日本の住宅が30年しか持たない4つの理由と、解決方法

日本の住宅は30年くらいが建て替え時期だともいわれています。イギリスのように古いものを愛しなおして使う風習が根付いている地域では75年くらいのサイクルですから、日本はどれだけ短いかがわかります。なぜ日本の住宅は30年しか持たないのか紹介します。中古住宅を購入しリノベーション・リフォームしようと考える方は必ずぶち当たる問題です。

日本の住宅が30年しか持たないのは理由がある

海外と比べると日本の住宅の寿命は圧倒的に短く、建て替えるサイクルが早くなっているのにはちゃんとした理由があります。私達が求めるニーズ、住宅メーカーの事情なども絡んできているのです。

1・戦後質の悪い住宅が量産された

戦後はとにかく住宅が不足し、質が悪くても良いので家を量産しなければならない事情がありました。ちょうど祖父母の世代が子ども時代だったころ、とりあえず雨風がしのげる住宅が必要となっていたのです。

耐震基準が大きく変わったのは1981年、昭和56年のころでした。ちょうど高度成長期で団塊世代が子どもを産み、団塊ジュニアたちが生まれてくる時代でした。戦後量産された住宅の質は悪く、これ以前に建てられた住宅は今の耐震基準に満たしていません。

中古住宅を買う際には、これより前の建物だと耐震基準に満たないため、新たな工事が必要となり費用がかさむ可能性があります。

2・ライフスタイルの変化により建て替えが必要

日本の住宅はファミリー全体でものごとを考え家を建てがちです。特に子ども部屋を豪華にしたり、一番環境が良い場所に設置しようとする家庭も多くなっています。

しかし、子どもが実際その家に住むのはせいぜい20年~30年くらい。その後老後になり広すぎる住宅を目の前にし、建て替える人が増えてくるのです。子どもは最初から巣立つことを考え、老後の住みやすさも考慮しなければ建て替えする必要が出てきます。

3・リフォームしにくい

子ども部屋は間仕切りにして、将来巣立ったらフリースペースにするなど、自分達で作りかえられる住宅は少なめです。間取りの変更が容易でないからこそ、将来建て替える人が増えてしまいます。

3・資産価値のある建材を使っていない

イギリスのようにレンガの壁で100年経っても味が増すような住宅は日本では少なめです。それより建てやすさのほうを優先しがちで、安易にサイディングを選ぶ人が多くなっています。サイディングは10年もすれば塗装のしなおし、コーキングのうち直しが必要です。しかしそこまで計画的に建てる人は少なく、結局10年ごとのメンテナンスがおそろかにされ、30年もすれば住宅自体がダメになっているのです。

4・日本は湿度が高い

日本は湿度が高いのに、ビニールハウスみたいな家に住み、住宅内部が結露して木材が痛んでしまいます。本来の日本家屋は通気性の良い家だったのですが、現在は化学物質の断熱材とサイディングで覆い、断熱性能だけが優先されがちです。24時間換気システムはありますが、ビニールハウスみたいな家では根本的な解消にはいたっていないようです。

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100年以上持つ家にするためにできること

30年しか持たない家
戦後量産された住宅を中古住宅をして買い、それをリフォームするは現実的に難しいかもしれません。今後はそういった家が捨てられていき、新築住宅を建てる人も増えてしまうのでしょう。しかし、今後家を建てる人は100年持つ家の工夫ができますから、ある程度考えてみてはどうでしょうか。

・100年以上前に使われていた建材を利用する

家を長持ちさせるためには、家を建てようとするときから100年前に建てられた住宅をよく観察してみましょう。今でも残されている漆喰の壁、木造住宅もあります。なぜ長持ちしているのか調べることで、30年以上持たせる住宅を考えることができます。

・ 屋根の形に注意

雪国では無落雪屋根にすると、屋根で雪が溜まる箇所が痛んできます。そこから水が漏れて、最終的には30年くらいで屋根の貼り直しが必要となってしまいます。塗装をこまめにしても、やはり水が溜まる箇所はコーキングが劣化し痛みやすくなります。

また、屋根はいびつな形ほど負担がかかるため、痛みやすくなります。方流れ屋根や切り妻のようなシンプルな形のほうが雨漏りがしません。どうしても継ぎ目と継ぎ目は痛みやすいため、家は四角で三角屋根が一番長持ちすることになります。

最近見られる洋風住宅では軒がほとんどありません。これでは壁が汚れやすく、紫外線でも壁が傷みます。軒が長いほうが住んでいる人にとっても直射日光を防げるため、洋風デザインの住宅は注意が必要です。

・ 高齢になったら二世帯が理想

高齢になると二階まで上がらなくなります。それならいっそのことリフォームをして、将来二世帯にするほうがコスト削減に繋がります。最近は家族でも二世帯住宅を嫌がる人も増えているため、1階と2階を分断し、上を賃貸にしてもいいのです。

これならリフォーム費用がまかなえて、将来の住宅にかかるメンテナンス費用や、生活費の心配もなくなります。このようにリフォームして活用しやすい住宅に最初から建てる家庭は少ないようです。

最近では1階のリビングと2階の子ども部屋がつながる吹き抜けを採用する家庭が増えていますが、この場合は2階を賃貸として活用するのは難しくなります。

まとめ

中古住宅を買っても、結局新築と変わらない費用がかかるため解体してしまうのは悲しいことですね。これからは家を使い捨てする時代は終わり、自分達でメンテナンスしやすい住宅や、長持ちする建材を使って家が建てられるといいですね。


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