流行性耳下腺炎「おたふくかぜ」の症状と治療

流行性耳下腺炎は一般的にいわれる「おたふくかぜ」です。子どもの多くが感染する病気ですから、子どもを持つ親なら知識として持っておきましょう。子どもの頃にかかると比較的軽い症状で済み、重症化することはないようです。

流行性耳下腺炎とは?

顔の下の部分が腫れる症状が出る感染症です。おたふくかぜは誰でも子供の頃に1度はかかることが多いようで、幼稚園や保育園など集団施設での感染が多くなっています。もし感染がみとめられれば、他の児童などにうつらないよう学校を休むことになります。小学校などでは5日間休むことが義務付けられています。

感染はムンプスウイルスによるものです。まるで「おたふく」のような見た目になることから、一般的にはおたふくかぜと呼んでいます。風邪と付いていますが普通の風邪というよりは感染症だと考えておくと良いでしょう。

多くの場合幼稚園から小学生くらいにかかります。幼児期はまだ感染しにくく、集団行動をするくらいの時期に発症することが多くなっています。潜伏期間は2週間~3週間ですから、学校などで感染しても最初は気が付くことはできません。

流行性耳下腺炎の症状とは?

流行性耳下腺炎
発熱と顔の腫れが主な症状です。最初は少し発熱し徐々に熱が上がります。人によっては40度近い高熱になることもあります。しだいに顔の下の部分が腫れてきます。片方のみの場合や両側が腫れてきたりもします。腫れる箇所は耳より下の位置です。

顔が腫れてくるころに熱が高くなります。触れると弾力があり痛みを感じます。そのため食べ物を上手く摂ることができません。柔らかいおかゆなど噛まなくても済む食事のほうが良いでしょう。

腫れた部分は膨らんで痛みを感じる程度で、熱を持ったり赤く腫れあがることはありません。

流行性耳下腺炎で重症化する例

稀に重症化します。割合としては10%くらいとあまり高くは無く、通常は発熱と顔の腫れのみで済みます。そのためあまり心配する必要は無い感染症ですが、症状が強くなるようなら病院を受診しましょう。重症化しにくい感染症といっても、様子を見るようにしておくと安心です。

重症化するのはムンプスウイルスが頭に移動してしまった場合です。このケースではムンプス脳炎、髄膜炎を起こしやすくなります。熱が出てから1週間くらいで脳へ移動するため注意しておきましょう。

もし脳にまでウイルスが達してしまった場合では、強い頭痛や意識が無くなったりします。吐き気、けいれんなども起こります。頭が痛いと子どもが言う場合や、意識が混濁するような場合は早急に病院に連れていきましょう。

大人でも稀に感染することがあります。小さい頃にまだかかったことが無い方は、子どものおたふくかぜに注意することをおすすめします。重症化すると生殖器官に炎症が起こりやすくなります。

流行性耳下腺炎の治療

ウイルスを退治する確実な治療方法はないため、対処療法のみになります。熱があれば頭を冷やしたり、安静にして体を休めます。顔の腫れは冷やすと気持ちが良いと感じられます。冷えピタなどを張っておくと日常生活にも支障が出ません。

基本的には自宅療養のみで風邪と同じような対処方法になります。病院に行けば診断が下りますが、おたふくかぜ自体を治す薬は処方されません。熱があれば高熱の際に使用する解熱剤など対処療法の薬のみが使われます。

注意したいのが髄膜炎など脳にまでウイルスが進行した場合です。命の危険性も高まるため直ぐに受診し治療してもらいましょう。また、大人で生殖器官まで炎症を起こした場合は、将来の不妊にもつながるため冷やすなど安静を保つようにします。

この病気は1度かかれば生涯免疫力が保たれ、2度はかかりません。

流行性耳下腺炎の予防について

流行性耳下腺炎
感染してもあまり重症化しないため予防する必要はないと考える方もいるようですが、大人になってから感染すると生殖器官の炎症につながるため注意が必要です。また、子どもでも10%くらいに脳炎まで発達してしまう例も見られるため、予防接種にて感染を防ぐ方法を利用することもできます。

予防接種は流行期を避け、子どもが元気な内に行います。予防接種は2回利用すると免疫力が確定しやすくなります。副作用は少ないようですが、稀に発熱が出たり数千人に1人くらいの割合で髄膜炎になる子どももいます。この割合は自然感染して髄膜炎になる割合より低くなっています。

費用は自費となり任意接種となります。予防接種を利用する割合は全体から見て低めで、自然に感染させても子どもの頃なら問題ないと思っている方も多いようです。予防接種を受けさせるかはご自身でよく考え、接種後のリスクも考慮するようにしましょう。

思春期になっても自然感染していない場合は、予防接種のメリットが高いと考え受ける方法もあります。


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