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牛乳は体に悪いは本当?子どもを持つ親が知っておきたい賛否両論の説

牛乳は体に悪い

子どもを持つ親なら「牛乳は体に悪いという説」を1度でも目にしたことがあると思います。その一方で学校などの教育機関では、現在でも牛乳をカルシウム摂取として勧めていたりします。いったいどちらが正しいのか疑問を持ちませんか?この話題は賛否両論があるようです。両方の意見を見た上で自分達で判断してみましょう。

【牛乳が体に悪い説とは?】

牛乳が体に悪いといわれるのは、その栄養成分の内容からです。飲めば飲むほど骨が弱くなるといわれています。特に子どもが居る家庭では、毎日カルシウム摂取のために牛乳を飲ませていることもありますから、気になる話題ですよね。

■ 急激なカルシウム濃度が悪い説

体内のカルシウム量はほとんどが骨や歯にあります。残りの1%が血液中に存在しており、牛乳で急激なカルシウムを摂取すると、血中濃度が高くなるため悪いとされています。一時的にでもカルシウムが過剰となり、それにより自然と体内の量を尿から排出させようとする働きが起きるというものです。

■ 人だけが牛乳を飲んでいる

乳牛が出すお乳は牛の子どものためのものです。それを人間がいただいているもので、牛の赤ちゃんが飲むものを人間がいつまでも飲んでいるのはおかしいと考えられています。人は母乳を大人になっても飲むわけではないのだから、牛のミルクもおかしいということです。

■ ホルモンや抗生物質の問題

海外では遺伝子組み換え牛成長ホルモンが使用されています。日本では禁止されているため問題はないのですが、海外では成長を促進させるためのホルモンが投与されていることがあります。そのためその成分のせいで飲んだ人も成長が早くなるといいます。さらにその成長ホルモンを投与すると乳腺炎にかかりやすく、抗生物質を必要とするため健康に悪いという説です。

■ 乳糖を分解できない

日本人のほとんどは遺伝的に牛のミルクに含まれる乳糖を分解できません。分解できる人は欧米など海外に多く、日本人は約10%程度しかいないとされています。そのため腸が炎症を起こしアレルギーになるという考え方です。

■ ミネラルバランスが悪い

牛乳はカルシウム摂取に良いとされていますが、実はカルシウムの吸収を高めるミネラルの量が少なくなっています。カルシウムを吸収させるためには一定のバランスのマグネシウムが必要です。しかし牛乳にはカルシウムが多いのにマグネシウムが少ないためバランスが乱れ、骨からカルシウムの流出が多くなるという説です。

【牛乳が体に悪いは実は嘘?】

牛乳は体に悪い
人には恒常性があるためカルシウムが必要以上に出て行くことは無いと考える方もいます。

もし多量にカルシウムを摂りすぎたとしても、尿中に排泄されるのは過剰な分だけで、それを排泄し終わった時点で、増加していた尿中排泄は元に戻りますから、決してカルシウム喪失は起こりません。
出典:http://www.pariet.jp/helpful/vol55/no570/sp23.html

確かに栄養面だけを考えて、カルシウムとマグネシウムのバランスが乱れると、骨からカルシウムが流出するという意見は少し強引な感じがします。

世界の4大酪農国とは、牛乳・乳製品の生産・消費の多いアメリカ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドを指します。それらの国々の人々が牛乳を摂取することで骨粗鬆症になりやすいという研究結果はありません。
出典:http://www.j-milk.jp/kiso/uwasa/uwasa6/index.html

さらに乳製品を多く食べる国で骨粗しょう症が多いのは、違うリスクが関連しているともいわれています。身長が高いから、日照時間の関係、運動量の問題、食生活の問題などです。

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【牛乳は体に悪いは科学的根拠は無い?】

確かに日本人には牛乳に含まれる乳糖を分解できない方もいます。なかには下痢してしまう方もいますから、そのような方は避けるのが無難だといえるでしょう。しかし特に牛乳のアレルギーがあるわけでも、乳糖のせいで下痢するわけでもない方が、必要以上に牛乳を怖がるのは考えものなのかもしれません。

牛乳が体に悪い説を唱える方は、ある特徴を持っていることが多くなっています。
・ マクロビなど健康志向の方
・ 子どもの健康を考えてしまう方

このような方達です。最近の日本では健康志向が高まり、ネットやテレビ・雑誌などで健康に悪いという情報が広まると、それが一気に拡散するようになりました。それだけ皆さん健康に気を使われているということでしょう。

しかし、その一方で牛乳の消費を少なくしたいという圧力だとしても、その内容を信じてしまう可能性もあります。

例えば今では卵はコレステロールを上昇させるわけではないことは判明しており、実験では草食動物のうさぎを使ったため、人間と同じコンディションでなかったことがわかっています。卵は1日1個までは単なる迷信だったのです。

それと同じようにある牛乳の消費をへらしたい競合企業が、「牛乳は体に悪いものだ!」といったらどうでしょうか。これらは立場により考え方がまったく違ってしまうのです。

私個人では牛乳は体に悪いという科学的根拠は見つけることができませんでした。こうだから悪いという意見はたくさんありましたが、それは偏ったデータのみで物事を判断している可能性もあるようです。

■ 新谷弘実さんが有害説を唱える

「世界で一番受けたい授業」にも登場したことがある大腸がんの権威の方です。この方が出した書籍には牛乳が悪い説が書かれています。専門家が書いた本ですから、それなりの経験やデータを持っていると考えられます。

しかしその後、日本酪農乳業協会が公開質問状を提示し、科学的根拠を明らかにする内容が公開されています。

牛乳乳製品健康科学会議の見解では次のような内容となっています。
・ 乳脂肪が酸化することは殆ど無い
・ カルシウムが減ることは無い
・ 骨粗しょう症になることは無い
・ 牛乳たんぱく質は消化されにくいことは無い
・ アトピーや花粉症と牛乳の関連性の科学的根拠は無い

詳細:http://www.zennyuren.or.jp/news/situmon.htm

まとめ

・ 最終的な判断は自分でやるべき
・ 気になる方はネットで科学的根拠を調べてみよう
・ 牛乳が飲めない、アレルギーがある方は無理せずに
・ 過剰に飲むのは牛乳でなくても体に良くない

個人的には牛乳は体に良いからたくさん飲むべきとも、体に悪いから飲むべきではない、とも言えません。結局はどう判断するかは個人の自由であり、メディアやネットの情報のみで判断しないのが一番です。

私個人は牛乳が飲めないので1滴も飲みません。どちらかというと牛乳は体に悪いと思っている派でもあります。ただし科学的根拠を色々と調べてみると、必ずしも牛乳のみが体に悪いとは言えないような気もしてきました。この問題はなかなか結論がつけにくことなので、最終的にどうするかは自分で考える必要があるように思います。

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