf

母親の年齢によるダウン症発症率

天使病院によるpdfデータでは、出生600人に対し1人のダウン症発症率だとされています。
母親の年齢がたかいほど頻度が上昇し、35歳以上で300分の1の割合です。
・20歳以下 1,667/1
・20~24歳 1,587/1
・25~29歳 1,087/1
・30~34歳 763/1
・35~39歳 248/1
・40~44歳 79/1
・45~49歳 24/1
40代では100人に1位以下の割合にまで上昇しているため、高齢出産の方は注意する必要があります。
高齢出産の場合は、流産後すぐ妊娠したからというより、年齢的な原因でダウン症発症率が高まるといえるでしょう。
出典:https://www.tenshi.or.jp/an-info/blogupload/20121113.pdf

先天性異常の疾患の割合

東北大学医学部特別講義の内容が公開されたpdfファイルでは、具体的にどの先天性異常の疾患が多いのか解説されています。
出生時1,000人あたり何人の割合で障害が発生するかの数値です。
1位 心室中隔欠損 4.90
2位 ダウン症候群 1.92
3位 口唇・口蓋裂 1.56
4位 動脈管開存 1.53
5位 心房中隔欠損 1.18

 

さらにどのような原因で先天性異常が発生するか、割合も記載されています。
遺伝 30%
環境 15%
遺伝×環境 55%
このデータからは、染色体異常を含む遺伝の問題と、環境が絡んでいることが最も多いことがわかります。
出典:http://www.dev-neurobio.med.tohoku.ac.jp/students/lecture/pdf/med_dev/2017/med_dev_2017_09.pdf

このように一部に遺伝子の問題が関連していることから、pdfファイル内で出生前遺伝学的検査のことに触れています。
母体血液を調べることによって、胎児の染色体異常を診断するというものです。
実際生まれてくる子どもが染色体異常を持っているかは、調べてみないとわかりません。
高齢出産に該当する方で、次の妊娠で障害児が生まれてくるか不安な方は、検査を受けるのもひとつの方法です。

流産の原因の70%は胎児の染色体異常が原因

青森県のエフ.クリニックが公開しているpdfには、「流産の約70%は胎児の染色体異常が原因です。」と書かれています。
染色体異常は高齢になるほど割合が増えやすいため、注意する必要があるでしょう。

 

自費で流産組織の染色体を分析する検査もあるそうです。
検査費用はエフ.クリニックのデータによると、保険外適用で60,000円となっています。
流産組織の染色体異常がみつかれば、今後の妊娠計画をどのように進めていくべきかの判断材料になるでしょう。
出典:http://efclinic.com/pdf/abortion.pdf

何回生理がきてからの妊娠がよいのか?

流産後いつ妊娠
流産してしまった場合、何回生理を見送ってから妊娠すべきか迷ってしまうでしょう。
次のように期間をあけてから妊娠するよう指導する医師が多いようです。

2~3か月待ってからの方が多い

私は何回か流産していますが、医師によって「1回生理がきたらまた妊娠してもいいですよ」と言う人もいれば、「3回は生理を待った方がいい」という人もいました。

大体よく聞くのは「生理2・3回を待って…」というパターンでしょうか。
出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10115739815

実は一人目と二人目の間にも一度妊娠して、そのときは稽りゅう流産で手術しました。
そのときは生理は二回見送ってと言われ、半年後に二人目を妊娠しました。
医師にもよりますがだいたい生理二回見送ってと言われる方が多いと思います。
出典:http://pigeon.info/soudan/soudan-25967.html

私の場合は失った赤ちゃんが早く戻ってきてほしくて、先生の了解のもと生理が一回来てから又治療をして、その周期で再び妊娠する事が出来ました。

妊娠した時は嬉しさ半分不安が半分で、生まれてくるまでは多少の心配はありましたけど、流産を経験していれば特に、いつ妊娠出来たとしてもその不安はついてくると思います。
出典:http://www.jineko.net/forum/%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E3%83%BB%E5%87%BA%E7%94%A3%E3%81%AE%E5%BA%83%E5%A0%B4/167611/

先生からは生理が2回来たら妊活していいですよ。と言われました。
1回目生理が来て、2回目の生理がこず改めて受診したところ妊娠が発覚。
無事出産して8ヶ月の娘がいます。
出典:http://bbs.karadanote.jp/8072

このように2~3か月の期間をおいてから、妊活する方が多いようです。
期間をあけるのは次のような理由が考えられます。

1回目は無排卵の可能性があるため

流産後は女性ホルモンのバランスが変わっているため、1回目の生理は無排卵となっている可能性があります。
2回目以降はホルモンバランスも整いやすく、排卵があるなら妊娠は可能です。

精神的に落ち着いたほうが母子ともにメリットがある

2~3か月期間をあける必要があるのは、母体の体の問題だけではありません。
誰でも流産してしまえばショックが大きく、精神的な影響を和らげるため、期間をあけることが多いようです。
流産の理由によっては、半年ほど期間をあける方もいます。

 

女性ホルモンの分泌をコントロールしているのは脳で、精神的なストレスでホルモンバランスが変わってしまいます。
流産した悲しみは一生消えることはないのでしょうが、悲しみは時間が解決してくれることも少なくありません。

子宮内に組織が残るため、次の妊娠に影響を与えないため

流産手術後には、組織が一部残ってしまうことがあります。
すべてをかき出そうとすると、子宮内膜を傷つけてしまう可能性があるため、完全に除去しないことがあるようです。
組織の一部が残ってしまっても、1回目の生理までには排出されますから、心配はありません。

 

組織が残ってしまい排出されない場合は、再手術の必要が出てきます。
妊娠組織が残る割合は、1~2%の割合のようです。
出血がダラダラ続く場合や、妊娠ホルモンが下がらない場合は、医師の診察を受ける必要があります。
出典:http://efclinic.com/pdf/abortion.pdf

すぐだと妊娠が継続しにくい

流産直後だとまだ女性ホルモンのバランスが整っていないこともあるため、妊娠が継続しにくい場合があります。
また流産してしまえば母体や精神的にも影響を及ぼしてしまうため、医師は2~3か月期間をあけるよう指導することが多いようです。

流産後すぐに妊娠しやすいのは本当か?

流産後すぐに妊娠
流産後はすぐに妊娠しやすいという人もいれば、なかなか妊娠しにくいという状況の2種類があります。
とくに掻爬手術後は妊娠しやすい、妊娠しにくい両方があるようです。

 

・子宮内膜がきれいになり着床しやすいため
・子宮内膜に傷が付いた部分に着床すると流れるリスクがあるため

このような理由が考えられますが、医師による見解は「手術後妊娠しやすいことはない」ということのようです。

中絶手術後は妊娠しやすい等一切ありません。
元々妊娠できる体なので、当然又妊娠する行為をすれば妊娠する可能性があるだけの事です。
出典:https://www.ikecli.com/bbs/post/64094

流産後の手術は中絶手術と同じやり方ですから、流産手術によって妊娠しやすくなるという考え方は間違っていることになります。
手術から排卵までの期間は、はやくても3週間以上とのことです。
排卵しなければ妊娠はできませんから、手術後すぐに妊娠された方は、3週間経過後に排卵がおきていたといえます。

化学流産後すぐに妊娠しても大丈夫か?

同じ流産でも、化学流産に関しては事情がことなっています。
化学流産の場合は、流産手術が必要ないからです。

医学的には生理と同じのため、すぐの妊娠はOK

化学流産とは受精卵の染色体異常による問題が多く、医学的には流産とカウントしないことが多いようです。
そのため、通常の生理と同じと考える医師は少なくありません。
化学流産がおきても本人は気が付いていないことも多く、「いつもより重い生理がきた」というときには化学流産がおきている可能性もあります。

 

体への影響も少なく、もし化学流産だとわかってしまっても、すぐの妊娠は問題ないことが多いようです。

2か月あけるよう言う医師もいる

化学流産は流産にカウントしないといっても、人によってはホルモンバランスが多少乱れ、いつもと同じ生理周期とならないこともあります。
排卵が遅れる場合も考えられますから、医師によっては2か月以上あけてから妊活するよう指導する医師もいるようです。

卵巣、子宮、卵管の状態が良い証拠

化学流産というのは、たまたま受精卵の状態がわるく、染色体異常となってしまったためにおこります。
妊娠はできたわけですから、母体の卵巣・子宮・卵管に問題がないともいえるでしょう。
化学流産は健康な男女でもおこりえることで、本人は気が付いていないこともあります。
本来、良い状態の受精卵ができることは奇跡にも近いことです。

 

化学流産してしまったことは女性にとってショックが大きいのですが、「自分の体が妊娠に適しているとわかった」と前向きに考えてみてはどうでしょうか。

高齢出産だと次の妊娠も流産しやすいのか?

流産後の妊娠で気になるのは、高齢出産となっているときでしょう。
年齢が上がるにつれて、染色体異常のリスクが上昇することがかわっているからです。

妊娠できる可能性はまだある

高齢出産となる年齢でも、毎回質のわるい受精卵ができあがるとは限りません。
男女どちらの細胞もダメージを受けていることには変わりがなく、20代の人と比べると、染色体異常の割合は確かに高くなります。
それでも、健康な卵子が1個もないとはいえないわけではないでしょう。

検査を受けるのがおススメ

高齢出産となる方が大切なのは、あとどのくらいの可能性があるか、数値でしっかり知ることです。
流産後でも正常な妊娠ができるか、流産してしまうかは、その人の状況次第で変わります。

AMH検査(卵巣年齢検査)

発育過程にある卵胞からは、AMHと呼ばれるホルモンが分泌されるため、この数値で卵子の状況を検査します。
AMHの数値と原子卵胞の数は比例するといわれているため、あと何個原子卵胞が残っているのかの判断が可能です。
保険外適用で5,000~10,000円くらいで調べられるため、検査をおススメします。

 

数値が低いということは原子卵胞の数が少ないということです。
ただし、原子卵胞の数が少なくても、食事や生活習慣の改善で、卵子の質を高める工夫はできます。
原子卵胞が残っていれば妊娠できる可能性は0ではなく、はやめに卵子を採取して人工授精に切り替えることで、妊娠できる場合もあるでしょう。

また流産するのではないかという不安

一度流産された経験を持つ方ならわかると思いますが、「次の妊娠もまた流産するのではないか?」という不安感がどうしても付きまといます。

毎回のエコー検査が怖い

一度流産してしまうと、その経験がトラウマとなり、次に妊娠できてもエコー検査が怖いという人もいます。
順調に育っていても、「また同じ状況になるのでは?」という不安感はぬぐい切れないからです。

エンジェルサウンズを利用してみる

何をやっても不安感は取り去ることができませんから、自分で赤ちゃんの心音を確認して、少しでも不安感を取る工夫をしてみましょう。
エンジェルサウンズというグッズを使うと、自分で胎児の心音を聞くことができます。
赤ちゃんの心音を聞けば、それが精神安定剤代わりになるでしょう。

流産後に注意したいこと

流産後すぐ妊娠
流産してしまったら、次の妊娠のために注意したいことがあります。

精神的なショックでホルモンバランスが崩れやすい

女性ホルモンは精神的なストレスでもすぐに乱れてしまいます。
流産後は心も体も疲れ切っている状態ですから、十分ケアをするようにしましょう。

 

できれば手術後1週間は仕事や家事もお休みしてください。
生理は1か月後くらいからきますが、まだ無理は禁物な状態で、激しいスポーツは避けることをおススメします。
体の回復には睡眠が必要なため、1週間後までの間はやめに就寝しましょう。

 

妊活は自分の気持ちが「赤ちゃんが欲しい」と自然に思えるまでお休みするのがおススメです。

排卵しているか確認しておこう

自然の自分の気持ちは妊活に向いていきたら、基礎体温を測ってみてください。
これでホルモンバランスが整っているのか、排卵しているのかわかります。

基礎体温の変化がなし

ホルモンバランスも乱れておらず、心配しなくても大丈夫です。
自分の体が問題ない状態で、妊娠できることは間違いないのですから、自信を持ちましょう。

基礎体温が低い

流産手術後の体や心のダメージがまだとれていない状態です。
基礎体温が上がらないのは排卵していない証拠で、排卵のためのホルモンバランスがまだ整っていません。
心がまだ整っていないのなら、無理に前向きになる必要はないのではないでしょうか。
時間が解決してくれることを願いながら、自分の心や体が落ち着いたときに、妊活を始めるようにしてみてください。

流産とは?

流産は妊娠の約15%におこるといわれているものです。
流産といっても切迫流産と呼ばれるものから、一般的に流産といわれるものがあります。
これらはまったく別もののため、流産してしまったということは切迫流産ではないということです。

切迫流産

妊娠22週未満に出血があるなど、流産の兆候が現われることをいいます。
流産に進行する恐れはありますが、現段階では赤ちゃんの心拍数が確認され、子宮頚部が閉じていれば流産に進行することは少ない状態です。

 

原因はよくわからないことが多く、ママの病気や感染症などがもとになるともいわれています。
切迫流産と診断されても安静を保てば妊娠を継続することができます。

流産

妊娠12週未満におこることが多くなっています。
出血や腹痛を伴うこともありますが、まったく症状がなく妊婦検診ではじめて流産していることに気が付くこともあるようです。

 

妊娠初期の流産のほとんどは、受精卵の染色体異常など胎児側に原因があります。
このような理由の場合は流産を食い止めることはできず、もともと育たなかった受精卵だということです。

流産してしまったら?

流産後の妊娠
もし流産してしまったら、次のどれかに当たります。
流産といっても赤ちゃんがどのような状態かにより種類が分けられており、それぞれに対する処置が変わるでしょう。
妊娠初期の流産の多くは、ママが仕事などで無理をしたからという理由は当てはまりません。

化学流産

超妊娠初期に妊娠検査薬で陽性反応が出て、エコー検査で妊娠が確認できる前に流産してしまうものです。
受精卵の先天性異常が原因のことが多く、生理のような出血や腹痛が見られます。
少し重い生理がきたら化学流産かもしれません。
完全に子宮内容物が流れた場合、処置は必要ありません。

稽留流産

流産の兆候がないのに赤ちゃんの成長が止まり、お腹の中に留まるものです。
妊婦検診の超音波検診で、赤ちゃんの心臓の鼓動がみられなくなります。
そのまま放置しても流れることはないため、子宮内容物の除去手術が必要となります。

進行性流産

子宮頚部が開いて流産となるものです。
そのまま放置すると高い確率で流産する恐れがあります。
出血や強い腹痛も伴い、子宮内容物を除去する手術が必要です。

不全流産

流産の兆候がみられたのにも関わらず内容物が子宮内に留まる状態です。
内容物が子宮内に残ると、出血や腹痛などを伴いやすく、子宮内容物の除去手術が必要となります。

完全流産

子宮内容物が完全に外に出た状態で、超音波検査で子宮内がきれいになっているのを確認したら、処置をする必要はありません。

流産後の妊娠の障害の確立とは?

流産後の妊娠
流産といっても化学流産のように妊娠12週未満の早期流産なのか、それとも突然赤ちゃんの成長が止まってしまう妊娠12~21週の後期流産なのかで障害になる確率は異なります。
そもそも早期流産と後期流産では原因が異なるため、すぐに妊娠してよいかは変わってくるのです。

化学流産の場合

流産後の妊娠
画像出典:https://www.premama.jp/jiten/pregnancy/preg57.html
プレママタウンの調査によると、妊娠12週未満に流産している人が多いのがわかります。
化学流産しても昔は気が付かず、妊娠して流産しても生理と勘違いしているケースも多く見られていました。
今は市販の妊娠検査薬でも、早期に調べることができるものが登場し、知らなくてもよいことがわかるようになってしまいました。

 

化学流産とは受精はしたものの、着床しづらい状態となり妊娠が継続できません。
化学流産になる理由は受精卵の問題が指摘されているようです。

 

確かに着床しにくい体質の人はいます。
そのような方は、何度も化学流産を繰り返すこともあります。
この場合は着床による障害を持っているためで、婦人科で原因を特定するようにしましょう。

 

健康な女性でも生涯のうちに1度や2度くらいは、知らないうちに化学流産しているともいわれていますが、3度以上続けて化学流産した場合は注意する必要があります。

黄体機能の不全

受精することができても受精卵が着床するためには、子宮内膜に十分な厚みが必要です。
生理前には黄体ホルモンが多く分泌し、着床に備えて子宮内膜が厚くなります。
これが不十分だと、受精卵が子宮に着床しづらいのです。
その直接的な原因は黄体機能の不全で、黄体ホルモンが十分分泌していないことからおきています。

 

黄体機能の不全は基礎体温を測り自分でも調べることができます。

・高温期 9日以内
・高温期と高温期の温度差 0.3度以内

これ以外にも産婦人科で子宮内膜の厚さを調べてもらう方法や、プロゲステロンの数値でもわかります。
まずは基礎体温を測り高温期の長さと、低温期と高温期の差を調べましょう。

黄体ホルモン

黄体ホルモンはプロゲステロンとも呼ばれ、排卵後に分泌され基礎体温を上げる働きがあります。
このホルモンが十分分泌していないと、高温期が9日以上続くことはできず、低温期と比べて十分な高温にならない症状が出るでしょう。
この黄体ホルモンの分泌が少ないものを「黄体機能不全」と呼びます。

 

成熟した卵子が排卵したあと、残された卵胞が黄体化し、これにより黄体ホルモンが分泌しはじめます。
卵胞が十分に育たなければおこらないため、黄体機能不全の原因は卵胞期の卵胞刺激ホルモンの分泌量低下が原因だと考えられているようです。
他にも黄体形成ホルモンの分泌量低下、LHサージの分泌量低下なども原因となることがあります。

ストレスも原因のひとつに

これらホルモンの分泌を司るのが、脳にある視床下部と下垂体です。
精神的ストレスがかかると、これらの機能が十分働かず、ホルモン分泌量が低下して排卵がおきなかったり、黄体ホルモンの分泌が悪くなったりします。

 

ストレスを受けると生理が止まってしまうのも、脳が影響を受け必要なホルモンを分泌できていないからです。
生理や排卵に必要となるホルモン分泌は、とてもデリケートでさまざまな要因でも止まってしまうことがあります。

化学流産後の妊娠で障害の可能性は?

化学流産をした原因が偶然的な染色体異常など、受精卵自体に問題が出ているなら、その後すぐに妊娠しても、子どもに障害が出ることはありません。
その化学流産は稀にみる偶然が重なっただけに過ぎず、たまたまおこっただけだからです。
この理由で流産したのなら、次の妊娠も同じように先天性異常が重なるとは考えられません。

妊娠12~21週の後期流産後の妊娠で障害の確立は?

流産後の妊娠
妊娠12~21週までに流産が見られた場合、原因は母体側のことが多いため、その原因を取り除かなければ、次の妊娠でまた流産がおこるリスクがあります。
この時期に流産が続いた場合、母体の健康状態を調べることからはじめたほうがよいでしょう。

妊娠12~21週で多い理由

子宮頚管がゆるんでしまい、赤ちゃんがお腹の中に留まることができない場合があります。
この場合は子宮頚部が広がりやすい原因のみですから、事前に治療をして赤ちゃんが外に出ないよう対処することが可能です。

 

一度子宮頚管無力症と診断され流産してしまったとしても、すぐに妊娠して赤ちゃんに障害が出るおそれはありません。
ただし、次の妊娠時には子宮口をしばるなどの処置が必要となります。

 

ほかにも割合としては少ないですが、膣炎や子宮頚管炎から、絨毛膜羊膜炎に繋がるケースもあります。
常在菌により感染症を引きおこしたもので、子宮収縮を引きおこすため早産の原因となる場合もあるようです。
この場合は膣洗浄を行い、子宮収縮抑制薬を服用すると流産を予防できることがあります。

 

妊娠中に感染症にかかるのも、流産や早産の原因となることがあります。
具体的な種類については下記の記事を参考にしてください。

http://xn--104-dp4ba.com/426/

おたふくかぜ 
先天性の病気になるリスクはないが、まれに胎児死亡になる可能性がある。

水ぼうそう
ママが妊娠中に発感染すると注意が必要で、妊娠初期や後期に先天性水痘症になる恐れがあります。

風疹 
妊娠20週までに感染すると、赤ちゃんの先天性リスクが出ることがあります。

妊娠中の感染症は予防できることですから、後期流産で感染症が原因だとわかっていれば、次の妊娠で注意すればよいだけです。

まとめ

流産後にすぐ妊娠してよいかは、多くの方が迷うのではないでしょうか。
流産が1度や2度続くことはよくあることで、健康なカップルの間でも見られることです。そもそも化学流産自体は本人も気が付いていないことも多く、流産後すぐ妊娠しているケースもあると考えられます。
もし流産を3回以上経験されているなら、流産の原因をしっかり調べてもらい、次の妊娠につなげましょう。