これからママになる人のための情報サイト「ママ104」

驚き!糖尿病は食べぎじゃなく、栄養失調が原因だった?

糖尿病

現代社会では糖尿病になる人も増えているといわれています。糖尿病と聞くと、「甘い物を食べ過ぎたんでしょ?」とか「贅沢病だよね」などと思われてしまいがちです。しかし、驚くことに近年では糖尿病の原因は栄養失調が原因という説も流れるようになりました。甘い物の食べすぎや、贅沢な食事のしすぎが原因だと考えていた方はチェックしてみましょう。なぜ栄養失調が糖尿病と結びつくのか紹介します。

【糖尿病とは?】

何らかの原因によりインスリンというホルモンが上手く働かない、または分泌しなくなった病気です。そのため栄養を体に取り込むことができず、血液中にブドウ糖が増加し、様々な合併症を引き起こす病気です。

国民の5人に1人が予備軍ともいわれているため、現代社会では見逃せない病気だといえます。一度発症するとあとはコントロールするしか方法がないため、予防法がとても大事な病気です。

そして糖尿病には1型と2型にわけられます。1型は遺伝などの問題が関係しているとされ、すい臓からインスリンがほとんど作られません。そのため生涯インスリン注射を必要とします。この割合は低くなっています。2型は後天的な要因によりすい臓が機能しにくい状態でインスリンが効きにくくなったり、分泌しにくくなる病気です。ほとんどの方はこの2型となります。

このように一般的な糖尿病とは2型です。これは肥満などの原因が考えられているため、食べすぎや運動不足など生活習慣病にかかりやすい要因が原因となるといわれています。一般的には生活習慣や食生活が乱れていたためと考えられていわわけです。

■貧困層が増えれば糖尿病も増える?

厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、平成25年の調査では平均的な摂取カロリーは低下していることがわかっています。20歳以上の方で調査を行ったところ、平成15年では1937キロカロリー摂取していたのに、平成25年では1887カロリーに減っています。

摂取カロリー
出典:厚生労働省

摂取カロリーが減っているなら、当然糖尿病も予防できているというのが一般的な考えのはずです。糖尿病は肥満など食べすぎが原因ともされているからです。

また、運動習慣に関しても、平成15年より平成25年のほうが運動習慣のある人の割合が増加していることがわかっています。近年の健康志向も働いてなのか、積極的に運動をやろうとする人が増加しているようです。運動も糖尿病予防に役立っていますから、本来なら糖尿病は減っているはずですよね?

運動習慣
出典:厚生労働省

一方で糖尿病が強く疑われる人の割合は、平成18年よりも平成25年のほうが増加していることがわかっています。適切な食事制限をして、運動習慣もすれば糖尿病は予防できるはず。しかし現実的には糖尿病を疑われる人の人数は増加してしまっています。

糖尿病
出典:厚生労働省

スポンサードリンク

もしかしたらその理由は、経済的な理由から野菜やたんぱく質の摂取量が少なく、しかたなく炭水化物で済ませている割合が増えているからなのかもしれません。

世帯の年間収入を3区分(200万円未満、200万円以上600万円未満、600万円以上)に分 け、年齢・世帯員数を調整した上で、世帯の年間収入が600万円以上の世帯員を基準として、 200万円未満、 200万円以上600万円未満の世帯員の食品摂取量を比較した結果は以下の とおりである。 1.野菜類の摂取量は、男性では200万円未満と200万円以上600万円未満の世帯で少な かった。 2.果物類の摂取量は、男女とも200万円未満の世帯で少なかった。 3.魚介類の摂取量は、男女とも差がみられなかった。 4.肉類の摂取量は、男女とも200万円未満の世帯で少なかった。
出典:厚生労働省

厚生労働省の平成23年の報告書では、年収が少ない人のほうが野菜・果物・肉類の摂取量が少ないことがわかっています。糖尿病になるリスクはカロリーの摂りすぎ・運動不足以外の原因も近年では増えているといえます。

■普段の食事で炭水化物がメインとなる理由

収入が少ない人程糖尿病になりやすい炭水化物の量が多くなるのは、ちゃんと理由があります。

・ 野菜が高騰している時期に買いにくい
・ 果物も日本は高い傾向があるためたくさん食べられない
・ 肉類もある程度制限されてしまう
・ カップラーメンなど安くて手軽な食事に頼りがち
・ 女性なら菓子パンやスナックを食事代わりにすることも

収入が少なければ贅沢な食事は当然できませんから、比較的単価が安くなる食品をメインに選ぶことになります。野菜や果物は時期的に高くなりますし、肉類も安い鶏肉がメインになるかもしれません。

さらに収入が低い人ならカップラーメンなどに頼りがちになってしまいます。収入が低ければ糖尿病の予防となる食品を積極的に買うことはできません。お米にちょっとしたおかずを加えるだけとか、お惣菜だけということも考えられます。

【予防で考えるなら食事にお金をかけるべき】

糖尿病
収入が少ない独身の一人暮らしではなかなか食費にお金をかけることは難しいかもしれません。しかし考え方を少しだけ変えて、糖尿病の予防にお金をかけるほうに変えてみてはどうでしょうか。

若い人でも炭水化物しか食べていないような食事では糖尿病になってもおかしくありません。それは摂取カロリーが多くなくてもです。糖尿病は清涼飲料水の飲みすぎとか、甘い物の食べすぎが原因の方も多かったのですが、食生活に問題がなさそうな人でも意外なところに原因があるともいえます。

糖尿病は一度なると一生涯の治療が必要となります。目先のお金にとらわれず、一度糖尿病になれば一生治療費を支払い続けると考えると、予防法がとても大切なことがわかります。しかし、現実的には非正規雇用者の増加にともない、今生きるだけで精一杯で、将来の病気の予防まで手がまわらない人も増加しているのかもしれません。

もしそのような若い人がいるとしたら、友人同士でルームシェアをしてみる、シェアハウスに住む、実家に帰るなどで、居住費を減らす努力をすることをおすすめします。炭水化物のみの食事では、毎日インスリンがどんどん分泌することになるため、すい臓が壊れればもう二度と機能が回復することはないといわれています。

糖尿病と貧困や栄養失調の問題は、現代人なら真剣に考えてみたいものです。

スポンサードリンク

関連記事