妊娠中に食べてはいけないもの15選!妊婦はダメな食べ物

妊娠中に食べてはいけない 妊娠中の食生活

「妊娠中は食べていけないものってあるの?」
「妊婦がダメな食べ物を知りたい!」
このように考えているのでは?

 

妊娠中は赤ちゃんのために慎重になるもので、多くの方が食べ物に注意しているようです。
特定の食品を食べたばかりに、赤ちゃんに何か影響が出たら、後悔してもしきれないですよね。

 

今回は、妊娠中に食べてはいけないもの15つを紹介します。
厳密には絶対食べてはいけないものはアルコールのみで、ほかの食品は注意が必要なものです。

妊娠中に食べてはいけないもの

妊娠中にぜったいにとってはいけない食品は、唯一アルコールのみです。
アルコールは血液を通して赤ちゃんにも伝わるため、胎児の成長に影響を及ぼす恐れがあります。

 

それ以外の食品でしたら絶対に食べてはダメという食品はなく、摂取量に注意するだけで大丈夫です。
とくにとりすぎに注意が必要なのは、大型魚に含まれるメチル水銀、うなぎやレバーに多いビタミンA、生肉に含まれる寄生虫での影響です。
絶対に食べてはいけないというより、摂取量に注意しながら調理方法を変えれば食べることはできます。

 

これらは知らずに食べてしまったからといって、赤ちゃんに直ぐ影響が出るものではありません。
過剰摂取を長期的に続けている場合や、影響がある物質を大量にとる場合に注意が必要です。
たまに1回や2回食べてしまったからといって、胎児へ影響が出るわけではないため安心しましょう。

 

アルコールについては、国により多少見解が違うこともあります。
米小児科学会では「妊婦の飲酒は一切ダメ」なのに対し、英国やイタリアなどでは「1~2杯程度ならOK」とする地域もあるようです。

 

ヨーロッパではアルコールといってもワインを飲む習慣が多いことから、影響が少ないとされているのかもしれません。
英ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジが11,000人の女性で調査したところ、少量なら問題が無い結果が出ました。

 

しかし、アルコールについては確かなことはいえないため、妊娠中に飲まないのが一番ではないでしょうか。

アルコール

妊娠中のアルコール摂取は、胎児性アルコール症候群になる恐れがあるため、妊娠中~授乳中まで絶対にNGです。
血液を通して赤ちゃんに伝わると、神経や脳に影響が出るといわれています。
詳しい情報は下記の記事で確認してください。

胎児性アルコール症候群の顔写真で見る、症状と予防方法について
胎児性アルコール症候群についてまとめているページです。胎児性アルコール症候群は、特徴的な顔の変化が現れるともいわれています。顔写真を使って胎児性アルコール症候群を解説していますので、気になる方は確認しておきましょう。胎児性アルコール症候群と不妊との関係性も解説しています。

1・リステリア食中毒

リステリア
リステリアとは、動物の腸管内などに存在する細菌のことです。
低温や高い塩分濃度の食品でも増殖します。
症状が出やすいのは高齢者や妊婦で、重症化すれば母体は問題ありませんが、赤ちゃんに影響が出る可能性があるため注意が必要です。

 

生野菜や果物などにリステリア菌が付着している可能性があります。
食品を食べるときは食材をよく洗い、加熱して食べるようにしましょう。
健康な方がリステリアに汚染された食物を食べても、発症しないことが多くなっています。
妊娠中は免疫力が低下しやすく、生物を食べるときは注意が必要です。

・生ハム
・スモークサーモン
・ナチュラルチーズ

これらのように加熱せず冷蔵庫に長期間保管する食品に注意が必要です。
リステリア菌は土や水の中に存在しており、避けることは難しいでしょう。

チーズ

チーズの中でも加熱していないブルーチーズ、カマンベールチーズにはリステリア菌が存在する可能性があります。
リステリア菌に感染するとインフルエンザのような症状が出るため注意が必要です。

 

妊娠中にリステリア症にかかると、早産に繋がるリスクがあるため、チーズ好きの方は感染リスクがないプロセスチーズやクリームチーズを選ぶと安心です。
日本での発症例は少ないようですが、河川水や動物の腸管内にいる菌で欧米では毎年2,500人の感染例が報告されているため、海外に行く予定の方は注意してください。
チーズ以外にも生ハム、スモークサーモン、コールスローなどでは、海外の感染例が報告されています。
出典:http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/listeria1.html

2・トキソプラズマ

妊婦さんがトキソプラズマに初感染すると赤ちゃんへの影響が考えられるため、妊婦検診で検査を受けるようにしましょう。
検査は病院によって毎月の妊婦検診に含まれているところもあれば、妊婦さんが希望したときのみ検査する病院もあります。
検査費用は1,000~5,000円程度です。

生肉

生肉にはトキソプラズマ症の恐れがあるため、妊娠中は避けてください。
生肉のさしみや、レア肉もできれば避けるべきです。

 

万が一妊娠中に母体がトキソプラズマ症に初感染すると、赤ちゃんへの影響が考えられます。
猫の糞にも含まれていることがあるため、猫を飼ったことが無い人は、出産まで猫の便に触れるのは避けてください。

 

影響が出るのは初感染のみで、猫を飼っている人は既に感染していることが多く心配する必要はありません。
詳しくは下記の記事でも解説しています。

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・ユッケ
・レバの刺身
・生の野菜や果物

これらがトキソプラズマの感染源となることがあります。
全世界の3分の1がすでに感染しているともいわれるため、妊娠前に感染していれば問題はありません。

 

妊婦検診でトキソプラズマの検査をした場合、すでに感染していれば「IgG抗体陽性」となり、まだ感染していない場合は「IgG抗体陰性」となります。

注意したいのが妊娠中に初感染することで、陰性の結果が出た方は、生肉、土いじり、ペットなどに注意しましょう。
土やペットの便にトキソプラズマが含まれている場合は、手をよく洗うことで感染予防ができますから、必要以上に恐れる必要はありません。

 

健康な人や小児がはじめてトキソプラズマに感染しても、症状はおこりません。

3・水銀

まぐろ

まぐろなどの大型魚

まぐろなどの大型魚は食物連鎖により、小魚の体内にあるメチル水銀が蓄積してしまいます。
メチル水銀は胎児の中枢神経に影響が出る恐れがある物質です。

 

ただしメチル水銀は体に蓄積されるものではなく、一定期間で排泄されるものですから、絶対に食べてはいけない食品ではなく、摂取量を制限すべき食べ物です。
厚生労働省による発表でも週に1回や2回程度なら問題がないとしています。
詳しくは下記記事で確認してください。

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ツナ缶

海外では水銀を避けるため妊娠中にツナ缶を食べない地域もあるようですが、大量に食べるものでもなく、水銀量は多くないため少量なら食べても問題ありません。

深海魚

水銀の注意が必要な深海魚は、キンメダイ、ムツ、スメバル、ユメカサゴ、メヌケなどです。
これらの魚は妊娠中に週1回までに留めましょう。
水銀は加熱しても減ることはなく、煮魚や焼き魚でも含まれます。

4・食品添加物

食品添加物
食品添加物はゼロにすることは難しいのですが、添加物が多く含まれている食品を避けることはできます。
生まれてくる赤ちゃんに直ぐ影響はなくても、長年の食生活で影響が出る可能性があるため、妊娠中はできるだけ避けることをおススメします。

ソーセージなどの加工食品

ウィンナーやハム、ソーセージなど、いかにも子どもが好きそうな食品ばかりです。

しかし、これらの食品には食品添加物が多く含まれているため、せめて無防備な状態である胎児の時期だけは避けてあげてください。

 

膨張剤やPH調節剤として使われる「リン酸ナトリウム」は、摂取量が多くなるとカルシウムや鉄分の吸収が悪くなります。
「ソルビン酸カリウム」は保存料のひとつで、亜硝酸と組み合わせることで発がん性があるともいわれている物質です。

 

発色剤として使われる「亜硝酸ナトリウム」は、魚に含まれるアミンと結合することで、発がん性が指摘されています。
日本人に胃がんが多いのは、この物質の影響だとも考えられているようです。

ファミレスのコーヒー

ファミレスのコーヒーが飲み放題なのは、添加物を加えて増やしているからです。
リン酸塩を使うことで通常の3倍の抽出が可能だとされています。
とりすぎればカルシウムや鉄分の吸収を阻害してしまう恐れがあるのです。

 

ファミレスだからといってすべてのお店でリン酸塩を使用しているわけではありません。
リン酸塩を入れていないと数十分ほどで酸化して美味しくなくなるため、こまめに新しいものと取り換えているお店なら問題はないでしょう。

 

「ファミレスのコーヒー=添加物」ということも知られるようになったため、きちんとコーヒー豆から淹れているお店もあるようです。

菓子パン

菓子パンは裏側の表示を見てみると、たくさんの食品添加物が含まれていることがわかります。
焼き立てベーカリーのお店なら、その日のうちに売り切らなければならないのに、スーパーに売られている菓子パンは、あの環境でも数日持つのが不思議です。

 

菓子パンには、乳化剤、増粘多糖類、香料、ソルビン酸、カルテノイド色素などが含まれていることがあります。
ソルビン酸は、マウスの試験で肝臓がんが発生したとの報告もあるようです。

 

菓子パンが食べたくなったら、パン屋さんのものを選ぶか、裏を見て添加物が少ないものにしましょう。
小腹が空いたら手を出したい菓子パンですが、少しだけ気を付けることで、赤ちゃんへの影響を減らせます。

5・ヒ素

ヒ素
ヒ素と聞くと「ヒ素中毒」を思い出す方もいるでしょう。
過去では井戸水が汚染されヒ素中毒になった例や、事件にも使われた物質として知られています。

ひじき

ひじきはヒ素が含まれることから、注意が必要な食品です。
東京都福祉保険局によると、東京都のスーパーで販売されているひじきを調査したところ、1kgあたり34~117mgのヒ素が含まれていることがわかっています。
ヒ素の量は、産地による違いは見られていません。

 

厚生労働省の発表では「毎日4.7g以上を継続的に摂取しない限り問題ない」としています。
ひじきには鉄分も豊富なため、調理方法を工夫して食べれば問題はありません。
ひじきに含まれるヒ素は水で戻すと60分後には68%が溶け出します。

6・大豆イソフラボン

大豆イソフラボン
厚生労働省の発表によると、妊婦はどのくらいの大豆イソフラボンを摂取すると、胎児に影響が出るか科学的なことは明らかになっていないとされています。
イソフラボンはエストロゲンと似た働きをするポリフェノールで、妊娠中に大量に摂取することは望ましいとはいえません。

 

大量に摂取とは、濃縮されたイソフラボンを含むサプリメントの摂取の場合です。
厚生労働省が示す1日における大豆イソフラボン上限は、「アグリコン換算で30mg以内」となっています。
アグリコンとは糖が外れた状態で、大豆食品のイソフラボンは糖が含まれているため、吸収量が異なっているのです。

 

そのような理由から、伝統的な大豆食品から摂取する際には、バランスに気を付ければ心配する必要はないとされています。
大豆イソフラボンを含むサプリメントの服用や、大豆イソフラボンサプリは妊娠中に避けるようにしてください。
出典:http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/h0202-1a.html#q07

7・ビスフェノールA

ビスフェノールA
ビスフェノールAとは食品の容器に使われているものです。
今までの毒性試験より少ない量で影響が認められたという報告から、妊娠中の女性の摂取に注意するようにしましょう。
厚生労働省の発表によるとまだ評価段階で、妊娠中の方への影響ははっきりしていないとのことです。

 

ビスフェノールAの摂取は、缶詰からの摂取が指摘されています。
現在の飲料缶や缶詰などはビスフェノールAが流れ出ないよう工夫されているようです。
少なくとも缶詰ばかりを毎日食べるのは避けるようにしましょう。
出典:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/topics/080707-1.html

8・ビタミンA

ビタミンA

レバー・うなぎ

ビタミンAの過剰摂取に繋がる恐れがあるため、食べる量を制限する必要があります。
妊娠中の過剰摂取で胎児に影響しやすいビタミンです。

 

レバーやうなぎはビタミンAが多くなっていますが、たまに食べる程度なら問題ありません。
ちなみに緑黄色野菜に含まれるビタミンAに問題はないため野菜から摂取するようにしましょう。
詳しい情報は下記の記事でも解説しています。

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9・ヨウ素

ヨウ素
ヨウ素は甲状腺から分泌する甲状腺ホルモンを形成する栄養素です。
不足すると甲状腺ホルモンが不足するのですが、過剰摂取では甲状腺が肥大します。
ヨウ素は海藻類に多く含まれている成分で、毎日の食生活で適度な量を摂取しましょう。

海藻類

1日に必要となるヨウ素の量は、妊娠中の女性で220μgです。
毎日海藻類を食べなくても、味噌汁にダシを使うことで無意識に摂取しています。
ヨウ素を過剰摂取した場合、妊婦さんの甲状腺が腫れやすくなり、赤ちゃんへの影響は先天性甲状腺機能低下症の恐れがあるものです。

 

海藻類はみそ汁に入れただけで1日に許容量には達することはなく、心配はありません。
必要以上にとりすぎる可能性があるのが、焼きのりです。
1枚あたり20μgのヨウ素が含まれているため、手巻き寿司の場合10枚以上食べると許容量を超えるといえます。

 

多くの場合は毎日ヨウ素を過剰摂取するとは考えにくく、バランスのよい食事を心がけていれば、とくに制限する必要はありません。
ヨウ素の摂取は少なくても問題が出やすい栄養素ですから、毎日のみそ汁に海藻を入れることは、注意しなくても大丈夫です。

インスタント食品

カップ麺のスープはヨウ素が多く含まれている商品があるようです。
商品によっては1食あたり13,100μg含まれているものもあります。

 

それにインスタント食品は添加物が多い食品のため、妊娠中はできれば控えましょう。
どうしても食べたい場合は、回数を制限して食べればそれほど影響は出ません。
塩分も多いため、汁を残すことをおススメします。
出典:http://www.hokko.or.jp/thyroid/yod-17-12.html

10・子宮収縮の恐れのあるもの

子宮収縮作用
妊娠中は食品のなかで子宮収縮を促すものを避けましょう。

ウコン

ウコンには、子宮収縮作用があります。
ほかにも抗菌作用や鎮痛作用、抗腫瘍作用など健康対策に活用できるウコンですが、妊娠中に限っては大量に摂取することは避けましょう。
サプリでウコンを摂取する際や、スパイスとして利用する場合に注意してください。
出典:http://ukonken.jp/future/02.html

シナモン

シナモンも子宮収縮作用があるとされていますが、医学的根拠はないようです。
山下レディースクリニックが発行している「ざくろの実 通信」に、「シナモンは子宮収縮作用があるため避けてください」と書かれています。
掲載されていた内容はアロマに関してのことで、シナモンをスパイスとして使用した食べ物で子宮収縮の危険性があるとされているわけではありません。

 

アロマは皮膚や粘膜からダイレクトに成分が吸収しやすいため、妊娠中にシナモンのアロマは避けるようにしましょう。
ほかにもジャスミン、レモングラス、レモンユーカリセージなども子宮収縮作用がある成分だと記載されています。
出典:http://www.ylc.jp/news/zakuronomi_17.pdf

ハーブの注意点

ハーブにはセージのように子宮収縮作用を持つものもあるため、アロマで使う場合は注意してください。
アロエも流産誘発性の可能性がある物質だとされています。
出典:https://hfnet.nih.go.jp/usr/kiso/ninpu-herb/ninpu-herb-document.pdf

11・食中毒の恐れのあるもの

食中毒
妊娠中に食中毒で下痢をおこすと、同時に子宮を収縮させる恐れがあるため注意しましょう。
食中毒をおこす可能性がある食べ物は次のとおりです。

生卵

生卵、食肉製品、乳製品などはサルモネラ菌が発生する可能性があります。
食中毒をおこした場合は4~48時間以内と発症が早く、下痢や嘔吐などをともなうのが特徴です。
妊娠中に生卵を食べるのはもちろん、半熟卵の加工食品でも注意してください。

 

東邦微生物病研究所によると、市販の卵10個のうちサルモネラ菌におかされていたのは3つだったとのことです。
生卵を直接食べるときのリスクは低いのですが、絶対に当たらないというリスクはありません。
生卵を食べるときは、新鮮なものを選ぶこと、食べる直前に割ることに注意してください。
妊娠中の女性は万全のため、生卵を食べないほうがよいでしょう。
出典:http://www.toholab.co.jp/info/archive/2321/

生の二枚貝

生の二枚貝を食べるときに注意したいのが、ノロウイルスです。
厚生労働省の発表によると、ノロウイルスは冬季に流行するとあります。
汚染された人がいれば手などに付着している可能性や、下痢や嘔吐したものに含まれるリスクがあるでしょう。

 

牡蠣などの二枚貝を生で食べることも、ノロウイルスの感染リスクがあります。
ノロウイルスの患者数は年間1万~3万人くらいです。
感染数でいうと年間100万人にのぼる年もあります。

 

上の子がノロウイルスの感染した場合は、おむつや拭き取りシートにノロウイルスが付着しているため注意してください。
妊婦さんが処理しなければならないときは、マスクと手袋をはめて二次感染を防ぎましょう。
おむつや拭き取りシートはビニール袋に包み、密閉して捨てる必要があります。

生肉

肉類の取り扱いで食中毒のリスクがあるのが、O-157です。
O-157は動物の腸管内に存在している菌で、夏以外でも寒い時期でも発生するリスクがあります。

 

妊婦さんはレバーの刺身など生肉を食べないのはもちろんですが、加工肉食品でも注意が必要なものがあります。
市販のローストビーフ、牛タタキなどからも見つかっているため、購入したら一度加熱するようにしてください。

 

健康な成人は軽い下痢で収まることも少なくないのですが、妊娠中のように免疫力が低下しやすい方は注意が必要です。
激しい下痢が続けば子宮収縮作用をもたらすため、生の肉や加工肉に注意しましょう。

12・食物アレルギーになる食品

妊娠中は生まれてくる赤ちゃんのために「食物アレルギーになりやすい食品を避けたい」と思っている方は少なくないようです。
食品アレルギーがある方は妊娠中にその食品を避けることはもちろんなのですが、生まれてくる子どものためになるのかは、疑問の声が出てくるでしょう。

 

妊娠中に食物アレルギーを避ける理由は、血液を通してIgG抗体が伝わるからだと考えられているためです。
しかし、臍帯血のIgE抗体は低く、マスト細胞や好塩基球の活性化が誘導されにくいことがわかっています。

 

このことから最近では、「妊娠中に食物アレルギーになる物質を避ける必要はない」と変わるようになりました。
出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/63/6/63_KJ00009358442/_pdf

特定の食品を避けることで妊娠中に栄養不足となるリスクもあるため、食物アレルギーになりうる食品を減らす必要はないようです。

 

確かに昔は、「牛乳や卵などを避けるとよい」と聞いたことがあります。
私自身もアレルギー体質で子どものために、妊娠中に卵を避けていました。
結果的に生まれてきた子どもはアレルギー体質を引き継いでしまったようで、上手くいくことはなかったです。

子どもがアレルギーになる原因は、特定の食品だけが原因ではなく、複数の問題が絡み合っているため、特定の食品だけを減らしても効果は低いのではないでしょうか。

13・カフェイン

カフェイン
カフェインは血液を通し赤ちゃんにも伝わります。
コーヒーや紅茶にはリラックス作用もあるため、1日1杯程度なら影響はありません。
カフェインを飲みすぎると鉄の吸収を妨げる恐れがあるため、妊娠中は量を制限するようにしましょう。

お茶

玉露茶はカフェインが多いため避けましょう。
緑茶、ウーロン茶、ほうじ茶程度なら、少量飲むくらいは大丈夫です。
お茶を飲むならノンカフェインの麦茶やそば茶がおすすめです。

14・トランス脂肪酸

マーガリン

マーガリン

トランス脂肪酸を多く含み肥満の影響が考えられます。
市販のパンにも多く含まれているため、おやつに食べるなら手作りがおすすめです。

ファストフード

カロリーや塩分の量が多く、肥満に繋がります。
妊娠すると食の好みが変わり、どうしても食べたくなる人もいるようです。
なるべく控えるのが無難ですが、ごくたまに食べる程度ならOKでしょう。
その場合は野菜もプラスして、カロリーが低いものを選ぶのがベターです。

15・市販の清涼飲料水

100%ジュース

炭酸飲料

炭酸飲料には思っている以上の砂糖が含まれているため、できるだけ避けましょう。
炭酸のしゅわしゅわした感じが好みなら、無糖の炭酸水がおすすめです。

100%ジュース

市販の100%ジュースには糖質が多いものがあります。
フルーツや野菜を使った生ジュースを飲むなら、手作りがおススメです。
野菜ジュースも同じく糖質が多いものがありますし、野菜ジュース自体は野菜代わりにはならないため、ビタミンやミネラルの補給なら青汁を選びましょう。

栄養ドリンク

カフェインやアルコールが入っているものは避けて、ごく稀に飲む程度ならOKです。
授乳中でも飲める商品がありますから、その商品を活用してみましょう。
栄養ドリンクについては、下記ページで詳しく解説しています。

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甘酒

アルコールを飛ばし子どもでも飲めるタイプを選びましょう。
飲むときには必ず表示を確認し、アルコールが入っていないことをチェックしてください。

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まとめ

妊娠中に食べてはいけないもの、とりすぎに注意が必要な食品を紹介しましたが、厳密にはアルコール以外なら食べても大丈夫です。
注意したいのは続けてとりすぎることや、1回の量が多いことですから、バランスのよい食事でいろいろな食材を取り入れていれば過剰摂取の危険性は少ないといえます。
神経質になりすぎても疲れてしまうため、知識として頭の片隅に置いておいて、妊娠生活の食事に取り入れてみましょう。