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知らなかったではすまされない!?高齢出産となる30代後半~40代の人の妊活事情

2017年4月22日更新

「40代に入ったからもう妊娠はあきらめていた」
「もうすぐ40代、でもやれる妊活は実践したい」
「卵子の数が確実に減るから、もう高齢妊娠は無理?」

30代後半~40代の人は、妊娠についてこんな悩みを抱えがち。

そもそも40代に入ったから妊活しても無理とあきらめてしまっている人も多いようなのです。

たしかに、30代前半と比べるとあきらかに妊娠力は低下しています。
それでも排卵していないと明確にわかっていないなら、やれることは実践しましょう。
卵子が0でなければ、わずか1%でも高齢妊娠する可能性が残っているというものです。
30代~40代の高齢出産となる方が覚えておきたい情報を紹介します。

女性の年齢別出産数を見てみよう

まずは高齢出産となるとどのくらいの出産数があるのか、2009年の人口動態統計データでみてみましょう。

15~19歳・・・14,620
20~24歳・・・116,808
25~29歳・・・307,765
30~34歳・・・389,793
35~39歳・・・209,706
40~44歳・・・30,566
45~49歳・・・684
50歳~・・・20

最も多くなるのが30~34歳で30万を超えるのは25~34歳までです。
現代社会においては24歳以下で出産する人の数は少なく、35歳以上になると数が減少しだします。

がくんと数値が低くなるのが40~44歳の高齢出産のときです。
それでもまだ3万の数はキープしていて、極端に少なくなるのが45歳からといえるでしょう。

現代社会では若い世代で出産する割合は少なく、出産のタイミングが遅くなる傾向があります。
40代の人の高齢出産数が同じように多かったのが1995年でした。

死産や流産の統計は?

次に2009年における年齢別の死産や流産の数を見てみましょう。
人口動態統計では妊娠12週以降の非人工的な妊娠中断を「自然死」として統計情報を出しています。

20~24歳・・・116,808・1,174・0.010
25~29歳・・・307,765・2,911・0.009
30~34歳・・・389,793・4,052・0.010
35~39歳・・・209,706・3,034・0.014
40~44歳・・・30,566・738・0.024
45~44歳・・・684・29・0.042
50歳~・・・20・1・0.050

左側の数値から出生数、自然死数、割合です。
出生数に対して自然死産数が高くなるのが、30代後半や40代、50代だといえます。

全体の平均自然死産の割合は1%なのに対し、40代後半高齢出産になると5%台となることがわかりました。

40代に入れば妊娠しにくくなり、妊娠しても流産してしまう可能性が高まるため、本人の意識を変えて、少しでも妊娠力を落とさない努力が必要となります。

妊活の知識を知らないことによるデメリット

30代後半や40代になってはじめて妊娠の活動をしようと思っても、妊娠力が低下しているのですからなかなか妊娠することはできません。
高齢出産年齢まで妊娠の知識を身に付けないことは、とても怖いことなのです。

・ 閉経していないから妊娠できる

これは多くの人が誤解しているようです。
生理がある=排卵があると勘違いしている人が多くいます。
実は生理があっても排卵してないことも多く、30代後半や40代になってから次のような症状を感じる人は注意が必要です。

生理の日数が短くなった
生理の量が少ない
量が多かったり少なかったり

生理の日数は5~7日くらいが多くなっています。
10代など若いころには1週間くらいは続いていたはずです。
それが2日や3日で終わるということは、すでに排卵していない生理となっている可能性があります。
量が多い少ないと変化するのも、閉経が近いことを意味しています。

・ 現代人はエストロゲン過剰になりがち

環境ホルモンの影響を受けやすい現代人は、エストロゲンが過剰になりやすいのです。
エストロゲンの分泌量が多い状態では、排卵がなくても生理がきます。
現代女性が40代や50代になっても生理が続くのは、エストロゲン過剰である可能性があるのです。

・ 失った卵子は取り戻せない

生まれたときに卵子のもととなる「原始卵胞」の数は決まってしまいます。
原始卵胞は日を追うごとに減少してしまい、出産直後から減ってしまっているのです。

原始卵胞がなくなるということは、卵子として成熟できる細胞がなくなるということ。
この細胞が1つも存在していない状態では、妊娠しなくて当たり前です。

30代40代になってはじめてこの事実に気が付き、「あと数個しか原始細胞が残っていない」と診断される方も少なくありません。
失った卵子のもとは取り戻すことは不可能です。

・ 卵子の質が落ちてくる

たとえ原子卵胞がたくさん残っていても、高齢とともに卵子は老化していきます。
排卵しても受精にしにくい、受精しても未完成で流産しやすい、成長することができてもダウン症になりやすいリスクを持ちます。

・ 男性側も老化していく

不妊の原因は女性だけの問題ではなく、男性も不妊の原因になりえます。
男性側の細胞も確実に老化していきますから、受精できない、染色体異常で流産する、育ってもダウン症になりやすいリスクを抱えています。

今までは男性は高齢でも子どもを作れると勘違いしていた人が多いため、不妊は100%女性側の問題だと考えられていたようです。
男性が不妊原因に気が付かなければ、30代後半~40代の人が妊娠する確率も減ってしまいます。

現代女性に不妊症が増えている理由

今の女性の間で不妊が問題となっている理由は、生理の回数が多いから。

生理の回数が多いということはそれだけ多くの回数で排卵が起こり、早い年齢ですでに原始卵胞がないという人も増えているからです。

現代女性は初婚も遅ければ、初出産の年齢も高めです。
その間に毎月排卵することとなり、早く生殖機能が老化することになります。

今の女性はどんどん初潮の年齢も早くなっているため、早い年齢から生理があれば当然原始卵胞がのこされていないことに繋がります。

明治生まれの人では5人以上の子どもを産むのはあたりまえ、高齢出産も普通、10人近くいても珍しくありませんでした。
今のように欧米食のような影響を受けず、環境ホルモンによりエストロゲン過剰になることもありませんでした。
そのため当然初潮の年齢も遅く、出産回数が多いため生理の回数が必然的に少なかったのです。

高齢出産で妊娠しづらくなる理由とは?

現代の30代後半~40代は原始卵胞の数が少ないと説明しました。
高齢出産で妊娠しづらくなっているのが、この原始卵胞の減少にあるのです。

生まれた直後の原子卵胞は約200万個あります。
思春期までには約170万個に減少し、子どもを産める年齢になると約20~30万個までに減ってしまいます。

1回の生理期間で約1000個の原始卵胞が減り続けているため、1日1日経過するごとに、高齢で砂時計のように減っていくのです。

残りの原始卵胞を調べたい方は、アンチミューラリアンホルモン(AMH)を測定することでわかります。

このホルモンは発育する卵胞から分泌されるホルモンで、原始卵胞が少なくなっている方は数値が減少します。
この検査であと1個か2個かという正確な数値まで知ることはできませんが、今後妊娠できるかの目安にはなるでしょう。
30代後半~40代の高齢出産となる方で妊活を考えている方は、この検査を受けることをおすすめします。

・ 女性の不妊の原因

排卵しにくい
卵管がつまっている
子宮筋腫やポリープ

このなかで排卵しにくい、卵管が詰まっているの原因が最も高く、若い方でも女性ホルモンの乱れにより排卵できていない人も多いです。

女性ホルモンのバランスが乱れる原因のひとつがストレスで、ストレスは男性ホルモン分泌を促してしまいます。
また、過度なダイエットも身体に大きなストレスがかかり、不妊の原因になりえるのです。

卵管がつまってしまう原因は、クラミジア、虫垂炎などの合併症や、子宮内膜症が原因となることがあります。
生理痛が毎回重く、鎮痛薬が欠かせない方は注意しなければなりません。

冷えを極力取るのが一番

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サプリで妊娠しやすくするよりも、食生活を変えて体を温める方が先です。
なぜなら受精卵はふかふかの温かいベッドが好きなため、現代女性に見られる冷たい子宮はあまり好みではありません。

その理由から今の女性には不妊症の人が多く、生理の周期が不定期、そういった人が増えています。
まずは体の冷えと、子宮や卵巣を冷やさない工夫が必要です。

・生姜を摂って体を温める
・適度な運動で体を冷やさない
・ストレスは体を冷やすもと
・砂糖や甘い物も体を冷やします

何よりも今の女性は仕事、家事、育児など色々な面でストレスを抱えやすく、生活習慣も乱れがち。
それによって体が冷えてしまっています。
高齢で妊娠したいと思ったらストレスを取り除くために、仕事をやめる決断も必要かもしれません。

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・ 卵子の老化を食い止める

さまざまな細胞の老化は、活性酸素の発生と大きな関係があります。
体内にはもともと抗酸化酵素といって、活性酸素に対抗する力がそなわっています。

しかしこの酵素の量は、高齢とともに減少しやすく、30代後半~40代の方では少なくなっている恐れがあります。
野菜や果物、発酵食品などを積極的に食べながら、食事から抗酸化力を補いましょう。
ストレスが多い、仕事が忙しい、食生活が乱れがちな方も高齢により体内の抗酸化力が落ちています。

ビタミンC
ビタミンE
ポリフェノール

これらが代表的な食品に含まれる抗酸化物質です。
食事が不規則な方は、安価に変えるビタミンCサプリからはじめてみるのもひとつの方法です。

また、血液サラサラにして全身に栄養を届け、老廃物の回収を促すことも必要です。
不妊と肥満が関係しているのは、肥満の方は食生活が乱れやすく血流が悪いからです。

血液サラサラ対策は、大豆発酵セキスや納豆が有効だということがわかっています。
ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化力は、活性酸素と結びつき新たな活性酸素を生み出し完全に除去することはできません。
しかし大豆や納豆などの抗酸化作用は悪循環をとめるのに最適で、妊活を心がける方は大豆食品を積極的に食べるべきなのです。

40代で妊活のタイムリミットとは?

妊活中の女性にとって気になるのが、妊活のタイムリミットです。
実は40代での妊活は思ったほど大変で、妊娠の確立も低いのが現実となっています。

現状をきちんと理解することは、今やっている妊活を切り替えて、体外受精など新たなステップに進むきっかけになります。

現実から目を背けても事実は変わりませんから、早くにその事実を理解し、行動を起こすことが大切です。

40歳・・・約40%
41歳・・・約35%
42歳・・・約15%
43歳・・・約10%
44歳・・・約3%

妊娠の可能性は高齢になるごとに着実に減少していきます。
44歳になればわずか3%の確率しかなく、原始卵胞が残っていたとしても自然妊娠は難しい可能性もあります。
もし自然妊娠が可能だとしても、44歳ともなれば出産の体力、子育て期間のことも考えなければならず、1日でも早く妊娠して出産できる対策を取らなければなりません。

44歳で出産したとすると、子どもが20歳になるのは64歳です。
定年まじかにようやく子育てが終わることになります。
子どもが大学に行くと言ったら、定年している暇などありません。

64歳まで両親が元気でいられればそれでいいのですが、2人とも病気もしないで過ごせるとは限りません。
子育てが終わったころに自分の老後の費用をためようと思っても、高齢出産だとなかなか難しいことは考えておく必要があるでしょう。

医学的な妊活のタイムリミットは42歳ころだともいわれています。
出産割合でみても、まだ15%あるのですから不可能ではありません。
しかし、体力的なこと、費用のこと、自分の老後のことを考えると、少しギリギリといえます。

ライフ設計は人それぞれですから、44歳だろうと、45歳を妊活のタイムリミットに指定するのはかまいません。
不妊治療を経て45歳で赤ちゃんを授かる人もいるわけですから、可能性はゼロでないでしょう。
それでも将来のことを見据えた妊活は必要なのではないでしょうか。

40代妊活をまとめると

・ 卵子のもとは生まれたときから減り続ける
・ 生理の開始年数が早いと原始卵胞も減りやすい
・ 現代女性は30代後半や40代で原始卵胞がない人も
・ 卵子の老化は食い止められない
・ 40代妊活の現状を早く知るべき
・ 卵子が残っているなら体外受精に切り替える方法も

何よりも卵子がなければ妊娠はできませんから、1日でも早く現実を知り、妊活を続けることが大切です。
仕事がひと段落して子どもを作ろうと思っても、原始卵胞がなければ妊娠は不可能です。

その段階で考えられるのは、子どもをあきらめる、養子をもらうの選択肢しかありません。

卵子の老化は着実に年を追うごとに進んでしまうため、どんなに高価な妊活サプリを利用しても、筋トレをして成長ホルモンを分泌しても遅いのです。

・ 明日すぐにクリニックに行く
・ 不妊治療を専門の病院を選ぶ
・ 夫婦で話し合い、ゴールを決めておく
・ 検査結果がよくても妊活はすべき
・ 結果が悪ければ次の不妊対策に早く進む

40代ともなればタイムリミットはまじかで、あと数年しか妊娠できる可能性は残されていません。
もし本人の卵子老化割合が低かった場合でも、50代で妊娠できる可能性はかなり低いでしょう。

そのため数年でケリを付けるくらいの意気込みが必要となり、1日でも早く行動を起こさなければなりません。

40代からの妊活まとめ

最後に高齢出産の年齢で妊活をしようと思った人が、日常生活でできる工夫を紹介します。

・ 夜は早めに寝ること

夜は成長ホルモンが多く分泌され、細胞の修復をおこなっています。
寝る時間が遅い人ほど妊娠しにくいというデータもあるため、早寝早起が基本です。
仕事で難しい場合は、正社員の仕事をやめてパートにする、仕事を一切やめるなどの覚悟も必要です。

・ ストレスがない生活

ストレスが蓄積すると副腎皮質ホルモンの分泌量が増え、からだにもダメージがかかりやすくなります。
仕事が忙しく、夜遅くまで続けなければならない仕事では、当然卵子の老化も進んでしまうのです。

30代後半や40代女性は管理職についている方も多く、ストレスを取り除くといっても難しいことも多いかもしれません。

・ 夫の生活習慣も整える

妊活は夫婦一緒でやるものですから、妻1人が生活を整えても意味がありません。
夫の仕事が忙しく、帰宅は毎日深夜、外食ばかり、接待続き、このような生活では質のよい受精卵をつくることは難しくなります。

・ 冷え対策をすること

下半身を露出する服装は避け、レギンスやスパッツを履きましょう。
腹巻、レッグウォーマー、マフラーやストールなどの活用もおすすめです。

冷えているなら自分で熱を生み出す力も必要なため、下半身の筋トレも取り入れておきましょう。
オフィスのクーラーが効きすぎて寒い場合は、席の移動をすることをおすすめします。

・ 下着で締め付けるのは絶対に×

30代や40代になると体のラインが崩れてきて、補正下着を身に付ける人も増えてきます。
しかし、血行不良は卵子へも影響が出やすいため、妊活中の方はゆったりとした下着が大前提です。
補正下着は妊活中の方には向いていません。

・ 喫煙の習慣はNG

タバコを吸っていると血管が縮んでしまい血流が悪くなります。
妊活をしている人はきっぱりと禁煙をすべきです。
夫婦どちらかが喫煙者の場合も、副流煙の影響を考えて禁煙するのがベターです。

・ 電磁波による影響

現代人が避けて通れないのが、電磁波の影響です。
オフィスで使用するPC機器、1人1台持っているスマホや携帯電話。
これらからは電磁波が出ており、毎日さらされ続けると体はストレスを受けることになります。

完全に避けることは難しくても、1日のなかでスマホを使わない時間を少しだけ増やすなど対処してみましょう。

妊活のゴールを決める

「あと1年妊活を続けていれば妊娠できたかも?」
誰でもこのような悩みを持つものです。
妊活はゴールを決めるのが難しく、赤ちゃんをあきらめるきっかけがみつからないと、ずるずるとお金や時間を失ってしまいます。

国立成育医療研究センターのデータでは、2年間の不妊治療で赤ちゃんを授かった割合は、6回受けて90%だったことがわかっています。

家庭によって事情はことなるでしょうが、これをひとつの目安としてみてはどうでしょうか。

費用、介護、老後のことを考える

妊活をどこまで続けるかは、費用や介護、自分たちの老後でも考える必要があります。
不妊治療は助成金があっても、数百万円単位ですぐに出ていくのが実情です。

それが1,000万円もかかるとなると、子ども1人を育て上げるくらいの費用を失っていることになります。
もしそのときに子どもができて、子どもを大学まで上げる費用がないなら、不妊治療はあきらめるべきなのではないでしょうか。

不妊治療でお金がなくなる→子どもが授かった→子どもの学費が1,000万円必要→夫婦共働き→子育ての時間がない

このような悪循環に陥らないためにも、費用の面の計画はとても大切です。

ほかにも30代や40代になると親の介護が必要な家庭も増えていきます。
子どもに一番お金がかかる時期に、親の介護と重なったら、奥さんは働くことができません。

当然親からの資金援助もないのです。一度仕事をやめてしまった場合、女性がもう一度同じようなキャリアを築くのは大変なことのため、介護のリスクも考えておきましょう。

不妊がダメだったときの選択肢

・ 養子をもらう
・ 仕事や趣味で生きがいをみつける

自分たちのDNAが入っている子どもでなければダメなのか?子どもを育てられれば養子でもいいのか?子どもはあきらめて仕事や趣味の時間をつくるのか?それそれの家庭で、妊活がうまくいかなかったときの選択も考えておきましょう。

まとめ

高齢出産ともなる30代~40代は、妊活を考えている方も多いようです。
高齢出産となる方が子どもを希望する場合、1日でも行動を起こし、知識を取り入れることをおすすめします。
最終的にはどれが正解とはいえないため、早めに夫婦で話し合う機会を設けてみましょう。

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