妊娠中に高熱が出たら危険?何度まで大丈夫か?対処方法6つ

2017年10月21日更新
妊娠中で高熱が出ちゃったら?薬も飲めないし、赤ちゃんへの影響も心配ですね。妊娠中の方が万が一高熱を出たときの対処方法や、発熱は何度まで大丈夫かまとめてみました。多少の熱なら問題は無いと思いますが、高熱となると色々と疑問が出てきますよね。

42度以上になると危険?

よく熱が42度以上になると危険といわれたりしますね。これは脳に影響が出るからという理由のようです。ただし普通の風邪程度で42度以上になることは稀で、これ以上の熱が出るということは、何らかの問題がほかにあると考えられます。

妊娠中でも普段通り風邪はひきます。発熱、頭痛、咳やくしゃみ、喉の痛み、関節痛がある場合は、風邪やインフルエンザを疑うようにしましょう。通常の熱であれば安静にして休んでいれば治るとは思いますが、38度以上の熱が出るようなら受診しましょう。

目安は38度以上で受診

妊娠 高熱
通常お店で売られている体温計は42度までしか計測できません。医療用はそれ以上の目盛がありますが、一般用は42度までです。少なくともそのような高熱になるまで放置するのは望ましい状態ではありません。

ちなみに胎児は39度の熱にさらされると神経障害が出るという報告があります。必ずしも母体が高熱になると、羊水も高温になるというわけではないようです。イチイチ母体の体温上昇で胎児が危険にさらされるなら、サウナや長時間の入浴も危険になってしまいます。

妊婦が風邪をひいたら赤ちゃんへの影響は?

妊婦熱
風邪やインフルエンザの細菌やウイルスは、母体から胎児へと伝わり、先天的な異常をもたらす心配はありません。ただし高熱が続いてしまうと、子宮の環境が変わってしまい、赤ちゃんがお腹の中で過ごしにくいと感じてしまう可能性はあります。

咳が続いてお腹に負担をかけるのも注意したいため、必要であれば内科や産婦人科の医師に咳止めを処方してもらってください。内科にかかる場合は必ず妊娠していることを伝えましょう。普段かかりつけの内科がなければ、産婦人科を受診しても大丈夫です。

妊娠中は普段より風邪をひきやすい

妊婦熱
注意したいのが、妊娠中はいつもより風邪やインフルエンザにかかりやすいことです。流産を防ぐため体の免疫力が低下していますから、普段よりもよけいに感染症対策をしてください。インフルエンザでは症状が重くなることもあるため、第一にマスクや手洗いなどで感染予防をすることが大切です。

インフルエンザで症状が重症化してしまった場合は、38度以上の高熱が出る恐れがあります。風邪と比べてインフルエンザはもともと症状が重くなりやすく、治療をせずに放置すると、咳や発熱が酷くなって重症化しやすい傾向があるのです。

妊娠中にインフルエンザにかかった場合、通常の妊婦さんと比べて2倍の早産率だといわれています。単なる風邪と思って放置していたら、それがもとになり早産や流産を引き押すリスクもあるのです。

妊婦が注意したい風邪の感染経路

妊婦熱

接触感染

風邪をひいている人が咳やくしゃみをすると、手に細菌やウイルスが付着します。その手でドアノブ、電車のつり革、エレベーターの手すり、スーパーのカートなどに触れると、接触感染します。接触感染しても、帰宅したら手を洗えば感染予防が可能です。

飛沫感染

風邪をひいている人の咳やくしゃみが空気中に飛散し、それを吸い込むことで飛沫感染します。風邪をひいている人の近くにいる場合や、電車やバスのような密室で感染しやすいといえるでしょう。妊娠中は人混みを避けて、電車に乗るときは空いている時間がおすすめです。

インフルエンザにかかった場合の治療法

妊婦の風邪の治療
妊婦がインフルエンザにかかった場合は、病院での治療が必要な場合があります。脱水症状に注意しながら、自宅で安静にしましょう。熱が高くなるようならインフルエンザを疑い、病院を受診してください。妊娠中であっても症状が重いインフルエンザでは、タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬が処方されることがあります。

タミフル

飲み薬タイプの抗インフルエンザ薬です。体内にあるインフルエンザウイルスの増殖を防ぎます。飲み薬のため血中濃度は上昇しますが、赤ちゃんへの影響は少ないと考えられているようです。妊娠初期にも処方されることがある薬となっています。

リレンザ

吸入を使って局所的に治療する抗インフルエンザ薬です。鼻や喉の風邪がみられるようなら、吸入を使って直接治療すればよいでしょう。血中濃度が高くなりにくく、赤ちゃんへの影響は飲み薬と比べて低いタイプです。口の中に薬の成分が残って飲み込んでも、影響は少なくなっています。

イナビル

リレンザ同様の吸入タイプの抗インフルエンザ薬です。リレンザは自分で吸入しますが、イナビルは病院で吸入すると効果が持続します。

妊婦はインフルエンザワクチンを受けるべき?

妊婦の熱
妊娠中の女性がインフルエンザにかかると、通常の風邪よりも症状が重くなる可能性があります。高熱が出ることも多いため、予防としてインフルエンザワクチンを受けるのは構いません。ワクチンが母体や赤ちゃんに影響を与える心配はないと考えられています。

ワクチン接種を受けておくと、万が一インフルエンザにかかった場合でも、症状を軽くすることができます。とくに喘息などの持病をお持ちの方は、インフルエンザで気管支の状態が悪くなりやすいため、積極的にワクチン接種を受けておくと安心です。

通常の風邪のときの治療法

普通の風邪であれば高熱が出ることは少ないため、水分補給をしながら自宅で安静に保つようにしましょう。風邪薬に対応できる薬は現在のところなく、対症療法のみになるからです。薬を使わず様子をみて、症状が強くなるようなら咳や鼻水の症状を軽くする薬を処方してもらえばよいでしょう。

「投与しないことが望ましい」と書かれている薬

市販の薬を使う場合は、添付文書をよく読んでください。妊娠中の服用について「投与しないことが望ましい」と記載されているものは、基本的に使わないほうがよいです。

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古くから使われているもの

昔から風邪薬として使われている薬は、長い間のデータが存在しています。妊婦に対しての影響もわかってくるため、新薬よりは古くから使われている薬を選んでください。

解熱剤の利用

熱が高い場合も基本的には病院の処方が一番です。どうしても病院に行けない場合は、「非ステロイド性抗炎症薬」は避けてください。この薬は胎児の血管を収縮させる恐れがあるため注意が必要です。妊娠中の解熱剤では「アセトアミノフェン」がよく用いられています。市販の鎮痛剤を利用する場合は、必ず添付文書を読むか薬剤師に相談してください。

薬を飲んだ際の胎児への伝わり方

妊婦の風邪薬
母体が薬を飲むと血液に取り込まれてから、胎盤を通して胎児に伝わります。静脈投与、経口投与、局所投与の順番で血中濃度が高くなり、吸入のような局所投与が一番安全です。そのため、妊娠中の風邪薬の利用では、局所利用を第一選択とすればよいでしょう。

インフルエンザならタミフルより、リレンザやイナビルを処方してもらえば、局所投与となります。喘息の方も経口投与よりは、吸入剤を使って症状を抑えるのが望ましいといえるでしょう。

風邪をひいたときに注意したい薬

ビタミンA

市販のビタミン剤を風邪対策として服用する場合は、ビタミンAの過剰摂取に注意してください。妊娠3か月に1日1万以上の摂取は避けるべきで、頭蓋神経の奇形報告があります。1日5000単位以下としましょう。

解熱剤

妊娠中期から後期までの期間に、解熱剤を利用する場合に注意が必要です。アスピリン、インドメタシンに注意してください。胎児低血圧、肺低形成、顔面奇形、胎児乏尿、羊水過多、死亡例などです。

妊婦は風邪予防をしておこう

妊婦の熱

手洗い

接触感染予防のために、帰宅したら手を洗う習慣を付けましょう。ドアノブやつり革などで接触感染して、手で口や鼻に触れると感染しやすくなるため注意してください。

マスクを付ける

飛沫感染予防にマスクの着用をおすすめします。しかし、マスクだけで完全な飛沫感染を予防することはできません。鼻などにわずかな隙間があいているためです。マスクの表面にはウイルスが付着している可能性があるため、手で触らないようにしましょう。妊娠中は予備を持ち歩いていると安心です。

漢方薬

風邪薬として有名な葛根湯も、妊婦に対して処方されることがあります。ただし麻黄が含有されているため、長期の服用は望ましくありません。薬に不安がある方は、医師や薬剤師に相談して、漢方薬を処方してもらう対象方法もあります。

注意したいのが汗をかけないとき

人の体は体内が高温になると汗をかき体温を下げます。この働きが狂うと体に熱がこもるため、とても危険な状態になります。

熱が出る際には寒気がしますが、一度上がると今度は汗をかいて体温を下げようとする働きが起こります。汗がかけない体質の人は、発熱でも熱がこもる場合もあるため注意しましょう。

このような体質の方は、夏の暑さで熱中症になりやすく、以前倒れた経験があり汗が出ないと感じているようです。多くの場合体温が上がりすぎるケースは、熱中症などの影響があるようです。

妊娠中の高熱が出たときの対処方法

妊婦の熱
高熱が出ると赤ちゃんへの心配もあるため、きちんと対処したいですね。病院に行くまででも無い人ができる対処方法を紹介します。

1・体温が上がっているなら温かくする
体がガタガタ震えて寒気を感じる場合は、体温が上がっている状態です。このときにはとても寒く感じるため、体を温かくして体力の消耗を防いでください。発熱するために筋肉が震え、体の痛みなども感じやすくなります。

2・熱が上がりきったら冷やす
熱が上がりきったら寒気などは感じなくなるため、適度に薄着にしても問題ありません。脇の下や首の後ろ、おでこなど気持ちよいと感じるなら冷やしましょう。

3・解熱剤は熱がぶり返す
妊娠中の方は安易に解熱剤を使用しないと思いますが、万が一使う場合は熱がぶり返しやすいことは覚えておいてください。体力温存のため仕方がないとき、負担を軽くしたいときのみ使用してください。熱は一度下がると体が軽くなりますが、その後また薬が切れると熱がぶり返し何日も熱で悩まされやすいため使用しないのが一番です。また、解熱剤の使用は必ず医師が処方した薬にしましょう。

4・水分は常温がおすすめ
熱が上がっている際には、体温を奪うため冷たい飲み物は避けるのが無難です。常温の水、スポーツドリンクなどを利用してください。

5・生姜湯を飲む
体が寒くガタガタ震える際には、温かい飲み物がおすすめです。生姜湯など風邪対策に使われる飲み物を利用してください。生姜は素早く体を温めるため、寒気がするときに最適です。

6・食べ物はすりおろしリンゴ
消化がよく糖質も適度に含まれる、すりおろしリンゴを食べましょう。発熱があるときに無理に食べる必要は無く、空腹感があると免疫力が高まります。

まとめ

妊娠中に高熱が出たら迷わず病院を受診してください。高い熱が出るインフルエンザでは、流産や早産のリスクが高まる可能性もあります。通常の風邪であれば、熱に注意しながら自宅で安静に保ちましょう。咳が酷い場合は子宮を収縮する可能性があるため、薬を使ったほうがいい場合もあります。

下記ページは妊娠中の投薬について詳しく書かれています。合わせて利用してみてください。
http://www.achmc.pref.aichi.jp/sector/hoken/information/pdf/drugtaioutebikikaitei%20.pdf


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