慢性扁桃炎の症状と治療、手術すべきか?

急性の扁桃炎を何度も繰り返していると、次第に慢性化してきます。風邪をひくと喉が痛くなるような子どもは、徐々に慢性化することもあります。

慢性扁桃炎とは?

急性の扁桃炎を何度も繰り返し、徐々に慢性化するもので、急性症状と異なり熱が出たり喉が痛くなるという症状を感じないことがあります。何度も起こすと炎症が慢性化して、本人もそれに気が付かなくなってしまうのです。

扁桃炎は口腔内にあるのですが、風邪をひいて鼻がつまると口呼吸になり、口から細菌が入って炎症を起こしやすくなります。普段慢性化して症状が無くても、風邪などの影響を受けると急性症状が出ます。

その場合は発熱、喉の痛みなど急性症状を発症します。通常の急性扁桃炎と異なり、慢性化しているところに感染症が引き起こされるため、症状が強くなる傾向があります。

慢性化してかたくなると角化性扁桃炎と呼びます。扁桃炎のくぼみに不純物が溜まったりします。

扁桃炎が慢性化すると全身症状にも

注意したいのが慢性化した扁桃炎はそれ自体は症状を引き起こさない代わりに、全身症状へと発展することがあります。

・ リウマチ
・ 腎炎
・ 心臓病
・ 神経痛
・ 慢性微熱

原因不明の不快な症状が続き、喉が痛くなることが多いようなら慢性扁桃炎も疑ってみましょう。かたくなった扁桃炎は手術にて外科的に取り除くしか方法がないのです。治療を選択するかは症状などで考慮してみましょう。

扁桃炎の手術が必要なケース

慢性扁桃炎
一般的に扁桃炎は簡単に取り除いては良く無いのです。人の体に元々存在するもので、何か目的があって付いているからです。人の体に不要なものはなく、安易に取り除いてほかの症状を引き起こすこともあるため、医師とよく相談してから取り除きましょう。

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あまりにも症状が酷い場合や、全身症状へと発展し治療が不可欠になれば手術が選択されることがあります。

扁桃炎は次のような働きがあるから安易に取るものではないという説があります。
・ 造血作用に必要となるから
・ 唾液のような消化液を出すから

まだはっきりとしていないことが多いのですが、何らかの目的があって付いているものだとは判断できます。なぜなら扁桃炎は成人に達するころに萎縮してしまうからです。幼少期に何らかの目的で必要なものと判断できるでしょう。

扁桃炎の手術が必要な場合は次の通りです。

・ 変質が大きく食事に問題が起こる
・ 呼吸困難を起こしやすい

海外では扁桃炎が不要なものとし全て手術対象としている国もあるようですが、幼少期に必要なものだと考えられるため、生活に支障がある場合のみ手術するのが良いといえます。

扁桃炎の手術方法について

大人の場合成人になると扁桃炎は萎縮してしまうことから、全てを摘出する方法がとられます。しかし子どもの場合は病的な原因がある場合でも、一部のみを切除する方法となることがあります。

扁桃摘出

全ての扁桃炎を摘出する方法です。ほかの病気が無いか詳しく検査をし、手術は局所麻酔で行われます。30分程度で終了し、現在は医療も発展しているため無痛で苦痛も少なくて済みます。この場合入院が1週間ほどは必要となるため、子どもの場合は長期休みを利すればよく、大人なら長期休暇を取る必要があります。小児の場合は通常この方法は取られませんが、小さい子どもで長時間じっとしているのが難しければ全身麻酔になることがあります。全身麻酔は多少リスクも伴うため、小児は必要な際のみ手術したほうが良いでしょう。

扁桃切除

部分的に扁桃炎を切除する方法です。病変が少ない場合や、子どもの場合などに利用されます。この方法は短時間で済み、1分程度と簡単な手術となります。ただし小さな子どもで恐怖心がある場合、じっとしていることが難しいため様子を見ましょう。こちらもある程度入院が必要となります。

子どもの場合は一部を残すと予後がよく、炎症を起こさず日常生活に支障が無くなるまで回復することがあります。不快な症状を長期間持ち越すより、手術のメリットが高い時には選択すると良いでしょう。


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