小児肺結核の症状と治療!大人も感染に注意したい

既に根絶したように感じられて、大人でも稀にかかる人を見ることがあるのが「肺結核」です。小児の場合では進行が早く急性症状を出しやすいため注意しましょう。肺結核は大人にも感染するため、家族みんなが注意する必要がある病気です。

小児肺結核とは?

子どもと大人の肺結核に明確な違いはありませんが、小児のほうが進行が早くなりやすいです。年齢が小さいほど進行も早くなりがちなため、肺結核が疑われる場合は早めに治療を受けることです。

肺結核

肺結核は結核菌に感染することで発症します。昔は大流行して死亡する例も多かったようですが、近年では医療の発達により適切な治療をすれば治る病気です。芸能人が感染し話題となったこともあるように、大人でも感染します。

結核菌は元々強い性質を持っており、熱や寒さでも容易に死滅しません。体の中から外にでても2ヶ月程は生き続けることができるといわれています。そのため感染が疑われる場合では隔離すると共に、周りの人たちも感染していないか注意します。

感染ルートは既に結核に感染している人からの飛まつです。咳から空気中に菌が放出され、それを吸った人が感染します。更に結核菌は外界でも長期間生き続けるため、ホコリなどに含まれていることがあります。しかし、多くの場合は飛まつ感染だと考えられます。

感染しても大人や免疫力の強い人などは自然治癒していきます。症状が進行すると肺だけでなく、血液を通しほかの臓器に菌が移ります。

子どもの場合の肺結核

小児肺結核
子どもは肺門リンパ節結核になりやすく、肺にある菌が血液を通し全身に運ばれ、髄膜炎・関節炎などを起こすことがあります。

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子どもが肺結核にかかっている場合、触れ合う機会が多い家族もかかっていることが多いようです。子供を隔離すると共に、家族も診断を受けて感染が疑われれば治療が必要となります。子どもの場合では小児病棟に入院することが多くなっています。

肺結核の症状

・ 咳が出る
・ 痰が出る
・ 微熱
・ 背中や肩の痛み
・ 神経症状

空咳で始まり、症状が進行すると痰が増えてきます。通常は微熱程度で済むのですが、高熱が出た場合は髄膜炎などの合併症を疑いましょう。

発症後数週間~数ヶ月程度でツベルクリン反応が陽性になります。小児の場合は急性となることもあるためもう少し短い期間でわかる場合もあります。レントゲンを撮影すると進行具合を判断できます。痰などを調べれば結核菌に感染しているのか判断しやすいでしょう。

肺結核の治療

大人の場合は自然治癒することもあるのですが、小児の場合は重症化することもあるため、それに応じた対症療法が必要となります。現在は安静と栄養療法が必要なことがわかっています。

結核菌自体は死滅させることはむずかしく、その人が持っている自然治癒力を高める治療が進められます。子どもの場合は化学療法も加えることが多くなっています。現代では医療の発展により多くの場合が化学療法で治癒できるといわれています。重症化したものでは外科療法が加えられることもあります。

薬を使った治療の場合は長期服用で菌が耐性を持ちやすいため、薬を変えながら治療していきます。副作用や菌の耐性を防ぐためにも医師の指示の上、適切に薬を飲むようにしましょう。症状が出た場合は薬の服用が1年など長期的に及ぶことも多く、根気よく治療を進めていきます。

肺結核の予防について

予防接種のBCGにて予防することができます。乳幼児が摂取することで感染予防になります。1歳未満の子どもは発症するまでが短いため予防が大切です。接種は生後6ヶ月までに行い、学童期には免疫が少なくますが感染数が少ないため問題ないと考えられています。


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